CloudWatch ダッシュボードからのデータテーブルウィジェットの追加または削除
データテーブルウィジェットを使用すると、未加工データポイントのメトリクスと、未加工データについて簡単にまとめた情報を参照できます。データテーブルウィジェットは実際のデータを抽象化したチャートではないため、表示されているデータポイントの理解が容易になります。ここで示す手順では、CloudWatch ダッシュボードでデータテーブルウィジェットを追加または削除する方法について説明します。
![](images/Table_Widget.png)
テーブルプロパティ
データテーブルにはデフォルトのプロパティセットがあるため、オプションやソースに変更を加える必要はありません。スティッキーラベル列、有効になっているすべての集計列、四捨五入されたデータポイント、その換算単位といったプロパティがあります。
各データテーブルウィジェットには、以下のプロパティを含めることができます。プロパティごとに、ダッシュボードの JSON ソースでプロパティを設定するにはどうすればよいかといった情報があります。ダッシュボード JSON ソースの詳細については、「ダッシュボード本体の構造と構文」を参照してください。
- [概要]
集計列は、データテーブルウィジェットに導入された新しいプロパティです。現在のテーブルのうち、ある特定の部分を集計したものです。例えば、Sum 集計はその行に表示されているすべてのデータポイントの合計です。集計列は、CloudWatch 統計とは異なります。ソースでは、次のようになっています。
"table": { "summaryColumns": [ "MIN", "MAX", "SUM", "AVG" ] },
- しきい値
テーブルにしきい値を適用するために使用します。データポイントがしきい値内になると、対応するセルがそのしきい値の色で強調表示されます。ソースでは、次のようになっています。
"annotations": { "horizontal": [ { "label": string, "value": int, "fill": "above" | "below" } ] }
- ラベル列の単位
メトリクスに関連付けられている単位を表示する場合は、このオプションを有効にすると、ラベルの横にあるラベル列に単位が表示されます。ソースでは、次のようになっています。
"yAxis": { "left": { "showUnits": true | false } }
- 行と列の反転
テーブルが変換されて、データポイントが列から行に切り替わり、メトリクスが列になります。ソースでは、次のようになっています。
"table": { "layout": "vertical" | "horizontal" }
- スティッキー集計列
集計列が固定され、スクロールしても表示されたままになります。ラベルは既に固定されています。ソースでは、次のようになっています。
"table": { "stickySummary": true | false }
- 集計列のみの表示
データポイント列を非表示にして、ラベル列と集計列のみを表示できます。ソースでは、次のようになっています。
"table": { "showTimeSeriesData": false | true }
- ライブデータ
集計がまだ完了していなくても、最新のデータポイントを表示します。ソースでは、次のようになっています。
"liveData": true | false
- 数値ウィジェットの形式
四捨五入や換算の前に、セルに収まる分だけの数値を表示します。ソースでは、次のようになっています。
"singleValueFullPrecision": true | false
データテーブルウィジェットをダッシュボードに追加するには
CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインで [ダッシュボード] を選択し、ダッシュボードをクリックします。
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[+] ボタンを選択し、[データテーブル] を選択して [次へ] を選択します。
[参照] タブで、テーブルウィジェットに表示するメトリクスを検索または参照します。次に、メトリクスを選択します。
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(オプション) テーブルのレイアウトを変更するには、[オプション] タブを選択し、[行と列を反転] を選択します。
また、[オプション] タブを使用すると、テーブルに表示される列を変更できるほか、[ラベル] 列に使用されている単位を表示することもできます。
ヒント
表示するしきい値の精度を高めるには、[四捨五入する前に最大表示可能桁数を表示する] を選択します。
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(オプション) データテーブルウィジェットの時間範囲を変更するには、ウィジェットの上部にある事前定義済みの時間範囲を選択します。1 時間から 1 週間の範囲で選択します。独自の時間範囲を設定するには、[Custom] (カスタム) をクリックします。
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(オプション) データテーブルウィジェットの時間範囲を変更するには、ウィジェットの上部にある事前定義済みの時間範囲を選択します。1 時間から 1 週間の範囲で選択します。独自の時間範囲を設定するには、[Custom] (カスタム) をクリックします。
(オプション) 後でダッシュボードの他の部分の時間範囲が変更されても、選択した時間範囲が引き続きウィジェットで使用されるようにするには、[持続時間範囲] を選択します。
[ウィジェットの作成]、[ダッシュボードの保存] の順にクリックします。
ダッシュボードからテーブルウィジェットを削除するには
-
CloudWatch コンソール (https://console.aws.amazon.com/cloudwatch/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインで [Dashboards] (ダッシュボード) を選択し、ダッシュボードをクリックします。
-
削除するウィジェットの右上隅で、[ウィジェットのアクション]、[削除] の順にクリックします。
-
[ダッシュボードの保存] を選択します。