AWS Storage Gateway
ユーザーガイド (API バージョン 2013-06-30)

Amazon EC2 ゲートウェイ問題のトラブルシューティング

以下のセクションでは、Amazon EC2 にデプロイされているゲートウェイを操作しているときに遭遇する可能性がある典型的な問題を取扱います。オンプレミスのゲートウェイと、Amazon EC2 にデプロイされているゲートウェイとの違いの詳細については、「Amazon EC2 ホストにボリュームまたはテープゲートウェイをデプロイする」を参照してください。

少し時間が経ってもゲートウェイのアクティベーションが実行されない

Amazon EC2 コンソールで次を確認します。

  • インスタンスに関連付けられているセキュリティグループでポート 80 が有効になっています。セキュリティグループルールの追加に関する詳細ついては、Linux インスタンス用 Amazon EC2 ユーザーガイドの「セキュリティグループへのルールの追加」を参照してください。

  • ゲートウェイインスタンスに実行中の印が付いています。Amazon EC2 コンソールで、インスタンスの [状態] 値が [実行中] になっている必要があります。

  • Amazon EC2 インスタンスタイプが「ストレージの要件」で説明する最低要件を満たしているを確認します。

問題を修正したら、ゲートウェイのアクティベーションを再試行します。これを行うには、AWS Storage Gateway コンソールで [Deploy a new Gateway on Amazon EC2] を選択し、インスタンスの IP アドレスを再入力します。

インスタンスリストに EC2 ゲートウェイインスタンスがありません。

インスタンスにリソースタグを指定せずに多くのインスタンスを実行中の場合は、起動したインスタンスの判断が困難になることがあります。この場合、ゲートウェイインスタンスを見つけるために、次のアクションを実行できます。

  • インスタンスの [Description (説明)] タブで、Amazon マシンイメージ (AMI) の名前を確認します。AWS Storage Gateway AMI を基礎とするインスタンスは、「aws-storage-gateway-ami」というテキストで始まります。

  • AWS Storage Gateway AMI を基礎とするインスタンスが複数ある場合、インスタンスの起動時間を確認してインスタンスを見分けます。

Amazon EBS ボリュームを作成したが、EC2 ゲートウェイインスタンスにアタッチできない

問題の Amazon EBS ボリュームがゲートウェイインスタンスと同じアベイラビリティーゾーンにあることを確認します。アベイラビリティーゾーンが異なる場合、インスタンスと同じアベイラビリティーゾーンで新しい Amazon EBS ボリュームを作成します。

EC2 ゲートウェイのボリュームターゲットにイニシエータをアタッチできない

iSCSI アクセスに使用しているポートを許可するルールが、インスタンスを起動したセキュリティグループに含まれていることを確認します。通常、ポートは 3260 に設定されています。ボリュームへの接続の詳細については、「ボリュームの Windows クライアントへの接続」を参照してください。

ストレージボリュームを追加するときに、利用可能なディスクがないというメッセージが表示される

新しくアクティベートしたゲートウェイには、ボリュームストレージが定義されていません。ボリュームストレージを定義するには、アップロードバッファおよびキャッシュストレージとして使用するために、先にゲートウェイにローカルディスクを割り当てる必要があります。Amazon EC2 にデプロイされているゲートウェイについては、ローカルディスクはインスタンスに取り付けられている Amazon EBS ボリュームになります。このエラーメッセージはおそらく、インスタンスに Amazon EBS ボリュームが定義されていないために発生します。

ゲートウェイを実行しているインスタンスに定義されているブロックデバイスを確認します。ブロックデバイスが 2 つだけ (AMI に付属するデフォルトデバイス) の場合、ストレージを追加してください。その設定方法の詳細については、「Amazon EC2 ホストにボリュームまたはテープゲートウェイをデプロイする」を参照してください。2 つ以上の Amazon EBS ボリュームを取り付けたら、ゲートウェイにボリュームストレージを作成してみます。

アップロードバッファ領域を削減するために、アップロードバッファ領域としてのディスクの割り当てを削除する

割り当てるアップロードバッファのサイズの決定 の手順を行います。

EC2 ゲートウェイとの間のスループットがゼロに低下する

ゲートウェイインスタンスが実行中であることを確認します。たとえば、再起動に起因してインスタンスが起動中の場合、インスタンスが再開するのを待ちます。

また、ゲートウェイ IP が変更されていないことを確認します。インスタンスを停止し、再開した場合、インスタンスの IP アドレスが変わっている可能性があります。その場合、新しいゲートウェイをアクティブ化する必要があります。

Amazon CloudWatch コンソールからゲートウェイと AWS の間のスループットを表示できます。ゲートウェイと AWS の間のスループットを計測する方法については、「ゲートウェイと AWS の間のパフォーマンスの測定」を参照してください。

ファイルゲートウェイが C4 あるいは M4 の代わりに C5 あるいは M5 EC2 インスタンスタイプを使用するようにしたい

次の作業を行います。

  1. c5 あるいは m5 Amazon EC2 AMI を使用して、新しいファイルゲートウェイを作成します。

  2. 新しいゲートウェイでファイル共有を作成し、Amazon S3 バケットを示すように設定します。

  3. 新しいファイル共有をクライアントにマウントします。

  4. c4 あるいは m4 EC2 AMI を使用するファイルゲートウェイがすべてのデータを S3 にアップロードしたこと (CachePercentDirty 値が 0 であること) を確認します。

  5. c4 あるいは m4 AMI を使用するファイルゲートウェイをシャットダウンし、必要がなくなったゲートウェイを削除します。

インスタンスタイプの要件の詳細については、「ハードウェアおよびストレージの要件」を参照してください。

警告

Amazon EC2 インスタンスの Elastic IP アドレスは、ターゲットアドレスとして使用できません。

EC2 ゲートウェイのトラブルシューティングに AWS サポートを役立てたい

AWS Storage Gateway には、いくつかのメンテナンスタスクの実行に使用できるローカルコンソールが用意されています。これらのタスクには、ゲートウェイに関する問題のトラブルシューティングを支援するための、AWS サポートによるお客様のゲートウェイへのアクセスが含まれます。デフォルトでは、AWS サポートによるお客様のゲートウェイへのアクセスは無効化されています。このアクセスは、Amazon EC2 ローカルコンソールを通じて有効にします。Amazon EC2 ローカルコンソールは、Secure Shell (SSH) を使用してログインします。SSH を使用して正常にログインするために、インスタンスのセキュリティグループには、TCP ポート 22 を開くルールが必要です。

注記

既存のセキュリティグループに新しいルールを追加すると、新しいルールが、そのセキュリティグループを使用するすべてのインスタンスに適用されます。セキュリティグループに関する情報とセキュリティグループルールの追加方法に関する詳細は、Amazon EC2 ユーザーガイドの「Amazon EC2 セキュリティグループ」を参照してください。

AWS サポートがゲートウェイに接続できるようにするには、最初に Amazon EC2 インスタンスのローカルコンソールにログインし、ストレージゲートウェイのコンソールに移動してから、アクセス許可を付与します。

Amazon EC2 インスタンスにデプロイされているゲートウェイへの AWS サポートアクセスを有効にするには

  1. Amazon EC2 インスタンスのローカルコンソールにログインします。手順については、Amazon EC2 ユーザーガイドの「インスタンスへの接続」を参照してください。

    次のコマンドを使用して、EC2 インスタンスのローカルコンソールにログインできます。

    ssh –i PRIVATE-KEY admin@INSTANCE-PUBLIC-DNS-NAME

    注記

    PRIVATE-KEY は、Amazon EC2 インスタンスを起動するために使用した EC2 キーペアのプライベート証明書を含む .pem ファイルです。詳細については、Amazon EC2 ユーザーガイドの「キーペアのパブリックキーを取得する」を参照してください。

    INSTANCE-PUBLIC-DNS-NAME は、ゲートウェイが実行中の Amazon EC2 インスタンスのパブリックドメインネームシステム(DNS)です。このパブリック DNS 名を取得するには、EC2 コンソールで Amazon EC2 インスタンスを選択して、[説明] タブをクリックします。

    ローカルコンソールは次のようになっています。

  2. プロンプトで「3」と入力して AWS Storage Gateway コンソールを開きます。

  3. h」と入力して [AVAILABLE COMMANDS] ウィンドウを開きます。

    • ゲートウェイでパブリックエンドポイントを使用している場合は、[AVAILABLE COMMANDS] ウィンドウに「open-support-channel」と入力して、AWS Storage Gateway のカスタマーサポートに接続します。TCP ポート 22 に AWS へのチャネルのサポートの開始を許可する必要があります。カスタマーサポートに接続する際、Storage Gateway はサポート番号を割り当てます。サポート番号を書き留めます。

    • ゲートウェイで VPC エンドポイントを使用している場合は、[AVAILABLE COMMANDS] ウィンドウに「open-support-channel」と入力します。ゲートウェイがアクティブ化されていない場合は、VPC エンドポイントまたは IP アドレスを入力して、AWS Storage Gateway のカスタマーサポートに接続します。TCP ポート 22 に AWS へのチャネルのサポートの開始を許可する必要があります。カスタマーサポートに接続する際、Storage Gateway はサポート番号を割り当てます。サポート番号を書き留めます。

    注記

    チャネル番号は Transmission Control Protocol/User Datagram Protocol (TCP/UDP) ポート番号ではありません。代わりに、ゲートウェイが Storage Gateway サーバーへの Secure Shell (SSH) (TCP 22) 接続を作成し接続のサポートチャネルを提供します。

  4. サポートチャネルが確立されたら、AWS サポートにサポートサービス番号を指定し、AWS サポートがトラブルシューティングの支援を提供できるようにします。

  5. サポートセッションが完了したら、「q」と入力してセッションを終了します。

  6. exit」と入力して AWS Storage Gateway コンソールを終了します。

  7. コンソールメニューに従って AWS Storage Gateway インスタンスからログアウトします。