変更管理
ワークロードを信頼できる形で運用するには、ワークロードやその環境に対する変化を予測してそれに対応することが不可欠です。変更には、需要の急増といったワークロードに強いられる変更や、機能のデプロイやセキュリティパッチの適用といった内部からの変更があります。
AWS を使用すると、ワークロードの動作をモニタリングし、KPI への応答を自動化できます。たとえば、ワークロードがより多くのユーザーを獲得するにつれ、ワークロードはサーバーを追加できます。ワークロードの変更や変更履歴の監査を行う権限を持つユーザーを制御できます。
以下の質問は、信頼性に関する考慮事項に焦点を当てています。
REL 6: ワークロードリソースをモニタリングするにはどうすればよいですか? |
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ログとメトリクスは、ワークロードの状態についての洞察を得るための強力なツールです。ワークロードは、しきい値を超えたり重大なイベントが発生したりしたときに、ログとメトリクスがモニタリングされて通知が送信されるように構成できます。モニタリングにより、ワークロードは、低パフォーマンスのしきい値を超えたときや障害が発生したときにそれを認識できるため、それに応じて自動的に復旧できます。 |
REL 7: 需要の変化に適応するようにワークロードを設計するには、どうすればよいですか? |
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スケーラブルなワークロードには、リソースを自動で追加または削除する伸縮性があるので、リソースは常に、現行の需要に厳密に適合します。 |
REL 8: 変更はどのように実装するのですか? |
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変更制御は、新しい機能をデプロイしたり、アプリケーションと運用環境で既知のソフトウェアが実行されており、予測できる方法でパッチを適用または置換できることを確認したりするために必要です。変更が制御されていないと、変更の影響を予測したり、変更によって発生した問題に対処したりすることが困難になります。 |
需要の変動に対応してリソースの追加や削除を自動で行うワークロードを設計しておけば、信頼性が高まることに加え、ビジネスの成功が負担に変わってしまうことを避けられます。モニタリングを実行しておけば、KPI が予測された基準から逸脱すると、アラートが自動的にチームに送られます。環境の変更は自動的にログに記録されるため、アクションを監査して、信頼性に影響を与える可能性のあるアクションを特定できます。変更管理をコントロールすることで、必要な信頼性を実現するためのルールに効力を持たせることができます。