費用対効果の高いリソース

IoT アプリケーションで生成できるデバイスやデータの規模を考えると、システムに適した AWS のサービスを使用することは、コスト削減の鍵となります。IoT ソリューション全体のコストに加えて、IoT アーキテクトは多くの場合、BOM コストのレンズを通じて接続性を調べます。BOM 計算では、IoT アプリケーションへの接続を管理するための長期的なコストを予測し、モニタリングする必要があります。AWS のサービスを活用すると、初期 BOM コストを計算し、イベント駆動型の費用対効果の高いサービスを活用し、アーキテクチャを更新して、接続にかかる全体の寿命コストを削減できます。

リソースのコスト効率を高める最も簡単な方法は、IoT イベントをバッチにグループ化し、データをまとめて処理することです。グループでイベントを処理することで、個々のメッセージの全体的なコンピューティング時間を短縮できます。集約を使用すると、コンピューティングリソースを節約し、永続化する前にデータを圧縮およびアーカイブするときにソリューションを実現できます。この戦略は、データを失ったり、データのクエリ能力を損なうことなく、ストレージフットプリント全体を減らします。

IOTCOST 1.IoT プラットフォームから他のサービスに配信されるバッチデータ、エンリッチデータ、集計データのアプローチをどのように選択しますか?

AWS IoT は、即時消費または履歴分析のストリーミングデータに最適です。AWS IoT Core から他の AWS のサービスにデータをバッチ処理する方法は複数あります。差別化要因は、未加工データ (そのまま) をバッチ処理するか、データをエンリッチ化してバッチ処理することです。取り込み中 (または直後に) IoT テレメトリデータの強化、変換、フィルタリングは、Kinesis Data Streams、Firehose、AWS IoT Analytics、または Amazon SQS にデータを送信する AWS IoT ルールを作成することによって実行するのが最適です。これらのサービスを使用すると、複数のデータイベントを一度に処理できます。

このバッチパイプラインから raw デバイスデータを処理する場合、AWS IoT Analytics と Amazon Data Firehose を使用して S3 バケットと Amazon Redshift にデータを転送できます。Amazon S3 のストレージコストを削減するために、アプリケーションは Amazon S3 Glacier などの低コストのストレージにデータをアーカイブするライフサイクルポリシーを活用できます。