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Amazon CloudFront
開発者ガイド (API Version 2016-09-29)

CloudFront キャッシュ統計レポート

Amazon CloudFront コンソールを使用して、CloudFront エッジロケーションに関連する統計をグラフ表示できます。これらの統計のデータは CloudFront アクセスログと同じソースから取得されます。毎時間または毎日のデータポイントを使用して、過去 60 日間の指定した日付範囲のグラフを表示できます。通常は、1 時間前までに CloudFront が受け取ったリクエストについてデータを表示できますが、データが 24 時間ほど遅れることもあります。

注記

キャッシュ統計を表示するために、アクセスログを有効にする必要はありません。

CloudFront キャッシュ統計を表示するには

  1. AWS マネジメントコンソール にサインインし、https://console.aws.amazon.com/cloudfront/ にある、CloudFront コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[Cache Statistics] をクリックします。

  3. [CloudFront Cache Statistics Reports] ペインの [Start Date] と [End Date] で、キャッシュ統計のグラフを表示する日付範囲を選択します。使用できる範囲は、[Granularity] で選択した値によって決まります。

    • Daily – 1 日につき 1 つのデータポイントを使用してグラフを表示するには、過去 60 日の中で任意の日付範囲を選択します。

    • Hourly – 1 時間につき 1 つのデータポイントを使用してグラフを表示するには、過去 60 日以内で最大 14 日間の任意の日付範囲を選択します。

    日付と時刻は協定世界時 (UTC) です。

  4. [Granularity] では、グラフに 1 日につき 1 つのデータポイントを表示するか、1 時間につき 1 つのデータポイントを表示するかを指定します。14 日を超える日付範囲を指定した場合、1 時間につき 1 つのデータポイントを指定することはできなくなります。

  5. [Viewer Location] で、ビューアのリクエストが発信された大陸を選択するか、[All Locations] を選択します。キャッシュ統計のグラフには、指定した場所から CloudFront が受信したリクエストのデータが含まれます。

  6. [Distribution] リストでは、使用状況グラフにデータを表示するディストリビューションを選択します。

    • 個々のウェブディストリビューション – 選択した CloudFront ウェブディストリビューションのデータがグラフに表示されます。[Distribution] リストには、ディストリビューションのディストリビューション ID と代替ドメイン名(CNAME)が表示されます(ある場合)。ディストリビューションに代替ドメイン名がない場合、リストにはディストリビューションのオリジンドメイン名が含まれます。

    • All Web Distributions – 現在の AWS アカウントに関連付けられているすべてのウェブディストリビューションのデータが集計されてグラフに表示されます。ただし、削除したウェブディストリビューションは除外されます。

  7. [Update] をクリックします。

  8. グラフ内の毎日または毎時間のデータポイントのデータを表示するには、データポイントの上にマウスポインタを移動します。

  9. 転送データを示すグラフの場合、各グラフの Y 軸の単位をギガバイト、メガバイト、キロバイトのいずれかに変更できることに注意してください。

CSV 形式でのデータのダウンロード

キャッシュ統計レポートは CSV 形式でダウンロードできます。このセクションでは、レポートをダウンロードする方法と、レポートの値について説明します。

キャッシュ統計レポートを CSV 形式でダウンロードするには

  1. キャッシュ統計レポートを表示しているときに、[CSV] をクリックします。

  2. [Opening file name] ダイアログボックスで、ファイルを開くか保存するかを選択します。

レポートに関する情報

レポートの先頭数行には次の情報が含まれます。

Version

この CSV ファイルの形式のバージョン。

レポート

レポートの名前。

DistributionID

レポートを実行した対象のディストリビューションの ID。または、すべてのディストリビューションを対象にレポートを実行した場合は ALL

StartDateUTC

協定世界時 (UTC) によるレポートを実行した日付範囲の開始日。

EndDateUTC

協定世界時 (UTC) によるレポートを実行した日付範囲の終了日。

GeneratedTimeUTC

協定世界時 (UTC) によるレポートを実行した日時。

詳細度

レポートの各行が 1 時間と 1 日のどちらを表すか。

ViewerLocation

ビューアリクエストが発信された大陸。または、すべての場所についてレポートをダウンロードする場合は ALL

キャッシュ統計レポートのデータ

レポートには次の値が含まれています。

DistributionID

レポートを実行した対象のディストリビューションの ID。または、すべてのディストリビューションを対象にレポートを実行した場合は ALL

FriendlyName

ディストリビューションの代替ドメイン名(CNAME)(存在する場合)。ディストリビューションに代替ドメイン名がない場合、リストにはディストリビューションのオリジンドメイン名が含まれます。

ViewerLocation

ビューアリクエストが発信された大陸。または、すべての場所についてレポートをダウンロードする場合は ALL

TimeBucket

協定世界時 (UTC) によるデータに該当する時間または日付。

RequestCount

すべての HTTP ステータスコード(200、404 など)およびすべてのメソッド(GET、HEAD、POST など)のリクエストの総数。

HitCount

CloudFront エッジキャッシュからオブジェクトが提供されたビューアリクエストの数。

MissCount

オブジェクトが現在エッジキャッシュに存在せず、CloudFront でオリジンからオブジェクトを取得する必要があるビューアリクエストの数。

ErrorCount

エラーになり、CloudFront でオブジェクトを提供できなかったビューアリクエストの数。

IncompleteDownloadCount

ビューアがオブジェクトのダウンロードを開始したが、ダウンロードを終了できなかったビューアリクエストの数。

HTTP2xx

HTTP ステータスコードが 2xx 値(成功)であるビューアリクエストの数。

HTTP3xx

HTTP ステータスコードが 3xx 値(追加のアクションが必要)であるビューアリクエストの数。

HTTP4xx

HTTP ステータスコードが 4xx 値(クライアントエラー)であるビューアリクエストの数。

HTTP5xx

HTTP ステータスコードが 5xx 値(サーバーエラー)であるビューアリクエストの数。

TotalBytes

すべての HTTP メソッドに対するすべてのリクエストに応じて CloudFront からビューアに提供される合計バイト数。

BytesFromMisses

リクエストの発生時に適用可能なエッジキャッシュに存在しなかったオブジェクトのビューアに提供されたバイト数。この値は、オリジンから CloudFront エッジキャッシュに転送されたバイトの正確な概算です。ただし、エッジキャッシュに既に存在していても、有効期限が切れているオブジェクトのリクエストは除きます。

キャッシュ統計のグラフと CloudFront アクセスログのデータとの関連

次の表は、CloudFront コンソールのキャッシュ統計のグラフと、対応する CloudFront アクセスログの値を示します。CloudFront アクセスログの詳細については、「アクセスログ」を参照してください。

Total Requests

このグラフには、すべての HTTP ステータスコード(200 または 404 など)およびすべてのメソッド(GETHEAD、または POST など)のリクエストの総数が表示されます。このグラフに表示されるリクエストの総数は、同じ期間のアクセスログファイルのリクエストの総数と同じです。

Percentage of Viewer Requests by Result Type

このグラフには、選択した CloudFront ディストリビューションの合計ビューアリクエストに対するヒット、ミス、エラーの割合が表示されます。

  • Hit – オブジェクトが CloudFront エッジキャッシュから提供されるビューアリクエスト。アクセスログでは、これらのリクエストの x-edge-response-result-type の値は Hit です。

  • Miss – オブジェクトが現在エッジキャッシュに存在せず、CloudFront でオリジンからオブジェクトを取得する必要があるビューアリクエスト。アクセスログでは、これらのリクエストの x-edge-response-result-type の値は Miss です。

  • Error – エラーになり、CloudFront でオブジェクトを提供できなかったビューアリクエスト。アクセスログでは、これらのリクエストの x-edge-response-result-type の値は ErrorLimitExceeded または CapacityExceeded です。

グラフには、エッジキャッシュに存在しても、有効期限が切れているオブジェクトのリフレッシュヒット—リクエストは含まれません。アクセスログでは、リフレッシュヒットのリクエストの x-edge-response-result-type の値は RefreshHit です。

Bytes Transferred to Viewers

このグラフには 2 つの値が表示されます。

  • Total Bytes – すべての HTTP メソッドに対するすべてのリクエストに応じて CloudFront からビューアに提供される合計バイト数。CloudFront アクセスログでは、[Total Bytes] は、sc-bytes 列の同じ期間に発生したすべてのリクエストの値の合計です。

  • Bytes from Misses – リクエストの発生時に適用可能なエッジキャッシュに存在しなかったオブジェクトのビューアに提供されたバイト数。CloudFront アクセスログでは、[Bytes from Misses] は、sc-bytes 列で、x-edge-result-type の値が Miss であるリクエストの値の合計です。この値は、オリジンから CloudFront エッジキャッシュに転送されたバイトの正確な概算です。ただし、エッジキャッシュに既に存在していても、有効期限が切れているオブジェクトのリクエストは除きます。

HTTP Status Codes

このグラフには HTTP ステータスコードごとのビューアリクエストが表示されます。CloudFront アクセスログでは、ステータスコードは sc-status 列に表示されます。

  • 2xx – 成功したリクエスト。

  • 3xx – 追加のアクションが必要です。たとえば、301(Moved Permanently)は、リクエストされたオブジェクトが異なる場所に移動されていることを意味します。

  • 4xx – クライアント側のエラー。 たとえば、404(Not Found)は、クライアントが、検出できないオブジェクトをリクエストしたことを意味します。

  • 5xx – オリジンサーバーがリクエストを実行しませんでした。たとえば、503(Service Unavailable)は、オリジンサーバーが現在利用できないことを意味します。

Percentage of GET Requests that Didn't Finish Downloading

このグラフでは、合計リクエストに対して、リクエストされたオブジェクトのダウンロードが終了していない、ビューアの GET リクエストの割合が表示されます。通常、オブジェクトのダウンロードが完了しないのは、たとえば別のリンクをクリックしたり、ブラウザを閉じたりして、ビューアによってキャンセルされたときです。CloudFront アクセスログでは、これらのリクエストの sc-status 列の値は、200 で、x-edge-result-type 列の値は、Error です。