Amazon SES から受け取った E メールに関する問題

このセクションでは、Amazon SES から送信された E メールを受信するときに発生する可能性がある一般的な問題について説明します。

E メールクライアントでは、E メールのソースとして「amazonses.com 経由で送信されました」と表示されます

一部のメールクライアントでは、送信者のドメインが E メールの送信元のドメイン (この場合は amazonses.com) と一致しない場合、「via」ドメインが表示されます。詳細については、Gmail サポートウェブサイトの 「送信者の名前の横にあるその他の情報」を参照してください。または、ドメインキーアイデンティファイドメール (DKIM) を設定することもできます。DKIM を使用してメールを認証する場合、通常、E メールクライアントには "via" ドメインが表示されません。これは、DKIM の署名には、送信元として示されているドメインがメールの送信元として示されるためです。DKIM の設定の詳細については、「Amazon SES における DKIM を使った E メールの認証」を参照してください。

注記

SES ユーザーからスパムやその他の未承諾メッセージを受信した場合は、E メールクライアントのスパム報告ツールを使用し、[お問い合わせ] に一覧表示されている、SES メールの不正使用を報告する手順に従ってください。

メッセージに文字化けまたは意味のない文字が含まれています

メッセージに ASCII 文字セットに含まれていない文字 (アクセント付きラテン文字、中国文字、アラビア文字など) が含まれている場合は、HTML 文字エンコーディングを使用してこれらの文字をエンコードする必要があります。ウェブベースのツールを使用して、E メール内の文字をエンコードできます。たとえば、Email On Acid ウェブサイトの HTML 文字コンバーター など。

または、MIME メッセージを自分で組み立てることもできます。MIME メッセージでは、メッセージに UTF-8 エンコーディングを使用するように指定できます。UTF-8 エンコーディングを使用する場合、非 ASCII 文字をメッセージに直接使用できます。MIME メッセージの作成が完了したら、SendRawEmail API または SendMail API v2を使用して送信できます。

この問題の一般的な原因の 1 つは、Microsoft Word のスマート引用符機能です。Word からコンテンツを頻繁にコピーして E メールに貼り付ける場合は、この問題が発生する可能性があります。スマート引用符機能は、ストレート引用文字 (「...」) を中引用符文字 (「...」) に置き換えます。中引用符文字は標準 ASCII 文字ではありません。その結果、一部の E メールクライアントでは「??」として表記されます。あるいは「“」などの文字群として表記されます。この問題を解決するには、Word でスマート引用符機能を無効にすることができます。または、前の段落の SendRawEmail ソリューションを使用することもできます。この機能を無効にする方法については、Microsoft Office サポートウェブサイトの「Word のスマート引用符」を参照してください。