UpdatePolicy 属性 - AWS CloudFormation

UpdatePolicy 属性

UpdatePolicy 属性を使用して、スタック更新操作中に AWS CloudFormation が特定のリソースに対する更新を処理する方法を指定します。

概要

次の説明にあるように、UpdatePolicy 属性を使用することで、以下のリソースの更新方法を制御することができます。

  • AWS::AppStream::Fleet – CloudFormation はフリートを停止および起動することができ、その結果としてフリートのインスタンスが置き換えられます。これにより、スタック更新の直後に最新の変更がすべてのインスタンスに適用されます。

  • AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup – Auto Scaling グループでは、1 つ、または複数の更新ポリシーを使用して、CloudFormation が特定の更新を処理する方法を制御できます。これらのポリシーには以下が含まれます。

    • AutoScalingReplacingUpdate および AutoScalingRollingUpdate ポリシー – CloudFormation は、AutoScalingReplacingUpdate ポリシーを使用して Auto Scaling グループとそのインスタンスを置き換えるか、AutoScalingRollingUpdate ポリシーを使用してインスタンスのみを置き換えることができます。これらのポリシーが適用されるのは、以下の変更の 1 つ、または複数が行われる場合に限ります。

      • Auto Scaling グループの AWS::AutoScaling::LaunchConfiguration の変更。

      • Auto Scaling グループの VPCZoneIdentifier プロパティの変更。

      • Auto Scaling グループの LaunchTemplate プロパティの変更。

      • 現在の LaunchConfiguration に一致しないインスタンスを含む Auto Scaling グループの更新。

      AutoScalingReplacingUpdate ポリシーと AutoScalingRollingUpdate ポリシーの両方を指定した場合に WillReplace プロパティを true に設定すると、AutoScalingReplacingUpdate が優先されます。

    • AutoScalingScheduledAction ポリシー – このポリシーは、特定の時間にグループをスケールするアクションがスケジュールされている Auto Scaling グループが含まれるスタックを更新するときに適用されます。CloudFormation は、スタックテンプレートで明示的に変更されている場合を除き、グループの最小サイズ、最大サイズ、希望容量を変更できません。このポリシーは、スケジュールされているスケーリングアクティビティに支障をきたす可能性のある、予期しない更新を防ぐために役立ちます。

  • AWS::ElastiCache::ReplicationGroup – CloudFormation は、リソース全体を置き換えるのではなく、シャードを追加または削除することによって、レプリケーショングループのシャードを変更できます。

  • AWS::OpenSearchService::Domain および AWS::Elasticsearch::Domain (レガシー) – CloudFormation は OpenSearch Service ドメインを、リソース全体を置き換えることなく OpenSearch または Elasticsearch の新しいバージョンにアップグレードできます。

  • AWS::Lambda::Alias – CloudFormation は、エイリアスでバージョンが変更されたときに CodeDeploy デプロイを実行できます。

この後のセクションでは、各リソースタイプでサポートされる UpdatePolicy 属性の構文とプロパティを説明します。

AppStream 2.0 の更新ポリシー

更新前に AppStream 2.0 フリートを停止し、更新後に再起動するには、AppStream 2.0 更新ポリシーを使用します。

構文

JSON

{ "UpdatePolicy": { "StopBeforeUpdate": { "Type": "Boolean" }, "StartAfterUpdate": { "Type": "Boolean" } } }

YAML

UpdatePolicy: StopBeforeUpdate: Type: Boolean StartAfterUpdate: Type: Boolean
StopBeforeUpdate

更新前に指定されたフリートを停止します。

必須: いいえ

StartAfterUpdate

更新後に指定されたフリートを開始します。

必須: いいえ

AutoScalingReplacingUpdate ポリシー

Auto Scaling グループと、それに含まれるインスタンスを置き換えるには、AutoScalingReplacingUpdate ポリシーを使用します。

重要

更新を実行する前に、新旧両方の Auto Scaling グループに Amazon EC2 キャパシティーが十分あることを確認してください。

構文

JSON

"UpdatePolicy" : { "AutoScalingReplacingUpdate" : { "WillReplace" : Boolean } }

YAML

UpdatePolicy: AutoScalingReplacingUpdate: WillReplace: Boolean

プロパティ

WillReplace

Auto Scaling グループとそこに含まれるインスタンスが更新時に置き換えられるかどうかを指定します。置き換えられる場合、CloudFormation は新しいグループの作成が完了するまで古いグループを保持します。更新に失敗した場合、CloudFormation は古い Auto Scaling グループにロールバックし、新しい Auto Scaling グループを削除できます。

CloudFormation は、新しいグループを作成するとき、インスタンスをデタッチすることもアタッチすることもありません。新しい Auto Scaling グループを正常に作成すると、CloudFormation はクリーンアッププロセス中に古い Auto Scaling グループを削除します。

WillReplace パラメーターを設定するときは、必ず一致する CreationPolicy を指定してください。インスタンスの最小数 (MinSuccessfulInstancesPercent プロパティで指定) が Timeout 期間 (CreationPolicy ポリシーで指定) 内に成功シグナルを送信しない場合、置き換え更新は失敗し、CloudFormation が古い Auto Scaling グループにロールバックします。

タイプ: ブール

必須: いいえ

AutoScalingRollingUpdate ポリシー

スケーリングアクティビティが古いインスタンスを新しいインスタンスに徐々に置き換えるのを待つ代わりに、Auto Scaling グループ内のインスタンスのローリング更新を実行するには、AutoScalingRollingUpdate ポリシーを使用します。このポリシーは、CloudFormation が Auto Scaling グループ内のインスタンスをバッチ単位で置き換えるか、リソース全体を置き換えずにすべてのインスタンスを一度に置き換えるかを指定する柔軟性を提供します。

ローリング更新中は、一部の Amazon EC2 Auto Scaling プロセスが、ローリング更新を CloudFormation が完了する前に Auto Scaling グループへの変更を行う場合があります。これらの変更により、ローリング更新が失敗する場合があります。これを回避するには、SuspendProcesses プロパティを使用してプロセスを一時的に停止します。詳細については、「Auto Scaling グループローリング更新を実行するための推奨ベストプラクティスは何か?」を参照してください。

CloudFormation が更新をロールバックするときは、現行のスタック更新の前にテンプレートで指定された UpdatePolicy 設定を使用します。例えば、UpdatePolicyMaxBatchSize を 1 から 10 に変更してスタック更新を実行したら、更新が失敗したとします。CloudFormation は、ロールバックするときにの最大バッチサイズとして、10 ではなく 1 を使用します。このようなシナリオを回避するには、ローリング更新を開始すると思われる Auto Scaling グループへの更新を行う前に、個別の更新で UpdatePolicy を変更しておきます。

CloudFormation は、インスタンスの起動時または終了時における Amazon EC2 Auto Scaling ライフサイクルフックの使用をサポートしています。これは、インスタンスが次の状態に移行する前に、カスタムアクションを実行する時間を提供します。新しいインスタンスが InService 状態になることを確実にするには、カスタムアクションが終了するときに、ライフサイクルフックを CONTINUE 結果で完了させます。応答を受け取っておらず、ライフサイクルフックがタイムアウトする場合は、デフォルトで、インスタンスの起動が失敗し、中止されたと見なされます。InService 状態になるインスタンスがない場合、ローリング更新は最終的に失敗します。

インスタンスメンテナンスポリシー、終了ポリシー、スケールイン保護などの Amazon EC2 Auto Scaling 機能を CloudFormation ローリング更新で使用することはできません。ローリング更新は、それを踏まえて計画してください。

構文

JSON

"UpdatePolicy" : { "AutoScalingRollingUpdate" : { "MaxBatchSize" : Integer, "MinActiveInstancesPercent" : Integer, "MinInstancesInService" : Integer, "MinSuccessfulInstancesPercent" : Integer, "PauseTime" : String, "SuspendProcesses" : [ List of processes ], "WaitOnResourceSignals" : Boolean } }

プロパティ

MaxBatchSize

同時置換が可能なインスタンスの最大数を指定します。

デフォルト: 1

最大: 100

タイプ: 整数

必須: いいえ

MinActiveInstancesPercent

更新を成功させるため、Auto Scaling グループのインスタンスのうち、ローリング更新中にそのグループが希望するキャパシティに対して InService 状態にあるインスタンスの割合を指定します。値は 0~100 の間で指定できます。CloudFormation は、10% 単位で四捨五入されます。例えば、InService の最小パーセンテージを 50 として 5 つのインスタンスを更新する場合、少なくとも 3 つのインスタンスが InService 状態になる必要があります。

インスタンスが規定の 1 時間で InService 状態に移行しなかった場合、CloudFormation は、そのインスタンスは更新されなかったものと判断します。

このプロパティを指定する場合は、PauseTime プロパティも有効にする必要があります。

MinActiveInstancesPercent パラメータは、安定化を図ることを目的にインスタンスにのみ適用されます。Auto Scaling グループ内のインスタンス数を指定するには、AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup リソースの MinSizeMaxSizeDesiredCapacity プロパティを参照してください。

UpdatePolicyMinActiveInstancesPercent を設定すると、その Auto Scaling グループの現在の希望キャパシティよりも大きいAWS::AutoScaling::AutoScalingGroup リソースの DesiredCapacity プロパティに対応して起動するインスタンスにも影響します。

デフォルト: 100

タイプ: 整数

必須: いいえ

MinInstancesInService

Auto Scaling が古いインスタンスを更新している間、CloudFormation グループ内で使用中となる必要があるインスタンスの最小数を指定します。この値は Auto Scaling グループの MaxSize よりも小さくする必要があります。

デフォルト: 0

タイプ: 整数

必須: いいえ

MinSuccessfulInstancesPercent

更新を成功させるために成功のシグナルを送信する必要があるインスタンスの、 Auto Scaling ローリング更新における割合を指定します。0100の値を指定できます。CloudFormation は、10% 単位で四捨五入されます。たとえば、成功の最小割合が 50 の 5 つのインスタンスを更新する場合、3 つのインスタンスが成功のシグナルを送信する必要があります。

PauseTime プロパティで指定された時間内にインスタンスから信号が送信されない場合、CloudFormation ではインスタンスが更新されなかったものとみなされます。

このプロパティを指定する場合、WaitOnResourceSignals プロパティと PauseTime プロパティも有効にする必要があります。

MinSuccessfulInstancesPercent パラメータは、シグナリング目的のインスタンスにのみ適用されます。Auto Scaling グループ内のインスタンス数を指定するには、AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup リソースの MinSizeMaxSizeDesiredCapacity プロパティを参照してください。

デフォルト: 100

タイプ: 整数

必須: いいえ

重要

MinSuccessfulInstancesPercent プロパティが 0 に設定されている場合、CloudFormation はキャパシティーインスタンスの 0% が InService 状態になるまで待機します。スタックテンプレート内で定義されている後続のリソースに移動するため、MinSuccessfulInstancesPercent は Auto Scaling グループの状態が Update Complete とみなされる前に直ちに返されます。

CloudFormation テンプレートで他の Auto Scaling グループが定義されている場合、これらのグループも同時に更新されます。すべての Auto Scaling グループが一度にデプロイされ、キャパシティーインスタンスの 0% が InService 状態の場合、お客様のトラフィックを処理するインスタンスが 0 になることから、可用性上の問題が発生します。

CloudFormation では、MinSuccessfulInstancesPercent を 0 より大きい値に設定することを推奨します。こうすることで、Auto Scaling グループの更新が完了したとみなされる前に、妥当な最小インスタンスの検証をおこなうことができます。

PauseTime

インスタンスにソフトウェアアプリケーションを起動する時間を与えるために、それらのインスタンスのバッチに変更を加えた後に CloudFormation が一時停止する時間の長さ。たとえば、Auto Scaling グループ内のインスタンスの数をスケールアップする場合は PauseTime を指定する必要があります。

WaitOnResourceSignals プロパティを有効にした場合、PauseTime は、Auto Scaling グループが追加されたインスタンスか置き換えられたインスタンスから有効なシグナルを必要な数受け取るのを CloudFormation が待機する必要がある時間の長さです。Auto Scaling グループが受け取るシグナルが所定の数に達する前に PauseTime を超過すると、更新は失敗します。最良の結果を得るには、アプリケーションが起動する十分な時間を確保できる期間を指定します。更新をロールバックする必要がある場合、PauseTime が短いとロールバックに失敗する可能性があります。

PauseTime は、ISO8601 期間形式 (PT#H#M#S の形式。それぞれの # は時間数、分数、秒数を示します) で指定します。最大 PauseTime は 1 時間 (PT1H) です。

デフォルト: WaitOnResourceSignals プロパティが true に設定されたときの PT1H (1 時間)。

型: 文字列

必須: いいえ

SuspendProcesses

スタックの更新中に Auto Scaling プロセスが停止されるように指定します。プロセスを停止すると、Auto Scaling がスタックの更新に干渉しなくなります。例えば、Amazon EC2 Auto Scaling がアラームに関連付けられたスケーリングポリシーを実行しないようにアラームを停止することができます。有効な値については、「Amazon EC2 Auto Scaling API リファレンス」の「SuspendProcesses」アクションの ScalingProcesses.member.N パラメータを参照してください。

デフォルト: 指定されていません

タイプ: Auto Scaling プロセスのリスト

必須: いいえ

WaitOnResourceSignals

Auto Scaling グループが更新中に新しいインスタンスからのシグナルを待機するかどうかを指定します。このプロパティを使用して、Auto Scaling グループの更新が開始される前に、インスタンスがアプリケーションのインストールと設定を完了していることを確実にします。グループに対して新しい EC2 インスタンスが起動されると、CloudFormation は Auto Scaling グループの更新を停止します。CloudFormation が更新を続行するには、指定された PauseTime 内に新しいインスタンスからシグナルを受け取る必要があります。Auto Scaling グループにシグナルを送信するには、cfn-signal ヘルパースクリプトまたは SignalResource API を使用します。

インスタンスが Elastic Load Balancing ヘルスチェックに成功してから成功シグナルを送信する場合は、cfn-init ヘルパースクリプトを使用してヘルスチェック検証を追加します。例については、GitHub リポジトリにある Amazon EC2 Auto Scaling ローリングアップデートのサンプルテンプレートの verify_instance_health コマンドを参照してください。

デフォルト: true

タイプ: ブール

必須: 条件的。MinSuccessfulInstancesPercent プロパティを指定する場合、WaitOnResourceSignals プロパティと PauseTime プロパティも有効にする必要があります。

AutoScalingScheduledAction ポリシー

スケジュールされたアクションが AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup リソースに関連付けられているときに CloudFormation が MinSizeMaxSizeDesiredCapacity の各プロパティの更新を処理する方法を指定するには、AutoScalingScheduledAction ポリシーを使用します。

スケジュールされたアクションを使用すると、Auto Scaling グループのグループサイズプロパティはいつでも変化する可能性があります。Auto Scaling グループやスケジュールされたアクションを含むスタックが更新されると、スケジュールされたアクションが有効になっている場合でも、CloudFormation は Auto Scaling グループのグループサイズのプロパティ値を、テンプレート内の AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup リソースで定義されている値に設定します。

スケジュールされたアクションが有効なときに CloudFormation がどのグループサイズプロパティ値も変更しないようにするには、AutoScalingScheduledAction 更新ポリシーを使用して IgnoreUnmodifiedGroupSizePropertiestrue に設定し、テンプレートで値を変更しない限り、CloudFormation が MinSizeMaxSize、または DesiredCapacity プロパティを変更しないようにします。

構文

JSON

"UpdatePolicy" : { "AutoScalingScheduledAction" : { "IgnoreUnmodifiedGroupSizeProperties" : Boolean } }

プロパティ

IgnoreUnmodifiedGroupSizeProperties

true の場合、CloudFormation はスタックの更新中に、現在の Auto Scaling グループと、テンプレートの AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup リソースに記述されている Auto Scaling グループとの間のグループサイズプロパティの違いを無視します。テンプレートのグループサイズプロパティ値のいずれかを変更した場合、CloudFormation は変更された値を使用して Auto Scaling グループを更新します。

デフォルト: false

タイプ: ブール

必須: いいえ

UseOnlineResharding ポリシー

AWS::ElastiCache::ReplicationGroup リソース全体を置き換えるのではなく、シャードを追加または削除してレプリケーションを変更するには、UseOnlineResharding 更新ポリシーを使用します。

UseOnlineReshardingtrue に設定されている場合、AWS::ElastiCache::ReplicationGroup リソースの NumNodeGroups プロパティと NodeGroupConfiguration プロパティを更新でき、CloudFormation は中断することなく、これらのプロパティを更新します。UseOnlineReshardingfalse に設定されている場合、または指定しない場合、NumNodeGroups プロパティおよび NodeGroupConfiguration プロパティを更新すると、CloudFormation が AWS::ElastiCache::ReplicationGroup リソース全体を置き換えます。

UseOnlineResharding 更新ポリシーにはプロパティがありません。

UseOnlineResharding 更新ポリシーを true に設定するときは、次の点を考慮します。

  • 指定されたスタック更新オペレーションの唯一の更新として、NodeGroupConfiguration プロパティおよび NumNodeGroups プロパティの更新を実行することを強くお勧めします。

    レプリケーショングループのノードグループ構成の更新は、リソースに大きな負荷がかかります。スタックの更新が失敗した場合、CloudFormation はレプリケーショングループのノードグループ構成の変更をロールバックしません。ただし、CloudFormation は失敗した更新オペレーションの一部として変更された他のすべてのプロパティをロールバックします。

  • ノードグループを更新するためには、すべてのノードグループを特定する必要があります。

    NodeGroupConfiguration プロパティを指定した場合、CloudFormation が中断することなくノードの数を更新するために、各ノードグループ構成に対して NodeGroupId も指定する必要があります。

    レプリケーショングループの作成時に、各ノードグループの ID を指定しない場合、ElastiCache は各ノードグループの ID を自動的に生成します。中断することなくレプリケーショングループを更新するには、ElastiCache コンソール (https://console.aws.amazon.com/elasticache/)、または DescribeReplicationGroups を使用して、レプリケーショングループ内にあるすべてのノードグループの ID を取得します。次に、シャードの追加や削除を行う前に、スタックテンプレートの各ノードグループの ID を指定します。

    注記

    ベストプラクティスとして、スタックテンプレートでレプリケーショングループを作成するときに、指定した各ノードグループの ID を含めます。

    さらに、中断することなくノードの数を更新するには、各 NodeGroupConfiguration に対して PrimaryAvailabilityZoneReplicaAvailabilityZonesReplicaCount のプロパティを正確に指定する必要があります。ここでも、ElastiCache コンソール (https://console.aws.amazon.com/elasticache/) または DescribeReplicationGroups を使用して、各ノードグループの実際の値を取得して、スタックテンプレートの値と比較することができます。ノードグループのプロパティ値は、個別のスタックの更新として、またはノードグループの数を変更する同じスタックの更新の一部として更新できます。

    UseOnlineResharding 更新ポリシーを使用して中断することなくノードグループの数を更新すると、ElastiCache は指定された数のスロット間でキースペースを均等に分散します。これは後で更新できません。したがって、この方法でノードグループの数を更新した後で、各ノードグループ内の実際の値が反映されなくなるため、スタックテンプレートからそれぞれの NodeGroupConfigurationSlots プロパティに指定された値を削除する必要があります。

  • 実際のノードグループの削除結果は異なる場合があります。

    現在のノードグループの数より小さい NumNodeGroups 値を指定すると、CloudFormation は ElastiCache に指定した数のノードに到達できるように必要な数のノードグループを削除するように指示します。ただし、ElastiCache は必ずしも必要な数のノードグループを削除できるとは限りません。イベントで ElastiCache が必要な数のノードグループを削除できない場合、CloudFormation ではこれを警告するスタックイベントが生成されます。ElastiCache がいずれのノードグループも削除できない場合、CloudFormation リソースの更新は失敗します。

レプリケーショングループを変更する方法の詳細については、「Amazon ElastiCache API リファレンス」の「ModifyReplicationGroupShardConfiguration」を参照してください。

構文

JSON

"UpdatePolicy" : { "UseOnlineResharding" : Boolean }

YAML

UpdatePolicy: UseOnlineResharding: Boolean

EnableVersionUpgrade ポリシー

すべての AWS::OpenSearchService::Domain または AWS::Elasticsearch::Domain リソースを置き換えるのではなく、OpenSearch Service ドメインを OpenSearch または Elasticsearch の新しいバージョンにアップグレードする場合は、EnableVersionUpgrade 更新ポリシーを使用します。

EnableVersionUpgradetrue に設定されている場合、AWS::OpenSearchService::Domain リソースの EngineVersion プロパティ (またはレガシー AWS::Elasticsearch::Domain リソースの ElasticsearchVersion プロパティ) を更新することができます。これにより、CloudFormation が中断することなくそのプロパティを更新します。EnableVersionUpgradefalse に設定されているか、指定されていない場合、EngineVersion または ElasticsearchVersion プロパティを更新すると、CloudFormation は AWS::OpenSearchService::Domain/AWS::Elasticsearch::Domain リソース全体を置き換えます。

EnableVersionUpgrade 更新ポリシーにはプロパティがありません。

OpenSearch Service ドメインの更新に関する詳細については、「Amazon OpenSearch Service デベロッパーガイド」の「UpgradeDomain」を参照してください。

構文

JSON

"UpdatePolicy" : { "EnableVersionUpgrade" : Boolean }

YAML

UpdatePolicy: EnableVersionUpgrade: Boolean

CodeDeployLambdaAliasUpdate ポリシー

CodeDeployLambdaAliasUpdate リソースでのバージョンの変更時に CodeDeploy デプロイを実行するには、AWS::Lambda::Alias 更新ポリシーを使用します。

構文

JSON

"UpdatePolicy" : { "CodeDeployLambdaAliasUpdate" : { "AfterAllowTrafficHook" : String, "ApplicationName" : String, "BeforeAllowTrafficHook" : String, "DeploymentGroupName" : String } }

プロパティ

AfterAllowTrafficHook

トラフィックのルーティングが完了した後に実行する Lambda 関数の名前。

必須: いいえ

タイプ: 文字列

ApplicationName

CodeDeploy アプリケーションの名前。

必須: はい

タイプ: 文字列

BeforeAllowTrafficHook

トラフィックのルーティングが開始する前に実行する Lambda 関数の名前。

必須: いいえ

タイプ: 文字列

DeploymentGroupName

CodeDeploy デプロイグループの名前。ここでは、トラフィック移行ポリシーが設定されます。

必須: はい

タイプ: 文字列

AWS::Lambda::Alias リソースの UpdatePolicy 属性を指定する例については、「Lambda エイリアスの更新ポリシー」を参照してください。

次の例では、更新グループを Auto Scaling グループに追加する方法と、メタデータの更新時に可用性を維持する方法を示します。

Auto Scaling グループに UpdatePolicy を追加します。

次の例は、更新ポリシーの追加方法を示しています。更新中、Auto Scaling グループは 2 個のインスタンスのバッチを更新し、少なくとも 1 つのインスタンスをサービスで最低 1 個のインスタンスを稼動状態にします。WaitOnResourceSignals フラグが設定されているため、Auto Scaling グループはグループに追加される新しいインスタンスを待機します。新しいインスタンスは、次のインスタンスのバッチを更新する前に、Auto Scaling グループにシグナルを送信する必要があります。

JSON

"ASG" : { "Type" : "AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup", "Properties" : { "AvailabilityZones" : [ "us-east-1a", "us-east-1b" ], "DesiredCapacity" : "1", "LaunchConfigurationName" : { "Ref" : "LaunchConfig" }, "MaxSize" : "4", "MinSize" : "1" }, "UpdatePolicy" : { "AutoScalingScheduledAction" : { "IgnoreUnmodifiedGroupSizeProperties" : "true" }, "AutoScalingRollingUpdate" : { "MinInstancesInService" : "1", "MaxBatchSize" : "2", "WaitOnResourceSignals" : "true", "PauseTime" : "PT10M" } } }, "ScheduledAction" : { "Type" : "AWS::AutoScaling::ScheduledAction", "Properties" : { "AutoScalingGroupName" : { "Ref" : "ASG" }, "DesiredCapacity" : "2", "StartTime" : "2017-06-02T20 : 00 : 00Z" } }

YAML

ASG: Type: 'AWS::AutoScaling::AutoScalingGroup' Properties: AvailabilityZones: - us-east-1a - us-east-1b DesiredCapacity: '1' LaunchConfigurationName: Ref: LaunchConfig MaxSize: '4' MinSize: '1' UpdatePolicy: AutoScalingScheduledAction: IgnoreUnmodifiedGroupSizeProperties: 'true' AutoScalingRollingUpdate: MinInstancesInService: '1' MaxBatchSize: '2' WaitOnResourceSignals: 'true' PauseTime: PT10M ScheduledAction: Type: 'AWS::AutoScaling::ScheduledAction' Properties: AutoScalingGroupName: Ref: ASG DesiredCapacity: '2' StartTime: '2017-06-02T20 : 00 : 00Z'

AutoScalingReplacingUpdate ポリシー

次の例では、関連付けられた Auto Scaling グループを更新時に強制的に置き換えるポリシーを宣言しています。更新が成功するためには、インスタンスの割合 (MinSuccessfulPercentParameter パラメーターにより指定) が Timeout 期間内に成功のシグナルを送信する必要があります。

JSON

"UpdatePolicy" : { "AutoScalingReplacingUpdate" : { "WillReplace" : "true" } }, "CreationPolicy" : { "ResourceSignal" : { "Count" : { "Ref" : "ResourceSignalsOnCreate"}, "Timeout" : "PT10M" }, "AutoScalingCreationPolicy" : { "MinSuccessfulInstancesPercent" : { "Ref" : "MinSuccessfulPercentParameter" } } }

YAML

UpdatePolicy: AutoScalingReplacingUpdate: WillReplace: 'true' CreationPolicy: ResourceSignal: Count: !Ref 'ResourceSignalsOnCreate' Timeout: PT10M AutoScalingCreationPolicy: MinSuccessfulInstancesPercent: !Ref 'MinSuccessfulPercentParameter'

cfn-init Helper スクリプトのメタデータを更新する際の可用性の維持

インスタンスにソフトウェアアプリケーションをインストールするとき、AWS::CloudFormation::Init メタデータキーと cfn-init ヘルパースクリプトを使用して、Auto Scaling グループ内のインスタンスをブートストラップすることができます。CloudFormation がパッケージをインストールしてコマンドを実行し、メタデータに記述されている他のブートストラップアクションを実行します。

メタデータのみ更新する場合 (たとえば、パッケージを別のバージョンに更新する場合)、cfn-hup ヘルパーデーモンを使用して更新を検出し、適用できます。ただし、cfn-hup デーモンはインスタンスごとに別個に実行されます。デーモンがすべてのインスタンスで同時に実行されてしまった場合、アプリケーションまたはサービスが更新中に使用不可能になる可能性があります。可用性を確保するには、CloudFormation が一度に 1 つのバッチでインスタンスを更新するようにローリング更新を強制します。

重要

ローリング更新ポリシーを強制するには、CloudFormation が新しいインスタンスを作成した後、古いインスタンスを削除する必要があります。古いインスタンスに保存されている情報は失われます。

ローリング更新を強制するには、起動構成リソースの論理 ID を変更した後、スタックと、元の論理 ID (関連付けられている Auto Scaling グループなど) を指すすべての参照を更新します。CloudFormation が Auto Scaling グループ上でローリング更新をトリガーし、すべてのインスタンスを置き換えます。

元のテンプレート

"LaunchConfig": { "Type" : "AWS::AutoScaling::LaunchConfiguration", "Metadata" : { "Comment" : "Install a simple PHP application", "AWS::CloudFormation::Init" : { ... } } }

更新された論理 ID

"LaunchConfigUpdateRubygemsPkg": { "Type" : "AWS::AutoScaling::LaunchConfiguration", "Metadata" : { "Comment" : "Install a simple PHP application", "AWS::CloudFormation::Init" : { ... } } }

Lambda エイリアスの更新ポリシー

次の例では、UpdatePolicy リソースの AWS::Lambda::Alias 属性を指定します。デプロイの詳細はすべて、ポリシーに渡されるアプリケーションおよびデプロイグループによって定義されます。

JSON

"Alias": { "Type": "AWS::Lambda::Alias", "Properties": { "FunctionName": { "Ref": "LambdaFunction" }, "FunctionVersion": { "Fn::GetAtt": [ "FunctionVersionTwo", "Version" ] }, "Name": "MyAlias" }, "UpdatePolicy": { "CodeDeployLambdaAliasUpdate": { "ApplicationName": { "Ref": "CodeDeployApplication" }, "DeploymentGroupName": { "Ref": "CodeDeployDeploymentGroup" }, "BeforeAllowTrafficHook": { "Ref": "PreHookLambdaFunction" }, "AfterAllowTrafficHook": { "Ref": "PreHookLambdaFunction" } } } }

YAML

Alias: Type: 'AWS::Lambda::Alias' Properties: FunctionName: !Ref LambdaFunction FunctionVersion: !GetAtt FunctionVersionTwo.Version Name: MyAlias UpdatePolicy: CodeDeployLambdaAliasUpdate: ApplicationName: !Ref CodeDeployApplication DeploymentGroupName: !Ref CodeDeployDeploymentGroup BeforeAllowTrafficHook: !Ref PreHookLambdaFunction AfterAllowTrafficHook: !Ref PreHookLambdaFunction