AWS Cost Explorer

AWS Cost Explorer を使用すると、AWS のコストと使用状況を経時的に可視化、理解して管理できます。コストと使用データの高レベルな分析 (組織の全アカウント全体のコストと使用量の合計など) も、非常に具体的なリクエスト (「project: secretProject」というタグが付いた、アカウント Y の m2.2xlarge のコストなど) も可能です。

リザーブドインスタンスの使用率と適用範囲のレポートを使用して、予約を詳しく調べることができます。これらのレポートを使用して、リザーブドインスタンスの使用率と適用範囲をカスタム設定し、目標に向けた進捗状況を可視化できます。そこから、使用可能なフィルタリングディメンション (アカウント、インスタンスタイプ、スコープなど) を使用して、参照元データをフィルターできます。

AWS Cost Explorerには、次の構築済みレポートが用意されています。

• EC2 RI 使用率 % は、リザーブドインスタンスの使用効率を高める機会を特定し、それに基づいて行動するための関連データを提供します。リザーブドインスタンスの使用時間をリザーブドインスタンスの購入時間の合計で割って算出されます。

• EC2 RI カバレッジ % は、インスタンス使用量全体のうち、リザーブドインスタンスがカバーする割合を示します。これにより、カバレッジを最大化するためにリザーブドインスタンスを購入または変更するタイミングについて、十分な情報に基づいて判断できます。これは、使用されたリザーブドインスタンス時間を EC2 のオンデマンドインスタンスとリザーブドインスタンスの合計時間で割って算出されます。

また、AWS Cost Explorer では、支払者アカウントがコスト効率の向上を実現できるように、ゾーンおよびサイズに柔軟性のあるリザーブドインスタンスに関するリザーブドインスタンス購入レコメンデーションも提示されます。詳細については、「AWS Cost Explorer」を参照してください。