SVV_VACUUM_SUMMARY - Amazon Redshift

SVV_VACUUM_SUMMARY

SVV_VACUUM_SUMMARY ビューは STL_VACUUM テーブル、STL_QUERY テーブル、STV_TBL_PERM テーブルを結合し、システムがログ記録したバキューム処理についての情報を要約します。ビューはバキュームトランザクションごとに、テーブルにつき 1 行を返します。ビューは処理の経過時間、作成されたソートパーティションの数、必須のマージインクリメントの数、処理の実行前後の行およびブロックカウントの差異を示します。

SVV_VACUUM_SUMMARY はスーパーユーザーのみに表示されます。詳細については、「システムテーブルとビューのデータの可視性」を参照してください。

このテーブルの一部またはすべてのデータは、SYS モニタリングビュー SYS_VACUUM_HISTORY でも確認できます。SYS モニタリングビューのデータは、使いやすく理解しやすいようにフォーマットされます。クエリには、SYS モニタリングビューを使用することをお勧めします。

SVV_VACUUM_PROGRESS の詳細については、「SVV_VACUUM_PROGRESS」を参照してください。

SVL_VACUUM_PERCENTAGE の詳細については、「SVL_VACUUM_PERCENTAGE」を参照してください。

注記

このビューはプロビジョニングされたクラスターをクエリする場合のみ使用できます。

テーブルの列

列名 データ型 説明
table_name text バキューム処理されたテーブルの名前。
xid bigint バキューム処理のトランザクション ID。
sort_partitions bigint バキューム処理のソートフェーズ間に作成されたソートパーティションの数。
merge_increments bigint バキューム処理のマージフェーズを実行するために必要なマージインクリメントの数。
elapsed_time bigint バキューム処理の経過した実行時間 (マイクロ秒)。
row_delta bigint バキューム処理前後の合計テーブル行数の差異。
sortedrow_delta bigint バキューム処理前後のソート済みテーブル行の数の差異。
block_delta integer バキューム処理前後のテーブルのブロックカウントの差異。
max_merge_partitions integer この列は、パフォーマンスの分析に使用され、バキュームが 1 回のマージフェーズで処理できるテーブルのパーティションの最大数を表します (バキュームでは、ソートされていないリージョンを 1 つ以上のソートされたパーティションにソートます。テーブルの列数と現在の Amazon Redshift の設定に応じて、マージフェーズでは繰り返しマージ処理のうち 1 回で最大数のパーティションを処理できます。マージフェーズは、ソートされたパーティションの数がマージパーティションの最大数を超えても引き続き有効ですが、繰り返しマージ処理をさらに続ける必要があります。)

サンプルクエリ

次のクエリは、3 つの異なるテーブルでのバキューム処理の統計を返します。SALES テーブルが 2 回バキューム処理されています。

select table_name, xid, sort_partitions as parts, merge_increments as merges, elapsed_time, row_delta, sortedrow_delta as sorted_delta, block_delta from svv_vacuum_summary order by xid; table_ | xid |parts|merges| elapsed_ | row_ | sorted_ | block_ name | | | | time | delta | delta | delta --------+------+-----+------+----------+---------+---------+-------- users | 2985 | 1 | 1 | 61919653 | 0 | 49990 | 20 category| 3982 | 1 | 1 | 24136484 | 0 | 11 | 0 sales | 3992 | 2 | 1 | 71736163 | 0 | 1207192 | 32 sales | 4000 | 1 | 1 | 15363010 | -851648 | -851648 | -140 (4 rows)