Amazon Elastic Compute Cloud
Linux インスタンス用ユーザーガイド

ボリュームのステータスのモニタリング

アマゾン ウェブ サービス (AWS) では、Amazon CloudWatch メトリクスやボリュームステータスチェックなどのデータが自動的に提供されます。これらのデータを使用して、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリュームをモニタリングすることができます。

CloudWatch によるボリュームのモニタリング

CloudWatch メトリクスは、ボリュームの実行動作を表示または分析したり、それらの実行動作についてのアラームを設定したりするために使用できる統計データです。

次の表は、Amazon EBS ボリュームで利用可能なモニタリングデータのタイプをまとめたものです。

タイプ Description

基本

データは自動的に 5 分間無料で取得できます。このデータには、EBS-backed インスタンスのルートデバイスボリュームのデータが含まれます。

詳細

プロビジョンド IOPS SSD (io1) ボリュームは、1 分間のメトリクスを CloudWatch に自動的に送信します。

CloudWatch からデータを取得したときに、Period リクエストパラメータを含めて、返されるデータの詳細程度を指定できます。これは、データの収集に使用する期間 (5 分間) とは異なります。有効なデータが確実に返されるように、リクエストには収集期間以上の期間を指定することをお勧めします。

データは、CloudWatch API または Amazon EC2 コンソールのいずれかを使用して取得できます。コンソールは CloudWatch API から未加工データを取得し、そのデータに基づいて一連のグラフを表示します。必要に応じて、API のデータまたはコンソールのグラフのいずれかを使用できます。

Amazon EBS メトリクス

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)は、複数のメトリクスのデータポイントを CloudWatch に送信します。Amazon EBS 汎用 SSD (gp2)、スループット最適化 HDD (st1)、Cold HDD (sc1)、および磁気 (スタンダード) ボリュームは自動的に 5 分間のメトリクスを CloudWatch に送信します。プロビジョンド IOPS SSD (io1) ボリュームは、1 分間のメトリクスを CloudWatch に自動的に送信します。データは、ボリュームがインスタンスにアタッチされている場合にのみ CloudWatch に報告されます。Amazon EBS をモニタリングする方法については、『Linux インスタンス用 Amazon EC2 ユーザーガイド』の「ボリュームのステータスのモニタリング」を参照してください。

これらのメトリクスの一部は、Nitro ベースのインスタンスに違いがあります。Nitro システムに基づくインスタンスタイプのリストについては、「Nitro ベースのインスタンス」を参照してください。

AWS/EBS 名前空間には、次のメトリクスが含まれます。

メトリクス 説明

VolumeReadBytes

指定された期間の読み取りオペレーションに関する情報を提供します。Sum 統計は、期間内に転送されたバイトの総数をレポートします。Average 統計は、期間中の各読み取りオペレーションの平均サイズを報告します。ただし、平均が指定された期間にわたる平均を表す Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームを除きます。SampleCount 統計は期間中に読み取りオペレーションの合計数を報告します。ただし、サンプル数が統計的計算で使用されるデータポイントの数を表す、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームを除きます。Xen インスタンスでは、ボリュームに読み取りアクティビティがある場合にのみデータが報告されます。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: バイト

VolumeWriteBytes

指定された期間の書き込みオペレーションに関する情報を提供します。Sum 統計は、期間内に転送されたバイトの総数をレポートします。Average 統計は、期間中の各書き込みオペレーションの平均サイズを報告します。ただし、平均が指定された期間にわたる平均を表す Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームを除きます。SampleCount 統計は期間中に書き込みオペレーションの合計数を報告します。ただし、サンプル数が統計的計算で使用されるデータポイントの数を表す、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームを除きます。Xen インスタンスでは、ボリュームに書き込みアクティビティがある場合にのみデータが報告されます。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: バイト

VolumeReadOps

指定期間内の読み取りオペレーションの総数。

その期間の 1 秒あたりの読み込み I/O 操作回数 (読み取り IOPS) の平均を算出するには、その期間の読み取りオペレーション回数の合計をその期間の秒数で割ります。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: カウント

VolumeWriteOps

指定期間内の書き込みオペレーションの総数。

その期間の 1 秒あたりの書き込み I/O 操作回数 (書き込み IOPS) の平均を算出するには、その期間の書き込みオペレーション回数の合計をその期間の秒数で割ります。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: カウント

VolumeTotalReadTime

指定期間内に完了した操作すべての読み取りオペレーションに要した時間 (秒) の合計。複数のリクエストが同時に送信された場合は、この合計が期間の長さを超えることがあります。たとえば、期間が 5 分間 (300 秒) で、その期間内に完了した操作の数が 700 あり、1 つの操作に 1 秒かかるとすれば、この値は 700 秒となります。Xen インスタンスでは、ボリュームに読み取りアクティビティがある場合にのみデータが報告されます。

このメトリクスの Average 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームには該当しません。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: 秒

VolumeTotalWriteTime

指定期間内に完了した操作すべての、書き込みオペレーションに要した時間 (秒) の合計。複数のリクエストが同時に送信された場合は、この合計が期間の長さを超えることがあります。たとえば、期間が 5 分間 (300 秒) で、その期間内に完了した操作の数が 700 あり、1 つの操作に 1 秒かかるとすれば、この値は 700 秒となります。Xen インスタンスでは、ボリュームに書き込みアクティビティがある場合にのみデータが報告されます。

このメトリクスの Average 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームには該当しません。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: 秒

VolumeIdleTime

指定期間内に、読み取りと書き込みのどちらの操作も行われなかった時間 (秒) の合計。

このメトリクスの Average 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームには該当しません。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: 秒

VolumeQueueLength

指定期間内に完了を待っていた読み取りおよび書き込みの操作リクエストの数。

このメトリクスの Sum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームには該当しません。

このメトリクスの Minimum および Maximum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームでのみサポートされます。

単位: カウント

VolumeThroughputPercentage

プロビジョンド IOPS SSD ボリュームでのみ使用されます。Amazon EBS ボリュームにプロビジョニングされた合計 IOPS (1 秒間あたりの I/O 操作回数) に対する、提供された IOPS の割合 (パーセント)。プロビジョンド IOPS SSD ボリュームは、1 年の 99.9 パーセントにわたり、プロビジョニンド IOPS の 10 パーセント以内のパフォーマンスを提供します。

書き込みの間、他に保留中の I/O リクエストが 1 分以内になければ、メトリクス値は 100% となります。また、お客様が行ったアクション (たとえば使用率ピーク時にボリュームのスナップショットを作成する、EBS 最適化インスタンス以外でボリュームを実行する、そのボリュームのデータに初めてアクセスするなど) によってボリュームの I/O 性能が一時的に低下する場合があります。

単位: パーセント

VolumeConsumedReadWriteOps

プロビジョンド IOPS SSD ボリュームでのみ使用されます。指定された期間内に消費された読み書き操作の合計数(256K キャパシティーユニットに標準化)。

それぞれ 256K より小さい I/O 操作は、1 消費 IOPS とカウントされます。256K より大きい I/O 操作は、256K キャパシティーユニットでカウントされます。たとえば、1024K I/O は 4 消費 IOPS としてカウントされます。

単位: カウント

BurstBalance

汎用 SSD (gp2)、スループット最適化 HDD (st1)、および Cold HDD (sc1) ボリュームでのみ使用されます。バーストバケットに残っている I/O クレジット (gp2 用) またはスループットクレジット (st1sc1 用) の割合に関する情報を提供します。データは、ボリュームがアクティブな場合にのみ CloudWatch に報告されます。ボリュームがアタッチされていない場合、データは報告されません。

このメトリクスの Sum 統計は、Nitro ベースのインスタンスにアタッチされたボリュームには該当しません。

単位: パーセント

Amazon EBS メトリクスのディメンション

Amazon EBS が CloudWatch に送信するディメンションはボリューム ID のみです。つまり、利用可能なすべての統計はボリューム ID でフィルタリングできます。

Amazon EC2 コンソールのグラフ

ボリュームを作成したら、Amazon EC2 コンソールでボリュームのモニタリンググラフを確認できます。コンソールの [Volumes] ページでボリュームを選択し、[Monitoring] を選択します。次の表は、表示されるグラフをまとめたものです。右側の欄は、各グラフを作成するために CloudWatch API の未加工データメトリクスがどのように使用されるかを示しています。すべてのグラフの期間は5分です。

グラフ 未加工メトリクスの使用に関する説明

読み込み帯域幅 (KiB/s)

Sum(VolumeReadBytes) / Period / 1024

書き込み帯域幅 (KiB/s)

Sum(VolumeWriteBytes) / Period / 1024

読み込みスループット (IOPS)

Sum(VolumeReadOps) / Period

書き込みスループット (IOPS)

Sum(VolumeWriteOps) / Period

平均キュー長 (ops) (オペレーション)

Avg(VolumeQueueLength)

% アイドル時間

Sum(VolumeIdleTime) / Period × 100

平均読み込みサイズ (KiB/オペレーション)

Avg(VolumeReadBytes) / 1024

Nitro ベースのインスタンスの場合、CloudWatch Metric Math で次の公式を使用して平均読み込みサイズを算出します。

(Sum(VolumeReadBytes) / Sum(VolumeReadOps)) / 1024

VolumeReadBytes および VolumeReadOps メトリクスはEBS CloudWatch コンソールで使用できます。

平均書き込みサイズ (KiB/オペレーション)

Avg(VolumeWriteBytes) / 1024

Nitro ベースのインスタンスの場合、CloudWatch Metric Math で次の公式を使用して平均書き込みサイズを算出します。

(Sum(VolumeWriteBytes) / Sum(VolumeWriteOps)) / 1024

VolumeWriteBytes および VolumeWriteOps メトリクスはEBS CloudWatch コンソールで使用できます。

平均読み込み待ち時間 (ms/オペレーション)

Avg(VolumeTotalReadTime) × 1000

Nitro ベースのインスタンスの場合、CloudWatch Metric Math で次の公式を使用して平均レイテンシーを算出します。

(Sum(VolumeTotalReadTime) / Sum(VolumeReadOps)) × 1000

VolumeTotalReadTime および VolumeReadOps メトリクスはEBS CloudWatch コンソールで使用できます。

平均書き込み待ち時間 (ms/オペレーション)

Avg(VolumeTotalWriteTime) × 1000

Nitro ベースのインスタンスの場合、CloudWatch Metric Math で次の公式を使用して平均書き込み待ち時間を算出します。

(Sum(VolumeTotalWriteTime) / Sum(VolumeWriteOps)) * 1000

VolumeTotalWriteTime および VolumeWriteOps メトリクスはEBS CloudWatch コンソールで使用できます。

平均レイテンシーグラフおよび平均サイズグラフでは、期間中に計算されたオペレーション (読み込みまたは書き込みのうち、いずれかグラフに該当する方) の合計数に基づいて平均が計算されます。

ステータスチェックによるボリュームのモニタリング

ボリュームステータスチェックを利用すると、Amazon EBS ボリュームのデータの潜在的な不整合を容易に理解、追跡、および管理できます。これらのチェックは、Amazon EBS ボリュームに障害が発生しているかどうかを判断するために必要な情報を提供し、潜在的に不整合なボリュームの処理方法を制御できるように設計されています。

ボリュームステータスチェックは 5 分ごとに自動的に試行され、成功または失敗のステータスを返します。すべてのチェックが成功した場合、ボリュームのステータスは ok です。チェックが失敗した場合、ボリュームのステータスは impaired です。ステータスが insufficient-data の場合、ボリュームのチェックがまだ実行中である可能性があります。ボリュームステータスチェックの結果を表示して、障害のあるボリュームを特定し、必要なアクションを行うことができます。

ボリュームのデータが潜在的に不整合であると Amazon EBS が判断した場合、デフォルトでは、アタッチされたすべての EC2 インスタンスからそのボリュームへの I/O が無効になります。これにより、データの破損を防ぐことができます。I/O が無効になると、次のボリュームステータスチェックが失敗し、ボリュームステータスは impaired になります。さらに、I/O が無効になったこと、およびボリュームへの I/O を有効にすることによってボリュームの障害ステータスを解決できることを伝えるイベントが表示されます。ユーザーが I/O を有効にするまでシステムは待機するため、ユーザーはインスタンスによるボリュームの使用を継続するか、その前に fsck などのコマンドを使用して整合性チェックを実行するかを判断することができます。

注記

ボリュームステータスはボリュームステータスチェックに基づいており、ボリュームの状態を反映していません。従って、ボリュームステータスではボリュームが error 状態 (たとえば、I/O を受け付けできない) であることは判りません。

あるボリュームの整合性について心配しているわけではなく、そのボリュームに障害が発生した際にそのボリュームをすぐに利用できるようにしたい場合は、デフォルトの動作を上書きして、I/O を自動的に有効にするようにボリュームを設定することができます。AutoEnableIO ボリューム属性を有効にすると、ボリューム状態のチェックが引き続き行われます。また、ボリュームに潜在的な障害があると判断されたが、そのボリュームの I/O が自動的に有効になったことを伝えるイベントも表示されます。これにより、ボリュームの整合性を確認したり、後でボリュームを交換したりすることが可能になります。

I/O パフォーマンスのステータスチェックでは、実際のボリュームパフォーマンスと期待されるボリュームパフォーマンスが比較され、ボリュームのパフォーマンスが期待を下回っている場合は警告が生成されます。このステータスチェックは、インスタンスにアタッチされた io1 ボリュームにのみ使用でき、汎用 SSD (gp2) ボリューム、スループット最適化 HDD (st1) ボリューム、Cold HDD (sc1) ボリューム、および マグネティック (standard) ボリュームには有効ではありません。I/O パフォーマンスのステータスチェックは 1 分に 1 回実行され、CloudWatch はこのデータを 5 分おきに収集するため、io1 ボリュームをインスタンスにアタッチしてから、このチェックにより I/O パフォーマンスのステータスが報告されるまで最大 5 分かかる可能性があります。

重要

スナップショットから復元された io1 ボリュームを初期化している間は、ボリュームのパフォーマンスが想定レベルの 50% を下回る場合があります。このため、ボリュームの [I/O Performance] ステータスチェックでは warning 状態が表示されます。これは想定の動作です。初期化中の io1 ボリュームの warning 状態は無視してかまいません。詳細については、「Amazon EBS ボリュームの初期化」を参照してください。

次の表に、Amazon EBS ボリュームのステータスを示します。

ボリュームのステータス I/O 有効ステータス I/O パフォーマンスステータス (プロビジョンド IOPS ボリュームでのみ使用可能)

ok

Enabled (I/O Enabled または I/O Auto-Enabled)

Normal (ボリュームパフォーマンスは想定どおり)

warning

Enabled (I/O Enabled または I/O Auto-Enabled)

Degraded (ボリュームのパフォーマンスが想定を下回っている)

Severely Degraded (ボリュームのパフォーマンスが想定をかなり下回っている)

impaired

Enabled (I/O Enabled または I/O Auto-Enabled)

Disabled (ボリュームがオフラインで復旧の保留中、またはユーザーによる I/O の有効化待ち)

Stalled (ボリュームのパフォーマンスは致命的な影響を受けている)

Not Available (I/O が無効なため、I/O パフォーマンスを判定不能)

insufficient-data

Enabled (I/O Enabled または I/O Auto-Enabled)

Insufficient Data

Insufficient Data

ステータスチェックを表示または操作するには、Amazon EC2 コンソール、API、またはコマンドラインインターフェイスを使用します。

コンソールでステータスチェックを表示するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインの [Volumes] を選択します。

  3. [EBS Volumes] ページの [Volume Status] 列に、各ボリュームの動作状況が表示されます。

  4. 各ボリュームのステータスを表示するには、ボリュームを選択して、[Status Checks] を選択します。

    
                        EBS ボリュームステータスの表示
  5. ステータスチェックが失敗したボリュームがある (ステータスが impaired である) 場合は、「障害のあるボリュームの操作」を参照してください。

[Events] ペインを使用してインスタンスとボリュームのすべてのイベントを 1 つのペインに表示することもできます。詳細については、「ボリュームイベントのモニタリング」を参照してください。

コマンドラインを使用してボリュームステータスに関する情報を表示するには

Amazon EBS ボリュームのステータスを表示するには、次のコマンドのいずれかを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセス を参照してください。

ボリュームイベントのモニタリング

ボリュームのデータが潜在的に不整合であると Amazon EBS によって判断された場合、デフォルトでは、アタッチされているすべての EC2 インスタンスからそのボリュームへの I/O が無効になります。これにより、ボリュームステータスチェックが失敗し、障害の原因を示すボリュームステータスイベントが作成されます。

データが潜在的に不整合であるボリュームで I/O を自動的に有効にするには、AutoEnableIO ボリューム属性の設定を変更します。この属性の変更の詳細については、「障害のあるボリュームの操作」を参照してください。

各イベントには、イベントが発生した時刻を示す開始時刻と、そのボリュームに対する I/O が無効になった時間を示す継続時間が含まれています。ボリュームに対する I/O が有効になると、イベントに終了時刻が追加されます。

ボリュームステータスイベントには、次の説明のいずれかが含まれています。

Awaiting Action: Enable IO

ボリュームデータに整合性がない可能性があります。ボリュームに対する I/O は、ユーザーが明示的に有効にするまで無効になります。I/O を明示的に有効にすると、イベントの説明が IO Enabled に変更されます。

IO Enabled

このボリュームに対する I/O 操作が明示的に有効にされました。

IO Auto-Enabled

イベントの発生後に、このボリュームで I/O 操作が自動的に有効になりました。データを引き続き使用する前に、データの整合性を確認することをお勧めします。

Normal

io1 ボリュームのみ。ボリュームのパフォーマンスは想定どおりです。

Degraded

io1 ボリュームのみ。ボリュームのパフォーマンスは想定を下回っています。

Severely Degraded

io1 ボリュームのみ。ボリュームのパフォーマンスは想定をはるかに下回っています。

Stalled

io1 ボリュームのみ。ボリュームのパフォーマンスは致命的な影響を受けています。

Amazon EC2 コンソール、API、またはコマンドラインインターフェイスを使用して、ボリュームのイベントを表示できます。

コンソールでボリュームのイベントを表示するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインの [Events] を選択します。

  3. イベントを含むすべてのインスタンスおよびボリュームがリストされています。ボリュームでフィルタリングして、ボリュームステータスのみを表示できます。特定のタイプのステータスでフィルタリングすることもできます。

  4. ボリュームを選択して、その特定のイベントを表示します。

    
                        ボリュームイベントの表示

I/O が無効になっているボリュームがある場合は、「障害のあるボリュームの操作」を参照してください。I/O パフォーマンスが通常の状態を下回っているボリュームがある場合、実行したアクションを原因とする一時的な状態である可能性があります (ピーク使用時にボリュームのスナップショットを作成した、必要な I/O 帯域幅をサポートできないインスタンスでボリュームを実行した、ボリュームのデータに初めてアクセスした、など)。

コマンドラインを使用してボリュームのイベントを表示するには

Amazon EBS ボリュームのイベント情報を表示するには、次のコマンドのいずれかを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセス を参照してください。

障害のあるボリュームの操作

このセクションでは、ボリュームのデータに整合性がないなどの原因でボリュームに障害がある場合に使用可能なオプションについて説明します。

オプション 1: インスタンスにアタッチされたボリュームで整合性チェックを実行する

もっとも単純なオプションは、ボリュームが Amazon EC2 にアタッチされているときに、I/O を有効にしてから、ボリュームでデータの整合性チェックを実行するオプションです。

アタッチされたボリュームで整合性チェックを実行するには

  1. アプリケーションによるボリュームの使用を停止します。

  2. ボリュームの I/O を有効にします。

    1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

    2. ナビゲーションペインの [Volumes] を選択します。

    3. I/O 操作を有効にするボリュームを選択します。

    4. 詳細ペインで、[Enable Volume I/O] を選択します。

      
                                    IO を有効にする
    5. [Enable Volume IO] で、[Yes, Enable] を選択します。

  3. ボリュームのデータを確認します。

    1. fsck コマンドを実行します。

    2. (オプション) 関連するエラーメッセージがないか、使用可能なアプリケーションログまたはシステムログを確認します。

    3. ボリュームの障害が 20 分以上続く場合は、サポートに連絡してください。[Troubleshoot ] をクリックしてから、[Troubleshoot Status Checks] ダイアログボックスの [Contact Support] を選択してサポートケースを送信します。

コマンドラインを使用してボリュームの I/O を有効にするには

Amazon EBS ボリュームのイベント情報を表示するには、次のコマンドのいずれかを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセス を参照してください。

オプション 2: 別のインスタンスを使用してボリュームで整合性チェックを実行する

実動環境外部のボリュームをチェックするには、次の手順に従います。

重要

この手順を実行すると、ボリューム I/O を無効にしたときに停止された書き込み I/O が失われる場合があります。

分離されたボリュームで整合性チェックを実行するには

  1. アプリケーションによるボリュームの使用を停止します。

  2. ボリュームをインスタンスからデタッチします。

    1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

    2. ナビゲーションペインの [Volumes] を選択します。

    3. デタッチするボリュームを選択します。

    4. [Actions]、[Force Detach Volume] を選択します。確認のためのメッセージが表示されます。

  3. ボリュームの I/O を有効にします。

    1. ナビゲーションペインの [Volumes] を選択します。

    2. 前の手順でデタッチしたボリュームを選択します。

    3. 詳細ペインで、[Enable Volume I/O] を選択します。

      
                                    IO を有効にする
    4. [Enable Volume IO] ダイアログボックスで、[Yes, Enable] を選択します。

  4. ボリュームを別のインスタンスにアタッチします。詳細については、「インスタンスの作成」および「インスタンスへの Amazon EBS ボリュームのアタッチ」を参照してください。

  5. ボリュームのデータを確認します。

    1. fsck コマンドを実行します。

    2. (オプション) 関連するエラーメッセージがないか、使用可能なアプリケーションログまたはシステムログを確認します。

    3. ボリュームの障害が 20 分以上続く場合は、サポートに連絡してください。[Troubleshoot] を選択し、トラブルシューティングのダイアログボックスで [Contact Support] を選択して、サポートケースを送信します。

コマンドラインを使用してボリュームの I/O を有効にするには

Amazon EBS ボリュームのイベント情報を表示するには、次のコマンドのいずれかを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセス を参照してください。

オプション 3: 不要なボリュームを削除する

環境からボリュームを削除するには、単にそれを削除します。ボリュームの削除の詳細については、「Amazon EBS ボリュームの削除」を参照してください。

ボリュームのデータをバックアップするスナップショットを最近作成した場合、そのスナップショットから新しいボリュームを作成できます。スナップショットからのボリュームの作成の詳細については、「スナップショットからの Amazon EBS ボリュームの復元」を参照してください。

AutoEnableIO ボリューム属性の操作

ボリュームのデータが潜在的に不整合であると Amazon EBS によって判断された場合、デフォルトでは、アタッチされているすべての EC2 インスタンスからそのボリュームへの I/O が無効になります。これにより、ボリュームステータスチェックが失敗し、障害の原因を示すボリュームステータスイベントが作成されます。あるボリュームの整合性について心配しているわけではなく、そのボリュームに impaired が発生した際にそのボリュームをすぐに利用できるようにする場合は、デフォルトの動作を上書きして、I/O を自動的に有効にするようにボリュームを設定することができます。AutoEnableIO ボリューム属性を有効にすると、ボリュームとインスタンス間の I/O が自動的に再び有効になり、ボリュームの状態チェックが成功します。また、ボリュームが潜在的に不整合な状態であること、ただしそのボリュームの I/O が自動的に有効になったことを伝えるイベントも表示されます。このイベントが発生した場合は、ボリュームの整合性をチェックし、必要に応じて置き換えます。詳細については、「ボリュームイベントのモニタリング」を参照してください。

このセクションでは、Amazon EC2 コンソール、コマンドラインインターフェイス、または API を使用して、ボリュームの AutoEnableIO 属性を表示および変更する方法について説明します。

コンソールでボリュームの AutoEnableIO 属性を表示するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインの [Volumes] を選択します。

  3. ボリュームを選択します。

  4. 下部のペインで、[Status Checks] を選択します。

  5. [Status Checks] タブで、[Auto-Enable IO] にボリュームの現在の設定が Enabled または Disabled と表示されます。

    
                        Auto-Enable IO の表示

コンソールでボリュームの AutoEnableIO 属性を変更するには

  1. https://console.aws.amazon.com/ec2/) にある Amazon EC2 コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインの [Volumes] を選択します。

  3. ボリュームを選択します。

  4. [Volumes] ページの一番上で、[Actions] を選択します。

  5. [Change Auto-Enable IO Setting] を選択します。

    
                        Auto-Enable IO 設定を変更する
  6. [Change Auto-Enable IO Setting] ダイアログオックスで [Auto-Enable Volume IO] オプションを選択して、障害のあるボリュームの I/O を自動的に有効にします。この機能を無効にするには、オプションをオフにします。

    
                        Auto-Enable IO 設定を変更する
  7. [Save] を選択します。

または、前の手順のステップ 4~6 を実行する代わりに、[Status Checks]、[Edit] の順に選択します。

コマンドラインを使ってボリュームの AutoEnableIO 属性を表示または変更するには

Amazon EBS ボリュームの AutoEnableIO 属性を表示するには、次のコマンドのいずれかを使用できます。これらのコマンドラインインターフェイスの詳細については、Amazon EC2 へのアクセス を参照してください。

ボリュームの AutoEnableIO 属性を変更するには、次のコマンドのいずれかを使用できます。