スポットインスタンスの制限 - Amazon EC2 スポットインスタンスの概要

スポットインスタンスの制限

実行およびリクエストされるスポットインスタンスの数には、リージョンごとに AWS アカウントあたりの制限があります。スポットインスタンスの上限は、実行中のスポットインスタンスが使用中であるか、未処理のスポットインスタンスリクエストが受理されると使用することになる仮想中央演算装置 (vCPU) の数をもとに管理されます。ユーザーがスポットインスタンスを終了したが、スポットインスタンスリクエストをキャンセルしなかった場合、Amazon EC2 がスポットインスタンスの終了を検出してリクエストを閉じるまで、リクエストはスポットインスタンスの vCPU 上限に対してカウントされます。

スポットインスタンスには、以下の 6 種類の制限があります。

  • すべての標準 (A、C、D、H、I、M、R、T、Z) スポットインスタンスリクエスト

  • すべての F スポットインスタンスリクエスト

  • すべての G スポットインスタンスリクエスト

  • すべての Inf スポットインスタンスリクエスト

  • すべての P スポットインスタンスリクエスト

  • すべての X スポットインスタンスリクエスト

各制限は、1 つ以上のインスタンスファミリーの vCPU 制限を指定します。さまざまなインスタンスファミリー、世代、およびサイズの詳細については、「Amazon EC2 インスタンスタイプ」を参照してください。

vCPU の制限には、変化するアプリケーションのニーズに合わせて、任意の組み合わせのインスタンスタイプを起動するために必要な vCPU の数に関して、お客様の制限を使用できます。例えば、オールスタンダードスポットインスタンスリクエストの制限が 256 vCPU の場合であれば、32 個の m5.2xlarge スポットインスタンス (32 x 8 vCPU) または 16 個のc5.4xlarge スポットインスタンス (16 x 16 vCPU) をリクエストできます。あるいは、合計 256 個の vCPU までであれば、スタンダードスポットインスタンスのタイプとサイズを任意に組み合わせてリクエストできます。

詳細については、Linux インスタンス用 Amazon EC2 ユーザーガイドの「スポットインスタンスの上限と使用量のモニタリング」と「スポットインスタンス制限の引き上げをリクエストする」を参照してください。