ベストプラクティス 1.5 – ユーザーアクティビティモニタリングを実装する
SAP アプリケーションを設定して、例えば、応答時間、アクティブユーザーの数、トランザクション放棄率、注文処理時間などのユーザーアクティビティに関する情報を提供します。内側から外側へのアプローチ (SAP 内部ダイアログ応答時間のモニタリング) と外側から内側へのアプローチ (エージェントまたはロボットをエンドユーザーの場所に地理的にデプロイ) の両方を検討して、エクスペリエンスで接続性がどのようなロールを果たすか理解します。この情報を使用して、アプリケーションの使用方法や使用パターンを理解したり、パフォーマンスが低いために対応が必要とされるタイミングを特定したりできます。
提案 1.5.1 - エンドユーザーの場所からユーザーエクスペリエンスモニタリングを実装する
エンドユーザーの場所にユーザーエージェントまたはロボットをデプロイして、外側から内側へのモニタリングアプローチにより、SAP ユーザーエクスペリエンスでネットワークと接続性がどのようなロールを果たすかを理解することを検討します。このタイプのエンドユーザーの場所ベースのモニタリングでは、中心的なインフラストラクチャやアプリケーションでは検出できない問題のインサイトや早期の警告が得られる場合があります。
エンドユーザーの場所からの SAP アプリケーションの応答性を測定するためのエンドユーザーエクスペリエンスを提供する、SAP またはサードパーティーツールを実装します。例えば、SAP は、Solution Manager でエンドユーザーエクスペリエンスモニタリングを提供し、複数のサードパーティー製品はリモートの場所にロボット (またはモニタリングスクリプト) をデプロイしてユーザーエクスペリエンスを測定できます。
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SAP ドキュメント: SAP User Experience Monitoring (SAP ユーザーエクスペリエンスモニタリング)
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AWS Marketplace: SAP モニタリング向け製品とツール