AWS X-Ray

AWS X-Ray は、開発者がマイクロサービスアーキテクチャを使用して構築されたアプリケーションなど、本番稼働用の分散アプリケーションを分析およびデバッグするのに役立ちます。X-Ray を使用すると、アプリケーションとその基盤となるサービスのパフォーマンスを把握して、パフォーマンスの問題やエラーの根本原因を特定してトラブルシューティングできます。X-Ray は、アプリケーションを通過するリクエストのend-to-endビューを提供し、アプリケーションの基盤となるコンポーネントのマップを表示します。X-Ray を使用すると、以下を簡単に行うことができます。

• サービスマップの作成 – アプリケーションに対するリクエストを追跡することで、X-Ray はアプリケーションで使用されるサービスのマップを作成できます。これにより、アプリケーション内のサービス間の接続のビューが提供され、依存関係ツリーの作成、アベイラビリティーゾーンまたはリージョン間の AWS 作業時のレイテンシーやエラーの検出、想定どおりに動作しないサービスのゼロインなどが可能になります。

• エラーとバグの特定 – X-Ray は、アプリケーションに対して行われた各リクエストのレスポンスコードを分析することで、アプリケーションコードのバグやエラーを自動的に強調表示できます。これにより、バグやエラーを再現することなく、アプリケーションコードを簡単にデバッグできます。

• 独自の分析および視覚化アプリケーションの構築 – X-Ray は、X-Ray が記録するデータを使用する独自の分析および視覚化アプリケーションを構築するために使用できる一連のクエリ APIs を提供します。