OPS02-BP02 プロセスと手順には特定の所有者が存在する - AWS Well-Architected Framework

OPS02-BP02 プロセスと手順には特定の所有者が存在する

個々のプロセスと手順の定義を誰が所有しているか、特定のプロセスと手順が使用されている理由、およびその所有権が存在する理由を理解します。特定のプロセスと手順が使用される理由を理解することで、改善の機会を特定できます。

このベストプラクティスを確立するメリット: 所有権を理解すると、改善の承認者、改善を実装する者、またはその両方がわかります。

このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:

実装のガイダンス

  • プロセスや手順には、その定義に責任を持つ所有者が存在する: お客様の環境で使用されているプロセスや手順、およびその定義に責任を持つ個人またはチームを把握します。

    • プロセスと手順の特定: ワークロードのサポートにおいて実施される運用アクティビティを特定します。これらのアクティビティを検出可能な場所に文書化します。

    • プロセスまたは手順の定義の所有者の定義: アクティビティの仕様に責任を有する個人またはチームを一意に特定します。当該個人またはチームは、適切なアクセス許可、アクセス、およびツールを持つ適切なスキルを持つチームメンバーが正常に実行できるようにする責任があります。そのアクティビティの実行に問題がある場合、アクティビティの改善に必要となる詳細なフィードバックを提供する責任はそのチームメンバーにあります。

    • アクティビティアーティファクトのメタデータの所有権のキャプチャ: AWS Systems Manager (ドキュメント)、および AWS Lambda (関数) などのサービスで自動化されている手続きは、メタデータ情報をタグとしてキャプチャするのをサポートしています。タグまたはリソースグループを使用してリソースの所有権をキャプチャし、所有権と連絡先情報を指定します。AWS Organizations を使用してタグ付けポリシーを作成し、所有権と連絡先情報がキャプチャされるようにします。