CloudFront 使用状況レポート
Amazon CloudFront コンソールは、使用状況レポートデータのサブセットに基づいて CloudFront の使用状況をグラフィカルに表示できます。毎時間または毎日のデータポイントを使用して、過去 60 日間の指定した日付範囲のグラフを表示できます。通常、最近 4 時間前までに CloudFront が受け取ったリクエストについてデータを表示できますが、ときにはデータが 24 時間、遅れることがあります。
詳細については、「」を参照してください使用状況グラフと CloudFront 使用状況レポートのデータとの関連
CloudFront 使用状況グラフを表示するには
AWS Management Console にサインインし、https://console.aws.amazon.com/cloudfront/v3/home
で CloudFront コンソールを開きます。 [navigation] ペインで、[Usage Reports] をクリックします。
[CloudFront Usage Reports (CloudFront 使用状況レポート)] ペインの [Start Date (開始日)] と [End Date (終了日)] で、使用状況グラフを表示する日付範囲を選択します。使用できる範囲は、[Granularity] で選択した値によって決まります。
Daily — 1 日につき 1 つのデータポイントを使用してグラフを表示するには、過去 60 日の中で任意の日付範囲を選択します。
Hourly — 1 時間につき 1 つのデータポイントを使用してグラフを表示するには、過去 60 日以内で最大 14 日間の任意の日付範囲を選択します。
日付と時刻は協定世界時 (UTC) です。
[Granularity] では、グラフに 1 日につき 1 つのデータポイントを表示するか、1 時間につき 1 つのデータポイントを表示するかを指定します。14 日を超える日付範囲を指定した場合、1 時間につき 1 つのデータポイントを指定することはできなくなります。
[Billing Region (請求リージョン)] では、データを表示する CloudFront 請求リージョンを選択するか、[All Regions (すべてのリージョン)] を選択します。使用状況グラフは、指定したリージョンのエッジロケーションで CloudFront が処理するリクエストのデータを含みます。CloudFront がリクエストを処理するリージョンは、ユーザーの場所に対応していることも、していないこともあります。
ディストリビューションの価格クラスに含まれるリージョンのみを選択してください。それ以外の場合、おそらく使用状況グラフにはデータが含まれません。たとえば、ディストリビューションで価格クラス 200 を選択した場合、南米およびオーストラリアの請求リージョンは含まれません。そのため、CloudFront は一般にこれらのリージョンからのリクエストを処理しません。価格クラスの詳細については、「CloudFront ディストリビューションの価格クラスを選択する」を参照してください。
[Distribution] リストでは、使用状況グラフにデータを表示するディストリビューションを選択します。
個々のディストリビューション - 選択した CloudFront ディストリビューションのデータがグラフに表示されます。[Distribution] リストには、ディストリビューションのディストリビューション ID と代替ドメイン名 (CNAME) が表示されます (ある場合)。ディストリビューションに代替ドメイン名がない場合、リストにはディストリビューションのオリジンドメイン名が含まれます。
All distributions (excludes deleted) - 現在の AWS アカウントに関連付けられているすべてのディストリビューションのデータが集計されてグラフに表示されます。ただし、削除したディストリビューションは除外されます。
All Deleted Distributions - 現在の AWS アカウントに関連付けられていて過去 60 日間に削除されたすべてのディストリビューションのデータが集計されてグラフに表示されます。
[Update Graphs] をクリックします。
グラフ内の毎日または毎時間のデータポイントのデータを表示するには、データポイントの上にマウスポインタを移動します。
転送データを示すグラフの場合、各グラフの Y 軸の単位をギガバイト、メガバイト、キロバイトのいずれかに変更できることに注意してください。
CSV 形式でのデータのダウンロード
使用状況レポートは CSV 形式でダウンロードできます。このセクションでは、レポートをダウンロードする方法と、レポートの値について説明します。
使用状況レポートを CSV 形式でダウンロードするには
使用状況レポートを表示しているときに、[CSV] をクリックします。
[Opening file name] ダイアログボックスで、ファイルを開くか保存するかを選択します。
レポートに関する情報
レポートの先頭数行には次の情報が含まれます。
- バージョン
この CSV ファイルの形式のバージョン。
- レポート
レポートの名前。
- DistributionID
レポートを実行した対象のディストリビューションの ID。すべてのディストリビューションを対象にレポートを実行した場合は
ALL
。削除したディストリビューションを対象にレポートを実行した場合はALL_DELETED
。- StartDateUTC
協定世界時 (UTC) によるレポートを実行した日付範囲の開始日。
- EndDateUTC
協定世界時 (UTC) によるレポートを実行した日付範囲の終了日。
- GeneratedTimeUTC
協定世界時 (UTC) によるレポートを実行した日時。
- 詳細度
レポートの各行が 1 時間と 1 日のどちらを表すか。
- BillingRegion
ビューワーリクエストが発信された大陸。または、すべての請求リージョンについてレポートをダウンロードする場合は
ALL
。
使用状況レポートのデータ
レポートには次の値が含まれています。
- DistributionID
レポートを実行した対象のディストリビューションの ID。すべてのディストリビューションを対象にレポートを実行した場合は
ALL
。削除したディストリビューションを対象にレポートを実行した場合はALL_DELETED
。- FriendlyName
ディストリビューションの代替ドメイン名 (CNAME)、(存在する場合)。ディストリビューションに代替ドメイン名がない場合、リストにはディストリビューションのオリジンドメイン名が含まれます。
- BillingRegion
レポートを実行した対象の CloudFront 請求リージョン、または
ALL
。- TimeBucket
協定世界時 (UTC) によるデータに該当する時間または日付。
- HTTP
指定した CloudFront ディストリビューションで時間間隔ごとに、CloudFront が応答する、選択したリージョンのエッジロケーションからの HTTP リクエストの数。値には以下のものが含まれます。
CloudFront がユーザーにデータを転送する、
GET
およびHEAD
リクエストの数CloudFront がオリジンにデータを転送する、
DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、およびPUT
リクエストの数
- HTTPS
指定した CloudFront ディストリビューションで時間間隔ごとに、CloudFront が応答する、選択したリージョンのエッジロケーションからの HTTPS リクエストの数。値には以下のものが含まれます。
CloudFront がユーザーにデータを転送する、
GET
およびHEAD
リクエストの数CloudFront がオリジンにデータを転送する、
DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、およびPUT
リクエストの数
- HTTPBytes
指定した CloudFront ディストリビューションで期間中に、選択した請求リージョンの CloudFront エッジロケーションから HTTP 経由で転送されるデータの合計量。値には以下のものが含まれます。
GET
およびHEAD
リクエストに応じて CloudFront からユーザーに転送されるデータDELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、およびPUT
リクエストに応じて、CloudFront からオリジンに転送されるデータDELETE、OPTIONS、PATCH、POST、および PUT リクエストに応じて、CloudFront からユーザーに転送されるデータ
- HTTPSBytes
指定した CloudFront ディストリビューションで期間中に、選択した請求リージョンの CloudFront エッジロケーションから HTTPS 経由で転送されるデータの合計量。値には以下のものが含まれます。
GET
およびHEAD
リクエストに応じて CloudFront からユーザーに転送されるデータDELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、およびPUT
リクエストに応じて、CloudFront からオリジンに転送されるデータDELETE、OPTIONS、PATCH、POST、および PUT リクエストに応じて、CloudFront からユーザーに転送されるデータ
- BytesIn
指定した CloudFront ディストリビューションで時間間隔ごとに、選択したリージョンの
DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、およびPUT
リクエストについて、CloudFront からオリジンに転送されるデータの合計量。- BytesOut
指定した CloudFront ディストリビューションで時間間隔ごとに、選択したリージョンで CloudFront からユーザーに HTTP および HTTPS 経由で転送されるデータの合計量。値には以下のものが含まれます。
GET
およびHEAD
リクエストに応じて CloudFront からユーザーに転送されるデータDELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、およびPUT
リクエストに応じて CloudFront からユーザーに転送されるデータ
使用状況グラフと CloudFront 使用状況レポートのデータとの関連
次のリストは、CloudFront コンソールの使用状況グラフと、対応する CloudFront 使用状況レポートの [Usage Type (使用タイプ)] 列の値を示します。
リクエストの数
このグラフは、指定された CloudFront ディストリビューションの時間間隔ごとに、選択されたリージョンのエッジロケーションから CloudFront が応答したリクエストの総数を、プロトコル別 (HTTP または HTTPS) およびタイプ別 (静的、動的、またはプロキシ) に分けて示します。
- Number of HTTP requests
-
region
-Requests-HTTP-Static: TTL ≥ 3600 秒のオブジェクトのために供給された HTTPGET
およびHEAD
リクエストの数region
-Requests-HTTP-Dynamic: TTL < 3600 秒のオブジェクトのために供給された HTTPGET
およびHEAD
リクエストの数region
-Requests-HTTP-Proxy: CloudFront がお客様のオリジンに転送した HTTPDELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストの数
- Number of HTTPS requests
-
region
-Requests-HTTPS-Static: TTL ≥ 3600 秒のオブジェクトのために供給された HTTPSGET
およびHEAD
リクエストの数region
-Requests-HTTPS-Dynamic: TTL < 3600 秒のオブジェクトのために供給された HTTPSGET
およびHEAD
リクエストの数region
-Requests-HTTPS-Proxy: CloudFront がお客様のオリジンに転送した HTTPSDELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストの数
プロトコルごとのデータ転送
このグラフは、指定された CloudFront ディストリビューションの時間間隔ごとに、選択されたリージョンの CloudFront エッジロケーションから転送されたデータの合計量を、プロトコル別 (HTTP または HTTPS)、タイプ別 (静的、動的、またはプロキシ)、および送信先別 (ユーザーまたはオリジン) に分けて示します。
- Data transferred over HTTP
-
region
-Out-Bytes-HTTP-Static: TTL >= 3600 秒のオブジェクトのために HTTP 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTP-Dynamic: TTL < 3600 秒のオブジェクトのために HTTP 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTP-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront からビューワーに HTTP 経由で返されたバイト数region
-Out-OBytes-HTTP-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront エッジロケーションからオリジンに HTTP 経由で転送された合計バイト数
- Data transferred over HTTPS
-
region
-Out-Bytes-HTTPS-Static: TTL >= 3600 秒のオブジェクトのために HTTPS 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTPS-Dynamic: TTL < 3600 秒のオブジェクトのために HTTPS 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTPS-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront からビューワーに HTTPS 経由で返されたバイト数region
-Out-OBytes-HTTPS-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront エッジロケーションからオリジンに HTTPS 経由で転送された合計バイト数
ディストリビューションごとのデータ転送
このグラフは、指定された CloudFront ディストリビューションの時間間隔ごとに、選択されたリージョンの CloudFront エッジロケーションから転送されたデータの合計量を、送信先別 (ユーザーまたはオリジン)、プロトコル別 (HTTP または HTTPS)、およびタイプ別 (静的、動的、またはプロキシ) に分けて示します。
- CloudFront からユーザーに転送されるデータ
-
region
-Out-Bytes-HTTP-Static: TTL >= 3600 秒のオブジェクトのために HTTP 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTPS-Static: TTL >= 3600 秒のオブジェクトのために HTTPS 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTP-Dynamic: TTL < 3600 秒のオブジェクトのために HTTP 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTPS-Dynamic: TTL < 3600 秒のオブジェクトのために HTTPS 経由で供給されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTP-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront からビューワーに HTTP 経由で返されたバイト数region
-Out-Bytes-HTTPS-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront からビューワーに HTTPS 経由で返されたバイト数
- CloudFront からオリジンに転送されるデータ
-
region
-Out-OBytes-HTTP-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront エッジロケーションからオリジンに HTTP 経由で転送された合計バイト数region
-Out-OBytes-HTTPS-Proxy:DELETE
、OPTIONS
、PATCH
、POST
、PUT
リクエストへの応答として CloudFront エッジロケーションからオリジンに HTTPS 経由で転送された合計バイト数