Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

リザーブドインスタンス がどのように適用されるか

リザーブドインスタンス を購入し、リザーブドインスタンス の仕様と一致するインスタンスをすでに実行している場合、料金上の利点は即時適用されます。インスタンスを再起動する必要はありません。使用可能な実行中のインスタンスが存在しない場合、インスタンスを起動して、リザーブドインスタンス に指定した条件と一致していることを確認します。詳細については、「リザーブドインスタンス を使用する」を参照してください。

リザーブドインスタンス は、提供タイプ (スタンダードまたはコンバーティブル) に関係なく適用方法は同じであり、属性が一致する実行中の オンデマンドインスタンス に自動的に適用されます。

ゾーン リザーブドインスタンス がどのように適用されるか

特定のアベイラビリティーゾーンに割り当てられた リザーブドインスタンス では、そのアベイラビリティーゾーンの一致するインスタンスの使用に対して リザーブドインスタンス 割引が適用されます。たとえば、us-east-1a のアベイラビリティーゾーンで、デフォルトテナンシーの c4.xlarge Linux/Unix スタンダード リザーブドインスタンス を 2 つ購入すると、us-east-1a のアベイラビリティーゾーンで実行している 2 つまでのデフォルトテナンシーの c4.xlarge Linux/Unix インスタンスで リザーブドインスタンス 割引を利用できます。実行中のインスタンスの属性 (テナンシー、プラットフォーム、アベイラビリティーゾーン、インスタンスタイプ、およびインスタンスサイズ) は、リザーブドインスタンス の属性と一致する必要があります。

リージョン リザーブドインスタンス がどのように適用されるか

リージョン用に購入された リザーブドインスタンス (リージョン リザーブドインスタンス) はアベイラビリティーゾーンの柔軟性を提供します。リザーブドインスタンス 割引は、このリージョン内のすべてのアベイラビリティーゾーンのインスタンス使用に適用されます。

デフォルトテナンシーの Linux/Unix プラットフォームでのリージョン リザーブドインスタンス もまたインスタンスサイズの柔軟性を提供し、リザーブドインスタンス 割引は、サイズを問わず、そのインスタンスタイプのインスタンス使用に適用されます。

注記

インスタンスサイズの柔軟性は、特定のアベイラビリティーゾーンに購入された リザーブドインスタンス、ベアメタルインスタンス、専有テナントに対応する リザーブドインスタンス、Windows、Windows with SQL Standard、Windows with SQL Server Enterprise、Windows with SQL Server Web、RHEL、および SLES の リザーブドインスタンス には適用されません。

インスタンスサイズの柔軟性は、インスタンスサイズの正規化係数によって決定されます。割引は、予約したインスタンスサイズによって、同じインスタンスタイプの実行しているインスタンスに完全、または部分的に適用されます。この場合、一致する必要がある属性はインスタンスタイプ、テナンシー、プラットフォームのみです。

インスタンスサイズの柔軟性は、インスタンスファミリー内の最も小さいインスタンスサイズから大きいインスタンスサイズへ、正規化係数に基づいて適用されます。

以下の表は、インスタンスタイプ内のさまざまなサイズおよび対応する 1 時間ごとの正規化係数の一覧です。このスケールは、リザーブドインスタンス の割引料金がインスタンスタイプの正規化された使用に適用するために使用されます。

インスタンスサイズ 正規化係数

nano

0.25

micro

0.5

small

1

medium

2

large

4

xlarge

8

2xlarge

16

4xlarge

32

8xlarge

64

9xlarge

72

10xlarge

80

12xlarge

96

16xlarge

128

18xlarge

144

24xlarge

192

32xlarge

256

たとえば、t2.medium インスタンスには 2 の正規化係数があります。米国東部(バージニア北部) でt2.medium デフォルトテナンシー Amazon Linux/Unix リザーブドインスタンス を購入し、このリージョンのアカウントで 2 つの t2.small インスタンスを実行している場合、料金上の利点はどちらのインスタンスにも完全に適用されます。

 リージョン リザーブドインスタンス の適用

または、米国東部(バージニア北部) リージョンのアカウントで実行している 1 つの t2.large インスタンスがある場合、料金上の利点はこのインスタンスの使用の 50% に適用されます。

 リージョン リザーブドインスタンス の適用

注記

正規化係数は、リザーブドインスタンス の変更時にも適用されます。詳細については、「リザーブドインスタンス の変更」を参照してください。

リザーブドインスタンス の適用例

リザーブドインスタンス の適用方法を以下のシナリオで示します。

例 シナリオ 1: 単一アカウントの リザーブドインスタンス

アカウント A で以下の オンデマンドインスタンス を実行しているとします。

  • us-east-1a アベイラビリティーゾーンで 4 つのデフォルトテナンシーの m3.large Linux インスタンス

  • us-east-1b アベイラビリティーゾーンで 2 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Amazon Linux インスタンス

  • us-east-1c アベイラビリティーゾーンで 1 つのデフォルトテナンシーの c4.xlarge Amazon Linux インスタンス

アカウント A で以下の リザーブドインスタンス を購入するとします。

  • us-east-1a アベイラビリティーゾーンで 4 つのデフォルトテナンシーの m3.large Linux リザーブドインスタンス (キャパシティーの予約あり)

  • us-east-1 リージョンで 4 つのデフォルトテナンシーの m4.large Amazon Linux リザーブドインスタンス

  • us-east-1 リージョンで 1 つのデフォルトテナンシーの c4.large Amazon Linux リザーブドインスタンス

リザーブドインスタンス の利点は以下のように適用されます。

  • 4 つの m3.large ゾーン リザーブドインスタンス の割引とキャパシティーの予約は、属性 (インスタンスサイズ、リージョン、プラットフォーム、テナンシー) が一致する 4 つの m3.large インスタンスによって使用されます。

  • m4.largeリージョン リザーブドインスタンス は、デフォルトテナンシーの Amazon Linux リザーブドインスタンス であるため、アベイラビリティーゾーンおよびインスタンスサイズの柔軟性を提供します。

    1 つの m4.large は、4 つの正規化された単位/時間に相当します。

    4 つの m4.large リージョン リザーブドインスタンス を購入したので、合計で 16 の正規化された単位/時間 (4x4) に相当します。アカウント A で実行している 2 つの m4.xlarge インスタンスは、16 の正規化された単位/時間 (2x8) に相当します。この場合、4 つの m4.large リージョン リザーブドインスタンス は、2 つの m4.xlarge インスタンスの使用時間全体に対して請求のメリットを提供します。

  • us-east-1 の c4.large リージョンリザーブドインスタンスは、デフォルトテナンシーのリージョンの Amazon Linux リザーブドインスタンスであるため、アベイラビリティーゾーンおよびインスタンスサイズの柔軟性を提供し、c4.xlarge インスタンスに適用されます。c4.large インスタンスは 4 つの正規化された単位/時間に相当し、c4.xlarge インスタンスは 8 つの正規化された単位/時間に相当します。

    この場合、c4.large リージョンリザーブドインスタンスは、c4.xlarge の使用の一部に対してメリットを提供します。これは、この c4.large リザーブドインスタンス は 4 つの正規化された単位/時間に相当しますが、c4.xlarge インスタンスは 8 つの正規化された単位/時間を必要とするためです。したがって、c4.large リザーブドインスタンス の請求割引は、c4.xlarge の使用の 50% に適用されます。c4.xlarge の残りの使用はオンデマンド価格で課金されます。

例 シナリオ 2: 連結アカウントのリージョン リザーブドインスタンス

リザーブドインスタンス は、最初に購入アカウント内の使用に適用され、次に組織内の他のアカウントの該当する使用に適用されます。詳細については、「リザーブドインスタンス および一括請求」を参照してください。サイズの柔軟性を提供するリージョン リザーブドインスタンス の場合、インスタンスファミリー内のインスタンスサイズに関係なく、利点がインスタンスに適用されます。

アカウント A (購入しているアカウント) で以下の オンデマンドインスタンス を実行しているとします。

  • us-east-1a アベイラビリティーゾーンで 2 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Linux インスタンス

  • us-east-1b アベイラビリティーゾーンで 1 つのデフォルトテナンシーの m4.2xlarge Linux インスタンス

  • us-east-1a アベイラビリティーゾーンで 2 つのデフォルトテナンシーの c4.xlarge Linux インスタンス

  • us-east-1b アベイラビリティーゾーンで 1 つのデフォルトテナンシーの c4.2xlarge Linux インスタンス

別のお客様は、アカウント B (連結アカウント) で以下の オンデマンドインスタンス を実行しています。

  • us-east-1a アベイラビリティーゾーンで 2 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Linux インスタンス

アカウント A で以下のリージョン リザーブドインスタンス を購入するとします。

  • us-east-1 リージョンで 4 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Linux リザーブドインスタンス

  • us-east-1 リージョンで 2 つのデフォルトテナンシーの c4.xlarge Linux リザーブドインスタンス

リージョンリザーブドインスタンスの利点は以下のように適用されます。

  • 4 つの m4.xlarge リザーブドインスタンス の割引は、アカウント A の 2 つの m4.xlarge インスタンスとアカウント A の 1 つの m4.2xlarge インスタンスで利用されます。3 つすべてのインスタンスは属性 (インスタンスファミリー、リージョン、プラットフォーム、テナンシー) が一致します。キャパシティーの予約はありません。

  • c4.2xlarge インスタンスよりもインスタンスサイズが小さいため、2 つの c4.xlarge リザーブドインスタンス の割引は、2 つの c4.xlarge インスタンスに適用されます。キャパシティーの予約はありません。

例 シナリオ 3: 連結アカウントのゾーン リザーブドインスタンス

通常、アカウントで所有されている リザーブドインスタンス が、そのアカウントでの使用に最初に適用されます。ただし、組織の他のアカウントに特定のアベイラビリティーゾーン (ゾーン リザーブドインスタンス) の未使用の リザーブドインスタンス がある場合は、これらがアカウントで所有されているリージョン リザーブドインスタンス より先に適用されます。これは、リザーブドインスタンス の使用率を最大限に高めて請求額を下げるための処置です。請求の目的では、組織内のすべてのアカウントが 1 つのアカウントとして扱われます。次の例が、この説明に役立つ場合があります。

アカウント A (購入しているアカウント) で以下の オンデマンドインスタンス を実行しているとします。

  • us-east-1a アベイラビリティーゾーンで 1 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Linux インスタンス

お客様は、別の連結アカウント B で以下の オンデマンドインスタンス を実行しています。

  • us-east-1b アベイラビリティーゾーンで 1 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Linux インスタンス

アカウント A で以下のリージョン リザーブドインスタンス を購入するとします。

  • us-east-1 リージョンで 1 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Linux リザーブドインスタンス

ユーザーが連結アカウント C で以下のゾーン リザーブドインスタンス も購入するとします。

  • us-east-1a アベイラビリティーゾーンで 1 つのデフォルトテナンシーの m4.xlarge Linux リザーブドインスタンス

リザーブドインスタンス の利点は以下のように適用されます。

  • アカウント C で所有されている m4.xlarge ゾーンリザーブドインスタンスの割引はアカウント A の m4.xlarge の使用に適用されます。

  • アカウント A で所有されている m4.xlarge リージョンリザーブドインスタンスの割引はアカウント B の m4.xlarge の使用に適用されます。

  • アカウント A で所有されているリージョンリザーブドインスタンスは、最初にアカウント A での使用に適用されます。アカウント C で所有されているゾーンリザーブドインスタンスは使用されず、アカウント B での使用はオンデマンド価格で課金されます。

詳細については、「Billing and Cost Management レポートの リザーブドインスタンス」を参照してください。