詳細見積り - AWS Pricing Calculator

詳細見積り

詳細見積りパスは、より正確な推定、見積り作成時のより柔軟なパラメータ設定、見積りの微調整を行うように設計されています。クイック見積りパスで作成する見積りよりも、Amazon EC2 のニーズと要件をより詳細に把握していることが要求されます。

詳細見積りパスは、ワークロード、データ転送コスト、追加のストレージオプションなど、一般的なインスタンス要件よりも詳細な項目を反映する必要がある場合に使用します。たとえば、月曜日にトラフィックが集中し、他の曜日のトラフィックが比較的少ない場合、このワークロードを反映した見積りが必要です。

詳細見積りパスには、以下のセクションとパラメータがあります。

オペレーティングシステム

この設定は、Amazon EC2 インスタンスの OS です。AWS Pricing Calculator では見積りを作成する際に、選択した OS と一致する Amazon マシンイメージ (AMI) を使用します。ニーズに最も合致した OS を選択します。

Linux

AWS Pricing Calculator は、標準の Linux AMI を使用して見積りを作成します。

Linux SQL

AWS Pricing Calculator は、Linux SQL AMI を使用して見積りを作成します。

Red Hat Enterprise Linux

AWS Pricing Calculator は、Red Hat Enterprise Linux AMI を使用して見積りを作成します。

SUSE Linux Enterprise Server

AWS Pricing Calculator は、SUSE Linux Enterprise AMI を使用して見積りを作成します。

Windows Server

AWS Pricing Calculator は、標準の Windows Server AMI を使用して見積りを作成します。

Windows Server Bring Your Own License

AWS Pricing Calculator は、ライセンス料金を含めずに見積りを作成します。

Windows Server with SQL Server Enterprise

AWS Pricing Calculator は、Windows Server with SQL server Enterprise AMI を使用して見積りを作成します。

Windows Server with SQL Server Standard

AWS Pricing Calculator は、Windows Server with SQL Server Standard AMI を使用して見積りを作成します。

Windows Server with SQL Server Web

AWS Pricing Calculator は、Windows Server with SQL Server Web AMI を使用して見積りを作成します。

インスタンスタイプ

AWS Pricing Calculator は、すべての利用可能なインスタンスタイプを一覧表示します。AWS Pricing Calculator の起動時にはデフォルトインスタンスタイプの t2.xlarge が選択されます。検索バーを使用して列名でインスタンスリストを絞り込むことができます。絞り込みに使用する列を選択しない場合、AWS Pricing Calculator はデフォルトで [API name (API 名)] 列を使用します。

利用可能なインスタンスタイプの料金の詳細については、「Amazon EC2 料金表」ページを参照してください。

Workload

ワークロードは、Amazon EC2 の使用状況と一致する使用パターンです。使用状況と密接に一致するワークロードを選択し、RI とオンデマンドインスタンスを最適に組み合わせて使用状況に対応することで、オンデマンドおよび未使用 RI 時間の購入数が減ります。見積りには、複数のワークロードを定義できます。

一定の使用量

このワークロードは、トラフィックのログをウェブサイトに記録したり、プロセスをバックグラウンドで実行したりするなど、安定した予測可能な負荷を持つユースケースに最適です。

日次スパイク

このワークロードは、深夜に実行される複数のジョブや早朝ニュースのスパイクなど、1 日 1 回のピークがある使用パターンに最適です。

週次スパイク

このワークロードは、週 1 回投稿するブログや週 1 回放映するテレビ番組など、週 1 回のピークがあるパターンに最適です。

月次スパイク

このワークロードは、毎月の請求、給与支払い、報告など、月 1 回のスパイクがあるトラフィックに最適です。

Pricing

AWS Pricing Calculator の詳細見積りパスは、Amazon EC2 インスタンスの料金モデルとして、コスト最適化、オンデマンド、リザーブドの 3 つを提供しています。コスト最適化は、オンデマンドインスタンスと RI を組み合わせた最も安価なオプションです。

料金モデル

料金モデルは、従量料金制のインスタンスまたは先行予約可能なインスタンスを探すかどうかを決定します。インスタンスの予約は、インスタンスの使用とは異なります。

コスト最適化

料金モデルのデフォルト値はコスト最適化です。AWS Pricing Calculator でコスト最適化をデフォルト値として使用する理由は、オンデマンドインスタンスと RI 間のバランスをもたらすためです。つまり、AWS Pricing Calculator では、必要以上の RI 時間を購入することなく、RI でカバーされないピークトラフィック期間にも対応できるような見積りを作成しようとします。AWS Pricing Calculator は、オンデマンドインスタンスとリザーブドインスタンスの使用率と価格の間の損益分岐点を決定することによってこれを行います。たとえば、RI で 33% の割引が得られる場合、67% 未満の利用率の RI は十分に活用されないため、オンデマンドインスタンスの方が費用対効果が高くなります。

たとえば、日々のトラフィックに対応するには 2 つの RI のみで十分ですが、週 1 回 4 つのインスタンスを必要とするトラフィック期間があるとします。この場合、AWS Pricing Calculator では、週全体にわたって使用する 2 つのインスタンスを購入し、ピークトラフィックにはオンデマンドインスタンスで対応するという見積りを作成します。これにより、通常のトラフィックには RI 割引を利用できます。さらに 2 つのリザーブドインスタンスを追加した場合は、ほとんど使用されることなく料金だけを支払うことになりますが、これを避けることができます。

オンデマンド

オンデマンドインスタンスでは、長期間の契約なしに、時間単位または秒単位 (最小は 60 秒) で、インスタンスのコンピューティング性能に対して支払うことができます。つまり、あまり使用しないインスタンスの計画、購入、維持は不要です。

たとえば、友だちにプログラムをデモするとします。プログラムを長く実行する必要はありませんが、ローカルコンピュータでは負荷を処理できません。この場合、オンデマンドインスタンスを使用してプログラムを実演できます。ただし、終了後はサーバーに対する支払いを心配する必要がありません。

リザーブド

RI は、オンデマンドインスタンスの料金から割引された料金となり、1 年または 3 年の契約で購入できます。RI のタイプに応じて、アベイラビリティーゾーン、インスタンスサイズ、およびネットワークタイプ、インスタンスファミリー、オペレーティングシステム、テナンシーを変更できます。これにより、長期間使用するインスタンスの支払い額を削減できます。

たとえば、ウェブサイトを運営するとします。ウェブサイトがダウンすることはほとんどなく、サーバーは常に実行されます。この場合は、予約を購入し、RI でウェブサイトを運営できます。

専有

ハードウェア専有インスタンスは、オンデマンドインスタンスとリザーブドインスタンスで利用できます。時間単位の通常使用料と時間単位のリージョン料金を支払います。ハードウェア専有インスタンスは、一人のお客様専用のハードウェアの VPC で実行されます。ハードウェア専有インスタンスは、他の AWS アカウントに属するインスタンスとは、ホストハードウェアレベルで物理的に分離されています。

たとえば、サーバーにバインドされたソフトウェアライセンスでサーバーを実行するとします。ハードウェア専有インスタンスでは、ライセンスを特定のインスタンスにバインドして、企業のコンプライアンスや規制の要件を満たすことができます。

契約条件

RI の購入時に、RI の期間全体に対して一括前払い、月払い、またはこの 2 つのオプションの組み合わせで支払うことに同意します。契約期間は 1 年または 3 年です。一括前払いは、1 度に支払う額は大きくても、全体としては安上がりです。月払いでは、複数の請求期間に料金を分散させることができます。

契約なし

「契約なし」とは、RI の代わりにオンデマンドインスタンスを使用することを意味します。前払い料金や月払い料金はなく、使用した分のみを支払います。ただし、RI を購入した場合の割引料金の代わりに、全額を支払うことになります。

1 年前払いなし

1 年前払いなしの条件では、1 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金はありませんが、月次料金を支払います。

1 年一部前払い

1 年の一部前払い条件では、1 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金を支払い、月次料金も支払います。つまり、前払い料金は前払いなし条件よりも高くなりますが、月次料金は低くなり、前払いなし RI よりも全体の支払い料金が低くなります。

1 年前払いなし - コンバーティブルリザーブドインスタンス

1 年前払いなしの条件では、1 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金はありませんが、月次料金を支払います。コンバーティブル RI の場合、RI 契約期間にわたってコンバーティブル RI のインスタンスファミリー、オペレーティングシステム、またはテナンシーを変更できます。

1 年一部前払い - コンバーティブルリザーブドインスタンス

1 年の一部前払い条件では、1 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金を支払い、月次料金も支払います。つまり、前払い料金は前払いなし条件よりも高くなりますが、月次料金は低くなり、前払いなし RI よりも全体の支払い料金が低くなります。コンバーティブル RI の場合、RI 契約期間にわたってコンバーティブル RI のインスタンスファミリー、オペレーティングシステム、またはテナンシーを変更できます。

1 年全額前払い - コンバーティブルリザーブドインスタンス

1 年全額前払い条件では、1 年間 RI を購入することに同意します。月次料金はありません。RI の購入時に全額を支払います。コンバーティブル RI の場合、RI 契約期間にわたってコンバーティブル RI のインスタンスファミリー、オペレーティングシステム、またはテナンシーを変更できます。

3 年前払いなし

3 年前払いなしの条件では、3 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金はありませんが、月次料金を支払います。

3 年一部前払い

3 年の一部前払い条件では、3 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金を支払い、月次料金も支払います。つまり、前払い料金は前払いなし条件よりも高くなりますが、月次料金は低くなり、前払いなし RI よりも全体の支払い料金が低くなります。

3 年全額前払い

3 年全額前払い条件では、3 年間 RI を購入することに同意します。月次料金はありません。RI の購入時に全額を支払います。

3 年前払いなし - コンバーティブルリザーブドインスタンス

3 年前払いなしの条件では、3 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金はありませんが、月次料金を支払います。コンバーティブル RI の場合、RI 契約期間にわたってコンバーティブル RI のインスタンスファミリー、オペレーティングシステム、またはテナンシーを変更できます。

3 年一部前払い - コンバーティブルリザーブドインスタンス

3 年の一部前払い条件では、3 年間 RI を購入することに同意します。前払い料金を支払い、月次料金も支払います。つまり、前払い料金は前払いなし条件よりも高くなりますが、月次料金は低くなり、前払いなし RI よりも全体の支払い料金が低くなります。コンバーティブル RI の場合、RI 契約期間にわたってコンバーティブル RI のインスタンスファミリー、オペレーティングシステム、またはテナンシーを変更できます。

3 年全額前払い - コンバーティブルリザーブドインスタンス

3 年全額前払い条件では、3 年間 RI を購入することに同意します。月次料金はありません。RI の購入時に全額を支払います。コンバーティブル RI の場合、RI 契約期間にわたってコンバーティブル RI のインスタンスファミリー、オペレーティングシステム、またはテナンシーを変更できます。

データ転送

Amazon EC2 との間でデータを転送することで追加の料金が発生する場合があります。毎月のデータのアップロード/ダウンロード量を推定できる場合は、これらのコストを見積りに追加できます。詳細については、「オンデマンド料金」ページの「データ転送」セクションを参照してください。

メモリ (ブロックストレージ)

インスタンスにアタッチされているストレージの見積りや、インスタンスのスナップショットの見積りを追加できます。ストレージをインスタンスにアタッチすると、インスタンスでのデータベースの実行、ログの保存、またはブートボリュームの作成を行うことができます。スナップショットでは、データのバックアップをインスタンスに作成し、通常のスナップショットの見積りをメインの見積りに追加できます。

Amazon EBS の見積りの作成

ポイントインタイムスナップショットを作成することで、Amazon EBS ボリューム上のデータを、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) にバックアップできます。スナップショットは増分バックアップです。つまり、最後にスナップショットを作成した時点から、デバイスで変更されたブロックだけが保存されます。これにより、スナップショットを作成するのに要する時間が最小限に抑えられ、データを複製しないことで、ストレージコストが節約されます。スナップショットを削除すると、そのスナップショットに固有のデータだけが削除されます。各スナップショットには、(スナップショットを作成した瞬間からの) データを新しい Amazon EBS ボリュームに復元するために必要な情報がすべて含まれます。

スナップショットの合計コストは、最初のスナップショットに増分スナップショットを加算したコストになります。AWS Pricing Calculator では、AWS Step Functions と Amazon CloudWatch を使用して毎月の自動スナップショット保持期間を作成する (つまり、スナップショットは毎月置き換えられる) ものとして料金を計算します。

Amazon EBS の料金の計算

スナップショットは、特定の頻度 (月次単位、週次単位、日次単位、時間単位) で保存されます。したがって、1 か月間の各増分スナップショットの保持期間は時間が経過するほど短くなります。AWS Pricing Calculator は、選択されたサービスの料金を月次単位で推定しようとします。

スナップショットの料金には、最初のスナップショットと増分スナップショットが反映されます。

週次の増分 Amazon EBS 料金の計算

AWS Pricing Calculator は、7〜30 個の異なるデータポイントを使用して特定の増分スナップショットの推定額を計算します。スナップショットの作成頻度が週次で保持レートが月次である場合、このスナップショットの月次計算には次の数式が使用されます。

この数式を実際の例で使用してみましょう。スナップショットストレージの場合、頻度として週次を指定し、ストレージ容量を 30 GB に変更します。各スナップショットストレージの料金は 0.05 USD/GB です。

スナップショットのサイズ 保持期間 料金計算式 スナップショットの料金

週 1 のスナップショット

30 GB

3 週間

30 x 0.0375 USD [0.05 USD x ¾]

1.125 USD

週 2 のスナップショット

30 GB

2 週間

30 x 0.025 USD [0.05 USD x ½]

0.75 USD

週 3 のスナップショット

30 GB

1 週間

30 x 0.0125 USD [0.05 USD x ¼]

0.375 USD

これら 3 つの増分スナップショットの合計月次料金は、保持期間を考慮に入れて、2.25 USD となります。

これに対して、保持期間を考慮に入れない場合のスナップショットの計算は、各スナップショットが全保持期間にわたって保存した場合と同じになります。この場合は、次の数式で計算できます。

前と同じ例を使用しますが、保持期間は考慮に入れません。スナップショットストレージの場合、頻度として週次を指定し、ストレージ容量を 30 GB に変更します。各スナップショットストレージの料金は 0.05 USD/GB です。

スナップショットのサイズ 保持期間 料金計算式 スナップショットの料金

週 1 のスナップショット

30 GB

考慮しない

30 x 0.05 USD

1.50 USD

週 2 のスナップショット

30 GB

考慮しない

30 x 0.05 USD

1.50 USD

週 3 のスナップショット

30 GB

考慮しない

30 x 0.05 USD

1.50 USD

この場合、これら 3 つの増分スナップショットの合計月次料金は、保持期間を考慮に入れないと、4.50 USD となります。

つまり、保持期間を考慮に入れたスナップショットの料金は、保持期間を考慮に入れないスナップショットの料金より 50% 安くなります。