ベストプラクティス 20.1 – プロジェクトフェーズにおける消費モデルおよび環境の使用状況を計画する
移行や実装などの多くのプロジェクトでは、段階的アプローチでシステムのデプロイを進めます。サイジングおよび使用状況のプロファイルを確立する安定化期間もあります。柔軟性とオンデマンドインスタンス機能を活用してこの期間のコストを最小限に抑えましょう。
提案 20.1.1 – 必要な場合のみシステムをデプロイするよう計画する
リードタイムが短いなら、システムを必要なときだけデプロイするオプションが選べます。短期プロジェクトのシステムの場合は、オンデマンドインスタンスを使用してその期間だけのためにプロジェクトシステムを構築します。
提案 20.1.2 – 予想される期間と使用状況プロファイルに従って料金オプションを評価する
プロジェクトの長さと作業時間が料金モデルを左右します。プロジェクトの開始時は、デフォルトでオンデマンド料金モデルを選ぶのが普通です。予算が定義されていること、状況に合わせて安価なオプションに適応できるよう評価されていることを確認します。
提案 20.1.3 – 使用されていないシステムの保留または廃止を計画する
プロジェクトがアクティブでなくなっている場合、またはオブジェクトが既にアーカイブされている場合は、インスタンスのシャットダウンを通じて削減できるコストと、廃止を通じて節約できるストレージを検討します。プロジェクトは通常、移行の際にシステムのコピーを複数作成します。システムのシャットダウンは、必ず使用されていないときに行ってください。