基礎 - AWS Well-Architected フレームワーク

基礎

基盤となる要件は、単一のワークロードまたはプロジェクトの範囲を超える要件です。システムを設計する前に、信頼性に影響を与える基本的な要件を満たしておく必要があります。例えば、データセンターへの十分なネットワーク帯域幅が必要です。

AWS では、このようは基本的な要件のほとんどが既に組み込まれているか、必要に応じて変更できます。クラウドは、ほぼ制限を持たないように設計されています。つまり、十分なネットワーク性能とコンピューティング性能の要件を満たすのは AWS の責任であり、お客様はリソースのサイズと割り当てを需要に応じて自由に変更できます。

以下の質問は、信頼性に関する考慮事項に焦点を当てています。(信頼性に関する質問、回答、およびベストプラクティスのリストについては、付録を参照してください)。

REL 1: Service Quotas と制約はどのように管理するのですか?
クラウドベースのワークロードアーキテクチャには、Service Quotas (サービスの制限とも言います) があります。これらのクォータは、サービスを不正使用されないようにするために、必要以上のリソースを誤ってプロビジョニングすることを防ぎ、API オペレーションのリクエストレートを制限するためのものです。また、光ファイバーケーブルにビットをプッシュダウンできる速度や、物理ディスク上のストレージの量などのリソースの制限もあります。
REL 2: ネットワークトポロジはどのように計画するのですか?
多くの場合、ワークロードは複数の環境に存在します。その中には、複数のクラウド環境 (パブリックアクセスとプライベートの両方) や、場合によっては既存のデータセンターのインフラストラクチャが含まれます。プランには、システム内およびシステム間の接続性、パブリック IP アドレスの管理、プライベート IP アドレスの管理、ドメイン名の解決といったネットワークの考慮事項が含まれている必要があります。