フェーズ 2: 分析

分析フェーズでは、検出フェーズで収集された情報を整理することに重点を置いています。以下の推奨事項は、IT システムの既存の機能を分析するために役立つため、IT ソリューションを独立したドメインとサービスに分解できます。

主な重点領域

• 各機能の依存関係を識別して接続するビジネスマップの作成

• 機能マトリックスにあるメタデータに基づいてモダナイゼーションの機能を優先する

ステップ 1: ビジネスマップを作成する

各ドメインとサブドメインの機能および依存関係を識別して接続するビジネスマップを作成します。線を使用して依存関係を示すツリーのような階層構造を使用すると便利です。このタイプのグラフィック表現は、どの機能が最も分離されているか、または他の機能に最も接続されているかを確認するのに役立ちます。

ステップ 2: 機能マトリックスを分析する

機能マトリックスで収集したメタデータに基づいて、加重スコアリングモデルを作成します。依存関係の数が最も多く、最も複雑な機能には、より高い重み値を割り当ててください。次に、能力マトリックスのスコアリングを複数回練習して、スコアリングが主要な利害関係者からのフィードバックを正確に反映していることを確認します。

主な考慮事項

• 通常、機能の依存関係 (それに依存する他の機能の数) が最も重み付けされたスコアです。

• 各機能のトランザクションと分析レポートの要件を必ず考慮してください。

• 機能の複雑さに値を割り当てる場合は、一般的に単純なlow-to-highスケールの使用が効果的です。

• 重複する機能を探してフラグを付け、実装段階でそれらの重複を削除できるようにします。

• ビジネスマップのデータを使用して、関連する機能のセットを結合グループに移行します。

• レガシー IT システムの機能を置き換えることができる AWS マイクロサービスの事前選択は、この段階で開始できます。

注記

分析フェーズは反復的なプロセスで、複数のビジネスおよびテクノロジーのステークホルダーと実施する必要があります。