ユーザー - Amazon Redshift

ユーザー

データベースユーザーの作成および管理は、Amazon Redshift SQL コマンドの CREATE USER および ALTER USER により行えます。また、Amazon Redshift での JDBC または ODBC 用カスタムドライバーを使用すると、SQL クライアントを設定できます。これらのドライバーは、データベースのログオンプロセスの一部として、データベースユーザーや仮パスワードを作成するプロセスを実行します。

ドライバーは AWS Identity and Access Management (IAM) 認証に基づいてデータベースユーザーを認証します。既に AWS の外部でユーザー ID を管理している場合、Security Assertion Markup Language (SAML) 2.0 に準拠した ID プロバイダー (IdP) を使用して、Amazon Redshift リソースへのアクセスを管理できます。IAM ロールを使用して IdP と AWS の設定を行い、フェデレーションユーザーが一時データベース認証情報を生成して、Amazon Redshift データベースにログオンすることを許可します。詳細については、「IAM 認証を使用したデータベースユーザー認証情報の生成」を参照してください。

Amazon Redshift ユーザーを作成および削除できるのは、データベーススーパーユーザーのみです。Amazon Redshift にログオンしようとするユーザーに対しては、認証が行われます。ユーザーは、データベースやデータベースオブジェクト (例えばテーブルなど) を所有できます。また、これらのオブジェクトに対するアクセス許可を、他のユーザーやグループおよびスキーマに付与することで、各オブジェクトにアクセスできるユーザーを管理します。CREATE DATABASE 権限を持つユーザーは、データベースを作成し、それらのデータベースに許可を付与できます。スーパーユーザーは、すべてのデータベースに対し、データベース所有者と同じアクセス許可を保持します。

ユーザーの作成、変更、および削除

データベースユーザーは、データウェアハウスクラスター全体にわたって (データベースごとではなく) グローバルです。

  • ユーザーを作成するには、CREATE USER コマンドを使用します。

  • スーパーユーザーを作成するには、CREATEUSER オプションを指定しながら CREATE USER コマンドを使用します。

  • 既存のユーザーを削除するには、DROP USER コマンドを使用します。

  • ユーザーを変更する (例: パスワードを変更する) には、ALTER USER コマンドを使用します。

  • ユーザーのリストを表示するには、PG_USER カタログテーブルに対しクエリを実行します。

    select * from pg_user; usename | usesysid | usecreatedb | usesuper | usecatupd | passwd | valuntil | useconfig ------------+----------+-------------+----------+-----------+----------+----------+----------- rdsdb | 1 | t | t | t | ******** | | masteruser | 100 | t | t | f | ******** | | dwuser | 101 | f | f | f | ******** | | simpleuser | 102 | f | f | f | ******** | | poweruser | 103 | f | t | f | ******** | | dbuser | 104 | t | f | f | ******** | | (6 rows)