AWS Snowball
ユーザーガイド

このガイドは、Snowball (50 TB または 80 TB のストレージ容量) を対象としています。Snowball Edge のドキュメントをお探しの場合は、「AWS Snowball Edge 開発者ガイド」を参照してください。

snowball cp コマンドの構文

Snowball クライアント の snowball cp コマンドを使ったデータのコピーでは、Linux の cp コマンドに似た構文を使用します。ただし、重要な相違点がいくつかあります。以下のトピックでは、snowball cp コマンドで使用する構文のリファレンスをご紹介します。Snowball. との間でデータのコピーを行う場合は、この構文に従わないと予期しない結果につながる可能性があります。

データをコピーするときは、次の例のように、必ず送信元パスと送信先パスを定義します。

snowball cp [source path] [destination path]

ディレクトリをコピーする際、送信元ディレクトリのコンテンツもコピーする場合は、-r オプションを使用してコンテンツを再帰的にコピーします。

ファイルをコピーするための構文

  • 末尾のスラッシュがない、存在しない送信先にファイルをコピーする – 送信元ファイルを送信先の新しいファイルにコピーします。

    snowball cp /tmp/file1 s3://bucket-name/dir1/file2

    前の例では、送信元ファイルである file1 が file2 という新しいファイル名で Snowball にコピーされます。

  • 末尾のスラッシュがある、存在しない送信先にファイルをコピーする – 送信先に新しいディレクトリを作成し、ファイルをその新しいディレクトリにコピーします。

    snowball cp /tmp/file3 s3://bucket-name/dir2/

    前の例では、このコマンドが実行されるまで dir2 ディレクトリは存在しません。この例の dir2/ には末尾のスラッシュがあるため、dir2 はディレクトリとして作成され、Snowball における file3 のパスは s3://bucket-name/dir2/file3 となります。

  • 送信先の既存のファイルにファイルをコピーする – 既存の送信先ファイルを上書きする -f オプションを指定しないと、失敗します。

    snowball cp -f /tmp/file4 s3://bucket-name/dir3/file5

    前の例では、コマンドが実行される前に送信先ファイル file5 がすでに存在しています。このコマンドを -f オプションと共に実行すると、file5 が file4 のコンテンツで上書きされ、送信先パスは s3://bucket-name/dir3/file5 となります。

  • 既存の送信先ディレクトリにファイルをコピーする – ファイルを既存の送信先ディレクトリにコピーします。

    snowball cp /tmp/file6 s3://bucket-name/dir4/

    前の例では、file6 が s3://bucket-name/dir4/ にコピーされます。

    注記

    file6 が s3://bucket-name/dir4/ にすでに存在する場合は、このコマンドを実行すると、失敗します。snowball cp コマンドと -f オプションを使い、送信先の file6 が送信元の file6 で上書きされるように強制することができます。

  • 末尾のスラッシュあり/なしで Snowball 上のバケットにファイルをコピーする – ファイルを、Amazon S3 の名前を共有する Snowball 上のルートレベルディレクトリにコピーします。

    snowball cp /tmp/file7 s3://bucket-name

    前の例では、file7 が s3://bucket-name/file7 にコピーされます。

    注記

    file7 が s3://bucket-name にすでに存在する場合は、このコマンドを実行すると、失敗します。snowball cp コマンドと -f オプションを使い、送信先の file7 が送信元の file7 で上書きされるように強制することができます。

ディレクトリをコピーするための構文

  • 末尾のスラッシュがある/ない新しい送信先にディレクトリをコピーする – 送信元パスと送信先パスを指定します。

    snowball cp -r /tmp/dir1 s3://bucket-name/dir2/
    snowball cp -r /tmp/dir1 s3://bucket-name/dir2

    前の例では、どちらも結果は同じです。どちらの場合も、dir2 という新しいディレクトリが作成され、dir1 のコンテンツが再帰的にコピーされます。

  • 既存の送信先ディレクトリにディレクトリをコピーする – 送信元ディレクトリのコンテンツのうち、一意のものだけが送信先ディレクトリにコピーされます。すべてコピーするときは、snowball cp コマンドと -f オプションを使用し、送信先ディレクトリ全体が上書きされるようにします。

    snowball cp -r /tmp/dir3 s3://bucket-name/dir4/

    前の例では、送信元ディレクトリの一意のコンテンツのみが、送信先ディレクトリの dir4 にコピーされます。

    snowball cp -r -f /tmp/dir3 s3://bucket-name/dir4/

    前の例では、送信先ディレクトリ dir4 が送信元ディレクトリ dir3 のコンテンツで上書きされます。

  • 既存の送信先ファイルにディレクトリをコピーする – このオペレーションは、snowball cp コマンドと -f オプションを使用しない限り、失敗します。このコマンドとオプションを併用すると、送信先ファイルが同名の送信元ディレクトリのコピーで上書きされるため、オペレーションが成功します。

    snowball cp -r -f /tmp/dir5 s3://bucket-name/dir6

    前の例で、Snowball 上の dir6は実際にはファイルです。送信元の dir5 はディレクトリであるため、通常はこのコマンドは失敗します。ただし、-f を使用しているため、ファイル dir6 が強制的にディレクトリとなり、送信元の dir5 のコンテンツで上書きされます。

  • Snowball 上のバケットにディレクトリをコピーする – 送信先パスでバケット名を指定します。

    snowball cp -r /tmp/dir7 s3://bucket-name/

    注記

    dir7 が s3://bucket-name にすでに存在する状態でこのコマンドを実行すると、送信元ディレクトリの一意のコンテンツが送信先ディレクトリにコピーされます。snowball cp コマンドと -f オプションを使い、送信先の dir7 が送信元の dir7 で上書きされるように強制することができます。