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Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

インスタンスのサイズ変更

ニーズが変わるにつれて、インスタンスの利用率が高すぎたり (インスタンスタイプが小さすぎる)、低すぎたりする (インスタンスタイプが大きすぎる) ことに気付く場合があります。このような場合は、インスタンスのサイズを変更できます。たとえば、t2.micro インスタンスがワークロードに対して小さすぎる場合は、m3.medium インスタンスに変更できます。

インスタンスのルートデバイスが EBS ボリュームの場合は、インスタンスタイプを変更するだけでインスタンスのサイズを変更できます。この処理はサイズ変更と呼ばれます。インスタンスのルートデバイスがインスタンスストアボリュームの場合、必要なインスタンスタイプで新しいインスタンスにアプリケーションを移行する必要があります。ルートデバイスボリュームの詳細については、ルートデバイスのストレージ を参照してください。

インスタンスのサイズを変更すると、インスタンスの設定と互換性のあるインスタンスタイプを選択する必要があります。使用するインスタンスタイプに既存のインスタンス設定との互換性がない場合、必要なインスタンスタイプで新しいインスタンスにアプリケーションを移行する必要があります。

重要

インスタンスのサイズを変更すると、サイズ変更したインスタンスには通常、元のインスタンスの起動時に指定したのと同じ数のインスタンスストアボリュームが設定されます。インスタンスストアボリュームを追加する場合、必要なインスタンスタイプとインスタンスストアボリュームで新しいインスタンスにアプリケーションを移行する必要があります。このルールの例外は、デフォルトで大量のボリュームを含む、ストレージ最適化インスタンスタイプをサイズ変更する場合です。インスタンスストアボリュームの詳細については、Amazon EC2 インスタンスストア を参照してください。

インスタンスのサイズ変更の互換性

現在のインスタンスタイプおよび使用する新しいインスタンスタイプが次のように互換性がある場合にのみ、インスタンスのサイズを変更することができます。

  • 仮想化タイプ. Linux AMI では、2 つの仮想化タイプ (準仮想化 (PV) およびハードウェア仮想マシン (HVM) ) のどちらかを使用します。PV AMI から起動されたインスタンスのサイズを、HVM のみであるインスタンスタイプに変更することはできません。詳細については、「Linux AMI 仮想化タイプ」を参照してください。インスタンスの仮想化タイプを確認するには、Amazon EC2 コンソールで [Instances] 画面の詳細ペインの [Virtualization] フィールドを参照します。

  • ネットワーク. 一部のインスタンスタイプは、EC2-Classic でサポートされていないため、VPC で起動する必要があります。そのため、EC2-Classic では、デフォルト以外の VPC がない場合にインスタンスのサイズを VPC でのみ利用可能なインスタンスタイプに変更することはできません。詳細については、「VPC でのみ利用可能なインスタンスタイプ」を参照してください。インスタンスが VPC 内にあるかどうかを確認するには、Amazon EC2 コンソールで [Instances] 画面の詳細ペインの [VPC ID] 値を確認します。

  • プラットフォーム. すべての Amazon EC2 インスタンスタイプは 64 ビット AMI をサポートしますが、32 ビット AMI をサポートするのは以下のインスタンスタイプのみです: t2.nanot2.microt2.smallt2.mediumc3.larget1.microm1.smallm1.mediumc1.medium。32 ビットインスタンスのサイズを変更する場合は、これらのインスタンスタイプに制限されます。インスタンスのプラットフォームを確認するには、Amazon EC2 コンソールの [Instances] 画面に移動し、[Show/Hide Columns]、[Architecture] を選択します。

たとえば、T2 のインスタンスは、EC2-Classic ではサポートされず、HVM のみです。Linux では、T1 インスタンスは HVM をサポートしていないため、PV AMI から起動する必要があります。したがって、T1 Linux インスタンスのサイズを変更して T2 Linux インスタンスにすることはできません。

Amazon EBS-Backed インスタンスのサイズ変更

Amazon EBS-Backed インスタンスタイプを変更するには、そのインスタンスを停止する必要があります。インスタンスを停止して再度起動するときは、以下に注意してください:

  • インスタンスは新しいハードウェアに移動されますが、インスタンス ID は変更されません。

  • インスタンスが VPC で実行されていてパブリック IPv4 アドレスがある場合には、このアドレスは解放されて、新しいパブリック IPv4 アドレスになります。インスタンスは、プライベート IPv4 アドレス、Elastic IP アドレス、および IPv6 アドレスを保持します。

  • インスタンスを EC2-Classic で実行している場合、新しいパブリック IP アドレスとプライベート IP アドレスが与えられ、インスタンスに関連付けられている Elastic IP アドレスの関連付けが解除されます。 したがって、インスタンスでホストしているアプリケーションをユーザーが中断なく継続して使用できるようにするには、インスタンスの再起動後、Elastic IP アドレスを再度関連付ける必要があります。

  • インスタンスが Auto Scaling グループにある場合、Auto Scaling サービスはインスタンスを異常と判断して停止し、代わりのインスタンスを起動することがあります。 これを防ぐためには、Auto Scaling プロセスを中断してインスタンスのサイズを変更することができます。 詳細については、Auto Scaling ユーザーガイド の「自動スケーリングプロセスの停止と再開」を参照してください。

  • インスタンスが停止している間のダウンタイムを予定しておいてください。インスタンスを停止し、サイズ変更を行うと、数分かかります。インスタンスを再起動すると、アプリケーションの起動スクリプトによってかかる時間が変動する場合があります。

  • C5 インスタンスでは、NVMe および Elastic Network Adapter (ENA) ドライバーをインストールした EBS-backed AMI が必要です。C5でサポートされているAMIについては、「コンピュート最適化インスタンス」、「」のリリースノートを参照してください。既存のインスタンスを C5 インスタンスにサイズ変更しようとする場合は、最初に NVMe および ENA ドライバーを AMI にインストールする必要があります。

詳細については、「インスタンスの停止と起動」を参照してください。

AWS マネジメントコンソール を使って Amazon EBS-Backed インスタンスのサイズを変更するには、次の手順を行います。

Amazon EBS-Backed インスタンスのサイズを変更するには

  1. Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで [Instances] を選択し、インスタンスを選択します。

  3. [EC2-Classic] インスタンスに関連付けられた Elastic IP アドレスがある場合は、詳細ペインに表示された Elastic IP アドレスとインスタンス ID を書き留めます。

  4. [Actions] を選択して [Instance State] を選択し、[Stop] を選択します。

  5. 確認ダイアログボックスで [Yes, Stop] を選択します。インスタンスが停止するまで、数分かかる場合があります。

    [EC2-Classic] インスタンスの状態が stopped になると、詳細ペインの [Elastic IP]、[Public DNS (IPv4)]、[Private DNS]、および [Private IPs] の各フィールドは空白になり、古い値がインスタンスと関連付けられなくなったことを示します。

  6. インスタンスが選択されたままの状態で [Actions] を選択し、[Instance Settings] を選択して [Change Instance Type] を選択します。インスタンスの状態が stopped ではない場合、このアクションは無効になるので注意してください。

  7. [Change Instance Type] ダイアログボックスで、次の操作を行います。

    1. [インスタンスタイプ] から、使用するインスタンスタイプを選択します。使用するインスタンスタイプがリストに表示されない場合は、インスタンスの設定と互換性がありません (仮想化タイプが原因の場合など)。

    2. (オプション) 選択したインスタンスタイプが EBS 最適化をサポートしている場合は、[EBS-optimized] を選択して EBS 最適化を有効にするか、[EBS-optimized] を選択解除して EBS 最適化を無効にします。選択したインスタンスタイプがデフォルトで EBS 最適化される場合、[EBS-optimized] が選択されており、選択解除できないことに注意してください。

    3. [Apply] を選択して、新しい設定を受け入れます。

  8. 停止されているインスタンスを再起動するには、インスタンスを選択し、[Actions] を選択して [Instance State] を選択した後、[Start] を選択します。

  9. 確認ダイアログボックスで [Yes, Start] を選択します。インスタンスが running 状態になるまで、数分かかる場合があります。

  10. [EC2-Classic] インスタンスの状態が running になると、詳細ペインの [Public DNS (IPv4)]、[Private DNS]、および [Private IPs] の各フィールドには、インスタンスに割り当てられた新しい値が入ります。インスタンスに関連する Elastic IP アドレスがある場合は、次のようにして再び関連付ける必要があります。

    1. ナビゲーションペインで [Elastic IP] を選択します。

    2. インスタンスを停止する前に書き留めた Elastic IP アドレスを選択します。

    3. [Actions] を選択し、次に [Associate address] を選択します。

    4. [Instance] から、インスタンスを停止する前に書き留めたインスタンス ID を選択し、[Associate] を選択します。

Instance Store-Backed インスタンスの移行

1 つの instance store-backed インスタンスから別のインスタンスタイプの instance store-backed インスタンスにアプリケーションを移動する場合は、インスタンスからイメージを作成し、このイメージから必要なインスタンスタイプで新しいインスタンスを起動することにより、移行する必要があります。インスタンスでホストしているアプリケーションをユーザーが中断なく継続して使用できるようにするには、元のインスタンスに関連付けられた Elastic IP アドレスを新しいインスタンスに関連付ける必要があります。その後、元のインスタンスを終了できます。

Instance Store-Backed インスタンスを移行するには

  1. [EC2-Classic] 移行するインスタンスに Elastic IP アドレスが関連付けられている場合は、後で新しいインスタンスに関連付けることができるように Elastic IP アドレスを書き留めます。

  2. 永続的ストレージに保持する必要がある、インスタンスストアボリュームのデータをバックアップします。保持する必要がある EBS ボリュームのデータを移行するには、ボリュームのスナップショットを作成するか (「Amazon EBS スナップショットの作成」を参照)、またはインスタンスからボリュームをデタッチして後で新しいインスタンスにアタッチできるようにします (「インスタンスからの Amazon EBS ボリュームのデタッチ」を参照)。

  3. Instance Store-Backed インスタンスから AMI を作成するには、「Instance Store-Backed Linux AMI の作成」に記載された前提条件と手順に従います。インスタンスから AMI を作成したら、この手順に戻ります。

  4. ナビゲーションペインで Amazon EC2 コンソールを開き、[AMIs] を選択します。フィルタリストで [Owned by me] を選択し、前のステップで作成したイメージを選択します。[AMI Name] は、イメージを登録したときに指定した名前であり、[Source] は Amazon S3 バケットです。

    注記

    前のステップで作成した AMI が表示されない場合は、AMI を作成したリージョンを選択していることを確認します。

  5. [Launch] を選択します。インスタンスに対してオプションを指定する場合は、使用する新しいインスタンスタイプを選択してください。使用するインスタンスタイプを選択できない場合は、作成した AMI の構成と互換性がありません (仮想化タイプが原因の場合など)。元のインスタンスからデタッチした EBS ボリュームを指定することもできます。

    インスタンスが running 状態になるまで、数分かかる場合があるので注意してください。

  6. [EC2-Classic] 起動したインスタンスに関連する Elastic IP アドレスがある場合は、次のようにして新しいインスタンスと関連付ける必要があります。

    1. ナビゲーションペインで [Elastic IP] を選択します。

    2. この手順の最初に書き留めた Elastic IP アドレスを選択します。

    3. [Actions] を選択し、次に [Associate Address] を選択します。

    4. [Instance] から新しいインスタンスを選択し、[Associate] を選択します。

  7. (オプション) 不要になった場合は、起動したインスタンスを終了できます。インスタンスを選択し、終了しようとしているのが新しいインスタンスではなく元のインスタンスであることを確認します (名前や起動時間を確認するなど)。[Actions] を選択して [Instance State] を選択し、[Terminate] を選択します。

新しいインスタンス設定への移行

インスタンスの現在の設定に使用する新しいインスタンスタイプとの互換性がない場合、そのインスタンスタイプにインスタンスのサイズを変更することはできません。代わりに、使用する新しいインスタンスタイプと互換性がある設定で新しいインスタンスにアプリケーションを移行できます。

PV AMI から起動されたインスタンスから HVM のみのインスタンスタイプに移動する場合、一般的な手順は次のとおりです。

互換性のあるインスタンスへアプリケーションを移行するには

  1. 永続的ストレージに保持する必要がある、インスタンスストアボリュームのデータをバックアップします。保持する必要がある EBS ボリュームのデータを移行するには、ボリュームのスナップショットを作成するか (「Amazon EBS スナップショットの作成」を参照)、またはインスタンスからボリュームをデタッチして後で新しいインスタンスにアタッチできるようにします (「インスタンスからの Amazon EBS ボリュームのデタッチ」を参照)。

  2. 新しいインスタンスを起動して、以下のものを選択します。

    • HVM AMI

    • HVM のみのインスタンスタイプ。

    • [EC2-VPC] Elastic IP アドレスを使用している場合は、元のインスタンスを現在実行している VPC を選択します。

    • 元のインスタンスからデタッチして新しいインスタンスにアタッチする EBS ボリューム、または作成したスナップショットに基づいた新しい EBS ボリューム。

    • 同じトラフィックが新しいインスタンスに到達できるようにする場合は、元のインスタンスと関連付けられるセキュリティグループを選択します。

  3. アプリケーションと必要なソフトウェアをインスタンスにインストールします。

  4. 元のインスタンスのインスタンスストアボリュームからバックアップしたデータを復元します。

  5. Elastic IP アドレスを使用している場合、以下のように新しく起動したインスタンスにそのアドレスを割り当てます。

    1. ナビゲーションペインで [Elastic IP] を選択します。

    2. 元のインスタンスに関連付ける Elastic IP アドレスを選択して、[Actions]、[Disassociate address] の順に選択します。確認を求めるメッセージが表示されたら、[Disassociate address] を選択します。

    3. Elastic IP アドレスがまだ選択された状態で、[Actions]、[Associate address] の順に選択します。

    4. [Instance] から新しいインスタンスを選択し、[Associate] を選択します。

  6. (オプション) 不要になった場合は、元のインスタンスを終了できます。インスタンスを選択し、終了しようとしているのが新しいインスタンスではなく元のインスタンスであることを確認します (名前や起動時間を確認するなど)。[Actions] を選択して [Instance State] を選択し、[Terminate] を選択します。

EC2-Classic 内のインスタンスから VPC 内のインスタンスにアプリケーションを移行する方法の詳細については、「EC2-Classic の Linux インスタンスから VPC の Linux インスタンスへの移行」を参照してください。