アーキテクチャの概要
このセクションでは、このソリューションで導入されるコンポーネントのリファレンス実装のアーキテクチャ図を示します。
アーキテクチャ図
デフォルトソリューションをデプロイすると、AWS クラウドに以下のサーバーレス環境が構築されます。
AWS での Cloud Migration Factory アーキテクチャ図

ソリューションの AWS CloudFormation テンプレートが、企業のサーバー移行を支援するために必要な AWS サービスを起動します。
注記
AWS での Cloud Migration Factory ソリューションは、移行自動化サーバーを使用していますが、そのサーバーは AWS CloudFormation デプロイの一部ではありません。サーバーを手動で構築する方法の詳細については、「移行自動化サーバーの構築」を参照してください。
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Amazon API Gateway
は、Rest API を通じて移行自動化サーバーから移行リクエストを受け取ります。 -
AWS Lambda
関数は、ウェブインターフェイスへのログイン、移行の管理に必要な管理機能の実行、および移行プロセスの自動化のためのサードパーティー API への接続に必要なサービスを提供します。 -
user
Lambda 関数は、移行メタデータを Amazon DynamoDBテーブルに取り込みます。標準 HTTP ステータスコードは、API Gateway から Rest API を通じて返されます。Amazon Cognito ユーザープールはウェブインターフェイスと Rest API へのユーザー認証に使用され、オプションで外部の Security Assertion Markup Language (SAML) ID プロバイダーに対して認証するように設定できます。 -
tools
Lambda 関数は、外部 Rest API を処理し、AWS 移行のために AWS Application Migration Service (AWS MGN)などの外部ツール関数を呼び出します。 tools
Lambda 関数は、EC2 インスタンスの起動のために Amazon EC2を呼び出し、AWS Systems Manager を呼び出して、移行自動化サーバー上で自動化スクリプトを実行します。
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Amazon DynamoDB に保存されている移行メタデータは AWS MGN API にルーティングされ、リホスト移行ジョブを開始し、サーバーを起動します。移行パターンが EC2 へのリプラットフォームであれば、
tools
Lambda 関数はターゲット AWS アカウントで CloudFormation テンプレートを起動して Amazon EC2 インスタンスを起動します。 -
すべての通知は通知イベントバスに送信されます。イベントブリッジルールは、UI 通知を UI 通知 Lambda にルーティングし、E メール通知を E メール通知 Lambda にルーティングするように設定されています。E メール通知 Lambda は Amazon SNS を使用して E メール通知を発行します。
オプションの移行トラッカー
このソリューションでは、移行の進行状況を追跡するオプションの移行追跡コンポーネントもデプロイします。
オプションの移行トラッカーのコンポーネント

CloudFormation テンプレートが AWS Glue
このオプションコンポーネントは、CloudFormation テンプレートの [トラッカー] パラメータによって管理されます。このオプションはデフォルトでアクティブ化されていますが、トラッカー パラメータを false
に変更することで非アクティブ化できます。