OPS11-BP09 改善を行うための時間を割り当てる - AWS Well-Architected フレームワーク

OPS11-BP09 改善を行うための時間を割り当てる

漸進的な継続的改善を可能にする時間とリソースをプロセス内に設けます。

期待される成果:

  • 一時的に重複する環境を作成することで、実験やテストのリスク、労力、コストを削減できます。

  • こうした重複する環境を使用して、分析、実験からの結論をテストし、計画した改善を開発してテストできます。

  • ゲームデーを実施し、Fault Injection Service (FIS) を使用して、チームが本番環境に似た環境で実験を行うために必要な制御とガードレールを提供します。

一般的なアンチパターン:

  • アプリケーションサーバーに既知のパフォーマンスの問題があります。当該問題は、すべての計画された機能実装の背後にあるバックログに追加されます。計画された機能が一定の割合で追加され続ければ、パフォーマンスの問題は解決しません。

  • 継続的な改善をサポートするために、管理者と開発者が改善の選択と実装にすべての余分な時間を費やすことを承認します。改善は完了しません。

  • 運用上の承認が完了した後は、運用プラクティスの再テストを行っていません。

このベストプラクティスを活用するメリット: 時間とリソースをプロセス内に設けることで、漸進的な改善を継続的に行うことができます。

このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:

実装のガイダンス

  • 改善を行うための時間を割り当てる: 継続的な漸進的改善のために、プロセス内に時間とリソースを割り当てます。

  • 改善のための変更を加えて結果を評価し、成功を判断します。

  • 結果が目標に達しておらず、今後も改善が優先事項である場合は、アクションの代替案を検討します。

  • ゲームデーを通して本番環境のワークロードをシミュレートし、これらのシミュレーションから学んだことを改善に生かします。

リソース

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