Outposts ラックの VPC 内ルーティング - AWS Outposts の高可用性設計とアーキテクチャに関する考慮事項

Outposts ラックの VPC 内ルーティング

AWS Outposts ラックは、複数の Outposts 間の VPC 内通信をサポートします。2 つの異なる論理 Outposts のリソースは、Outpost ローカルゲートウェイ (LGW) を使用して、同じ VPC 内のサブネット間でトラフィックをルーティングすることで相互に通信できます。複数の Outposts 間の VPC 内通信では、ローカル LGW をネクストホップとして使用して、他の Outposts サブネットにより具体的なルートを追加することで、Outposts サブネットに関連付けられたルートテーブルのローカルルートを上書きできます。これにより、2 つの Outposts ラック間の Amazon ECS や AWS Outposts 間の Amazon EKS クラスターなど、2 つの論理 Outposts 間で VPC をまたぐ必要があるアプリケーションの設計にメリットがあります。

複数の論理 Outposts を持つ単一の VPC のネットワークパスを示す図

複数の論理 Outposts を持つ単一の VPC のネットワークパス

リージョンを経由する Outpost から Outpost へのトラフィックは、アンチパターンであるためブロックされます。このようなトラフィックは両方向で出力料金が発生し、お客様の WAN を介してトラフィックをルーティングするよりもはるかにレイテンシーが大きくなる可能性があります。