クロスリージョンでのデータ共有でコスト管理を行う - Amazon Redshift

クロスリージョンでのデータ共有でコスト管理を行う

Amazon Redshift では、リージョン間で転送されるデータの量を制限するようにデータ共有を設定することで、AWS リージョン間のデータ共有のコスト制御を管理できます。リージョン間のデータ共有のコストコントロールを管理することで、データ転送制限の設定、データ転送使用状況のモニタリング、および制限に近づいたときまたは超えたときの通知の受信を行うことができます。

別のリージョンのデータを使用する場合、コンシューマーはプロデューサーリージョンからコンシューマーリージョンへのクロスリージョンのデータ転送料を負担します。データ転送の料金は、リージョンによって異なります。この料金は、正常に実行されたクエリごとに、スキャンされたデータのバイト数に基づき決定します。Amazon Redshift 料金の詳細については、Amazon Redshift の料金を参照してください。

このバイト数は、次のメガバイトに切り上げられて課金され、各クエリにつき 10MB の最小数が適用されます。クエリの使用量に関するコストコントロールを設定すると、クラスター上で転送されるデータ量をクエリごとに表示できます。

クロスリージョンでのデータ共有の使用状況と、それに関連するコストをモニタリングし制御するには、日単位、週単位、月単位の使用制限を作成します。使用量がそれらの制限に達した場合に Amazon Redshift が自動的に実行するアクションを定義することで、予算の予測性を維持できます。Amazon Redshift の使用制限の詳細については、「Amazon Redshift での使用制限の管理」を参照してください。

Amazon Redshift が実行するアクションは、設定した使用制限に応じて、システムテーブル対するイベントのログ記録、Amazon SNS を使用しての管理者に対する CloudWatch アラームと通知の送信、そして、他の用途のためのクロスリージョンデータ共有の無効化が行えます。アクションの詳細については、「Amazon Redshift での使用制限の管理」を参照してください。

Amazon Redshift コンソールで使用制限を作成するには、ご使用のクラスターの [Actions] (アクション) から [Configure usage limit] (使用制限の設定) を選択します。[Cluster performance] (クラスターのパフォーマンス) タブ、または [Monitoring] (モニタリング) タブから CloudWatch メトリクスを自動生成すると、使用状況の傾向をモニタリングしたり、定義された制限を使用状況が超える場合にアラートを送信させたりできます。また、AWS CLIまたは Amazon Redshift API オペレーションにより、プログラム的に使用制限の作成、変更、および削除が実行できます。詳細については、「Amazon Redshift での使用制限の管理」を参照してください。