イメージの更新

ソフトウェアパッチは、コンピューティングリソースのセキュリティとパフォーマンスにとって重要です。Well-Architected フレームワークのセキュリティの柱には、ベストプラクティスとして頻繁なパッチの適用が挙げられています。

イメージを構築してデプロイするとき、AppStream 2.0 イメージにパッチを適用する必要のあるソフトウェアには 4 つのカテゴリがあります。

• アプリケーションと依存関係 — イメージ内のアプリケーションと依存関係にパッチを適用する必要があります。

• Microsoft Windows オペレーティングシステム — Windows の更新をインストールおよび維持する必要があります。

• ソフトウェアコンポーネント — AppStream 2.0 の運用に必要なドライバー、エージェント、その他のソフトウェア (Amazon CloudWatch エージェントなど) です。AppStream 2.0 では、新しいエージェントとドライバーを含む新しいベースイメージが定期的にリリースされます。最新のベースを使用してイメージを再構築し、イメージに含まれるソフトウェアコンポーネントを最新のベースラインに合わせることができます。アプリケーションが多数ある場合や、アプリケーションのインストールが複雑な場合は、最新のベースでイメージを再構築するプロセスには時間がかかり、複雑な作業になる可能性があります。

• AppStream 2.0 エージェント — Image Assistant で [常に最新のエージェントバージョンを使用する] を選択できます。このオプションでは、イメージから起動されるストリーミングインスタンスは、最新バージョンのエージェントを自動的に使用します。

AppStream 2.0 イメージを最新の状態に保つには、次のいずれかの操作を行います。

• マネージド AppStream 2.0 イメージ更新を使用してイメージを更新する - この更新方法では、最新の Windows オペレーティングシステムの更新とドライバーの更新、および最新の AppStream 2.0 エージェントソフトウェアが提供されます。このマネージド方法では、サービスコンポーネントと Microsoft オペレーティングシステムコンポーネントは更新されますが、アプリケーションコンポーネントは更新されません。アプリケーションのインストールが複雑な場合や手動での設定が必要な場合は、この方法を使用するのがベストプラクティスです。

• マネージド AppStream 2.0 イメージバージョンを使用して AppStream 2.0 を更新する - この更新方法では、最新の AppStream 2.0 エージェントソフトウェアが提供されます。この方法では、アプリケーションコンポーネントを更新できます。