X-Ray SDK for Ruby を使用してセグメントに注釈とメタデータを追加する - AWS X-Ray

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X-Ray SDK for Ruby を使用してセグメントに注釈とメタデータを追加する

アノテーションとメタデータを使用して、リクエスト、環境、またはアプリケーションに関する追加情報を記録できます。X-Ray SDK が作成するセグメントまたは作成するカスタムサブセグメントに、注釈およびメタデータを追加できます。

注釈は文字列、数値、またはブール値を使用したキーと値のペアです。注釈は、フィルタ式用にインデックス付けされます。注釈を使用して、コンソールでトレースをグループ化するため、またはGetTraceSummaries API を呼び出すときに使用するデータを記録します。

メタデータは、オブジェクトとリストを含む、任意のタイプの値を持つことができるキーバリューのペアですが、フィルタ式に使用するためにインデックスは作成されません。メタデータを使用してトレースに保存する追加のデータを記録しますが、検索で使用する必要はありません。

注釈とメタデータに加えて、セグメントにユーザー ID 文字列を記録することもできます。ユーザー ID はセグメントの個別のフィールドに記録され、検索用にインデックスが作成されます。

X-Ray SDK for Ruby で注釈を記録する

注釈を使用して、検索用にインデックスを作成するセグメントまたはサブセグメントに情報を記録します。

注釈の要件
  • キー — X-Ray アノテーションのキーには、最大 500 文字の英数字を使用できます。アンダースコア記号 (_) 以外のスペースや記号は使用できません。

  • — X-Ray アノテーションの値には、最大 1,000 文字の Unicode 文字を使用できます。

  • 注釈の数 — 1 つのトレース 1 つにつき最大 50 個の注釈を使用できます。

注釈を記録するには
  1. xray_recorder から現在のセグメントまたはサブセグメントの参照を取得します。

    require 'aws-xray-sdk' ... document = XRay.recorder.current_segment

    または

    require 'aws-xray-sdk' ... document = XRay.recorder.current_subsegment
  2. ハッシュ値を使って update を呼び出します。

    my_annotations = { id: 12345 } document.annotations.update my_annotations

SDK は、セグメントドキュメントの annotations オブジェクトにキーと値のペアとして、注釈を記録します。同じキーで add_annotations を 2 回呼び出すと、同じセグメントまたはサブセグメントに以前記録された値が上書きされます。

特定の値を持つ注釈のあるトレースを見つけるには、annotations.keyフィルタ式 キーワードを使用します。

X-Ray SDK for Ruby でメタデータを記録する

メタデータを使用して、検索用にインデックスを作成する必要のないセグメントまたはサブセグメントに情報を記録します。メタデータ値は、文字列、数値、ブール値、または JSON オブジェクトや JSON 配列にシリアル化できる任意のオブジェクトになります。

メタデータを記録するには
  1. xray_recorder から現在のセグメントまたはサブセグメントの参照を取得します。

    require 'aws-xray-sdk' ... document = XRay.recorder.current_segment

    または

    require 'aws-xray-sdk' ... document = XRay.recorder.current_subsegment
  2. 文字列キー、ブール値、数値、文字列値、オブジェクト値、文字列名前空間を使用して metadata を呼び出します。

    my_metadata = { my_namespace: { key: 'value' } } subsegment.metadata my_metadata

同じキーで metadata を 2 回呼び出すと、同じセグメントまたはサブセグメントに以前記録された値が上書きされます。

X-Ray SDK for Ruby でユーザー ID を記録する

リクエストセグメントにユーザー ID を記録して、リクエストを送信したユーザーを識別します。

ユーザー ID を記録するには
  1. xray_recorder から現在のセグメントへの参照を取得します。

    require 'aws-xray-sdk' ... document = XRay.recorder.current_segment
  2. セグメントのユーザーフィールドを、リクエストを送信したユーザーの文字列 ID に設定します。

    segment.user = 'U12345'

コントローラーでユーザーを設定し、アプリケーションがリクエストの処理を開始するとすぐに、ユーザー ID を記録できます。

ユーザー ID のトレースを見つけるには、userフィルタ式で、 キーワードを使用します。