インスタンスタイプを変更する - Amazon Elastic Compute Cloud

インスタンスタイプを変更する

ニーズが変わるにつれて、インスタンスの利用率が高すぎたり (インスタンスタイプが小さすぎる)、低すぎたりする (インスタンスタイプが大きすぎる) ことに気付く場合があります。この場合は、インスタンスタイプを変更することでインスタンスのサイズを変更できます。例えば、ワークロードに対して t2.micro インスタンスが小さすぎる場合は、t2.large などのより大きな T2 インスタンスタイプに変更することで、サイズを大きくすることができます。また、m5.large などの別のインスタンスタイプに変更することもできます。また、IPv6 への対応など、いくつかの機能を利用するために、旧世代のインスタンスタイプから現世代のインスタンスタイプに変更することもできます。

既存のワークロードを処理するのに最適なインスタンスタイプにレコメンデーションが必要な場合は、AWS Compute Optimizer を使用することができます。詳細については、「既存のワークロード用インスタンスタイプに関する推奨事項の取得」を参照してください。

インスタンスタイプを変更する場合、新しいインスタンスタイプのレートの課金が開始されます。すべてのインスタンスタイプのオンデマンド料金については、「Amazon EC2 オンデマンド料金」を参照してください。

インスタンスタイプを変更せずにインスタンスにストレージを追加するには、EBS ボリュームをインスタンスに追加します。詳細については、「Amazon EBS ユーザーガイド」の「インスタンスへの Amazon EBS ボリュームのアタッチ」を参照してください。

どの手順に従うべきですか?

インスタンスタイプを変更するには、さまざまな手順があります。使用する手順は、インスタンスのルートボリューム、およびインスタントタイプがインスタンスの現在の設定と互換性があるかどうかによって異なります。互換性が決定される方法については、「インスタンスタイプ変更の互換性」を参照してください。

次の表を使用して、従う手順を決定します。

互換性のあるインスタンスタイプに関する考慮事項

既存のインスタンスのインスタンスタイプを変更する前に、次の点を考慮してください。

  • Amazon EBS–backed インスタンスで、インスタンスタイプを変更するには、そのインスタンスを先に停止する必要があります。インスタンスが停止している間のダウンタイムを予定しておいてください。インスタンスを停止し、インスタンスタイプの変更を行うと、数分かかります。インスタンスを再起動すると、アプリケーションの起動スクリプトによってかかる時間が変動する場合があります。詳細については、「Amazon EC2 インスタンスの停止と起動」を参照してください。

  • インスタンスを停止して起動すると、インスタンスは新しいハードウェアに移動されます。インスタンスにパブリック IPv4 アドレスがある場合には、このアドレスはリリースされて、インスタンスは新しいパブリック IPv4 アドレスになります。変更されないパブリック IPv4 アドレスが必要な場合は、Elastic IP アドレスを使用します。

  • [Spot Instance] (スポットインスタンス) のインスタンスタイプを変更することはできません。

  • [Windows インスタンス インスタンスタイプを変更する前に、AWS PV ドライバーパッケージを更新することをお勧めします。詳細については、「Windows インスタンスでの PV ドライバーのアップグレード」を参照してください。

  • インスタンスが Auto Scaling グループにある場合、Amazon EC2 Auto Scaling サービスはインスタンスを異常と判断して停止し、場合によってはそれを終了して代わりのインスタンスを起動します。インスタンスタイプを変更するときに、そのグループのスケーリングプロセスを中断することで、これを防ぐことができます。詳細については、「Amazon EC2 Auto Scaling ユーザーガイド」の「スケーリングプロセスの中断と再開」を参照してください。

  • NVMe インスタンスストアボリュームを使用してインスタンスのインスタンスタイプを変更すると、AMI またはインスタンスブロックデバイスマッピングで指定されていない場合でもすべての NVMe インスタンスストアボリュームが利用可能であるため、追加のインスタンスストアボリュームが更新されたインスタンスに存在するようになる可能性があります。それ以外の場合、更新したインスタンスには、元のインスタンスの起動時に指定したのと同じ数のインスタンスストアボリュームが設定されます。

  • インスタンスにアタッチできる Amazon EBS ボリュームの最大数は、インスタンスのタイプとサイズによって異なります。インスタンスにすでにアタッチされているボリュームの数をサポートしていないインスタンスタイプまたはインスタンスサイズに変更することはできません。詳細については、「インスタンスボリューム数の制限」を参照してください。

EBS-backed インスタンスのインスタンスタイプを変更する

必要なインスタンスタイプがインスタンスの現在の設定と互換性がある場合は、次の手順を使用して EBS-backed インスタンスのインスタンスタイプを変更します。

Amazon EBS-backed インスタンスのインスタンスタイプを変更するには
  1. (オプション) 新しいインスタンスのタイプに既存のインスタンスにインストールされていないドライバーが必要な場合は、インスタンスに接続してドライバーをインストールする必要があります。詳細については、「インスタンスタイプ変更の互換性」を参照してください。

  2. [Windows インスタンス] 静的 IP アドレス指定を使用するように Windows インスタンスを設定し、拡張ネットワーキングをサポートしないインスタンスタイプから拡張ネットワーキングをサポートするインスタンスタイプに変更する場合、静的 IP アドレス指定を再設定すると IP アドレスが競合する可能性について警告が表示される場合があります。これを防ぐには、インスタンスタイプを変更する前に、インスタンスのネットワークインターフェイスで DHCP を有効にします。インスタンスから、[Network and Sharing Center] (ネットワークと共有センター) を開き、ネットワークインターフェイスの [Internet Protocol Version 4 (TCP/IPv4) Properties] (インターネットプロトコルバージョン 4 (TCP/IPv4) のプロパティ) を開いて、[Obtain an IP address automatically] (IP アドレスを自動的に取得する) を選択します。インスタンスタイプを変更し、ネットワークインターフェイス上で静的 IP アドレッシングを設定します。

  3. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  4. ナビゲーションペインで、[インスタンス] を選択します。

  5. インスタンスを選択し、[Instance state (インスタンスの状態)]、[Stop instance (インスタンスの停止)] の順に選択します。確認を求められたら、[Stop] を選択します。インスタンスが停止するまで、数分かかる場合があります。

  6. インスタンスが選択された状態で、[Actions (アクション)]、[Instance settings (インスタンス設定)]、[Change instance type (インスタンスタイプの変更)] の順に選択します。状態が stopped ではないインスタンスの場合、このオプションはグレー表示されています。

  7. [Change instance type] (インスタンスタイプの変更) ページで、次の操作を行います。

    1. [Instance type] (インスタンスタイプ) で、使用するインスタンスタイプを選択します。

      インスタンスタイプがリストにない場合、そのインスタンスタイプはインスタンスの設定と互換性がありません。代わりに、以下の手順をすべて行います。新しいインスタンスを起動してインスタンスタイプを変更する

    2. (オプション) 選択したインスタンスタイプが EBS 最適化をサポートしている場合は、[EBS-optimized] (EBS 最適化) を選択して EBS 最適化を有効にするか、[EBS-optimized] (EBS 最適化) を選択解除して EBS 最適化を無効にします。選択したインスタンスタイプがデフォルトで EBS に最適化されている場合、[EBS-optimized] (EBS 最適化) は選択状態になっており、これを選択解除することはできません。

    3. [Apply] を選択して、新しい設定を受け入れます。

  8. インスタンスを起動するには、インスタンスを選択後、[Instance state] (インスタンスの状態)、[Start instance] (インスタンスの開始) の順に選択します。インスタンスが running 状態になるまで、数分かかる場合があります。インスタンスが起動しない場合は、「インスタンスタイプ変更のトラブルシューティング」を参照してください。

  9. [Windows インスタンス] インスタンスが EC2Launch v1 を使用した Windows Server 2016 または Windows Server 2019 を実行する場合は、Windows インスタンスに接続し、インスタンスタイプが変更された後に次の EC2Launch PowerShell スクリプトを実行してインスタンスを設定します。

    重要

    管理者パスワードは、インスタンス初期化 EC2 Launch スクリプトを有効にするとリセットされます。初期化タスクの設定で指定することで、管理者パスワードのリセットを無効にするように設定ファイルを変更できます。パスワードリセットを無効にするステップについては、「初期化タスクの設定」(EC2Launch) または「設定の変更」(EC2Launch v2 )を参照してください。

    PS C:\> C:\ProgramData\Amazon\EC2-Windows\Launch\Scripts\InitializeInstance.ps1 -Schedule

新しいインスタンスを起動してインスタンスタイプを変更する

EBS-backed インスタンスの現在の設定に、使用する新しいインスタンスタイプとの互換性がない場合、元のインスタンスのインスタンスタイプを変更することはできません。代わりに、使用する新しいインスタンスタイプと互換性がある設定で新しいインスタンスを起動し、アプリケーションを新しいインスタンスに移行する必要があります。例えば、PV AMI から元のインスタンスを起動し、HVM AMI を必要とする現行世代のインスタンスタイプに変更する場合は、HVM AMI から新しいインスタンスを起動する必要があります。互換性が決定される方法については、「インスタンスタイプ変更の互換性」を参照してください。

アプリケーションを新しいインスタンスに移行するには、以下を実行します。

  • 元のインスタンスのデータをバックアップします。

  • 使用する新しいインスタンスタイプと互換性がある設定で新しいインスタンスを起動して、元のインスタンスにアタッチされた EBS ボリュームをアタッチします。

  • アプリケーションとソフトウェアを新しいインスタンスにインストールします。

  • データを復元します。

  • 元のインスタンスに Elastic IP アドレスがあり、ユーザーが新しいインスタンス上のアプリケーションを中断することなく継続して使用できるようにするには、Elastic IP アドレスを新しいインスタンスに関連付ける必要があります。詳細については、「Elastic IP アドレス」を参照してください。

新しいインスタンス設定のインスタンスタイプを変更するには
  1. Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/) を開きます。

  2. 次のように、保持する必要があるデータをバックアップします。

    • インスタンスストアボリューム上のデータについては、永続的ストレージにバックアップしてください。

    • EBS ボリューム上のデータについては、ボリュームのスナップショットを作成するか、インスタンスからボリュームをデタッチして、後で新しいインスタンスにアタッチできるようにします。

  3. ナビゲーションペインで、[インスタンス] を選択します。

  4. [Launch Instances] (インスタンスの起動) を選択します。インスタンスを設定する場合は、次の操作を行います。

    1. 使用するインスタンスタイプをサポートする AMI を選択します。現行世代のインスタンスタイプには HVM AMI が必要であることに注意してください。

    2. 使用する新しいインスタンスタイプを選択します。使用するインスタンスタイプが使用できない場合は、選択した AMI の設定と互換性がありません。

    3. Elastic IP アドレスを使用している場合は、元のインスタンスを現在実行している VPC を選択します。

    4. 同じトラフィックが新しいインスタンスに到達できるようにする場合は、元のインスタンスと関連付けられるセキュリティグループを選択します。

    5. 新しいインスタンスの設定が完了したら、手順を完了してキーペアを選択し、インスタンスを起動します。インスタンスが running 状態になるまで、数分かかる場合があります。

  5. 必要に応じて、作成したスナップショットに基づく新しい EBS ボリュームや、元のインスタンスからデタッチした EBS ボリュームを新しいインスタンスにアタッチします。

  6. アプリケーションと必要なソフトウェアを新しいインスタンスにインストールします。

  7. 元のインスタンスのインスタンスストアボリュームからバックアップしたデータを復元します。

  8. Elastic IP アドレスを使用している場合、以下のように新しいインスタンスにそのアドレスを割り当てます。

    1. ナビゲーションペインで [Elastic IP] を選択します。

    2. 元のインスタンスに関連付ける Elastic IP アドレスを選択して、[Actions (アクション)]、[Disassociate Elastic IP address (Elastic IP アドレスの関連付けの解除)] の順に選択します。確認を求めるメッセージが表示されたら、[Disassociate (関連付け解除)] を選択します。

    3. Elastic IP アドレスがまだ選択された状態で、[Actions (アクション)]、[Associate Elastic IP address (Elastic IP アドレスの関連付け)] の順に選択します。

    4. [リソースタイプ] で、[Instance (インスタンス)] を選択します。

    5. [Instance] (インスタンス) で、Elastic IP アドレスを関連付ける新しいインスタンスを選択します。

    6. (オプション) [プライベート IP アドレス] で、Elastic IP アドレスを関連付けるプライベート IP アドレスを指定します。

    7. [Associate] を選択します。

  9. (オプション) 不要になった場合は、元のインスタンスを終了できます。インスタンスを選択し、新しいインスタンスではなく元のインスタンスを終了させようとしていることを確認し (名前や起動時間の確認など)、[Instance state] (インスタンスの状態)、[Terminate instance] (インスタンスの終了) を選択します。