動的ラベルを使用する - Amazon CloudWatch

動的ラベルを使用する

グラフで動的ラベルを使用できます。動的ラベルは、選択したメトリクスのラベルに、動的に更新された値を追加します。次の表に示すように、ラベルにはさまざまな値を追加できます。

ラベルに表示される動的な値は、グラフに現在表示されている時間範囲に基づきます。このラベルの動的な部分は、ダッシュボードまたはグラフが更新されると、自動的に更新されます。

検索式で動的ラベルを使用すると、検索によって返されたすべてのメトリクスに動的ラベルが適用されます。

CloudWatch コンソールを使用して、ラベルへの動的値の追加、ラベルの編集、ラベル列内の動的値の位置の変更、その他のカスタマイズを行うことができます。

動的ラベル

動的ラベル内では、メトリクスのプロパティに関連する次の値を使用できます。

動的ラベルのライブ値 説明

${AVG}

グラフに現在表示されている時間範囲における値の平均。

${DATAPOINT_COUNT}

グラフに現在表示されている時間範囲内のデータポイントの数。

${FIRST}

グラフに現在表示されている時間範囲内の最も古いメトリクス値。

${FIRST_LAST_RANGE}

グラフに現在表示されている最も古いデータポイントと最新のデータポイントのメトリクス値の差。

${FIRST_LAST_TIME_RANGE}

グラフに現在表示されている最も古いデータポイントと最新のデータポイント間の絶対時間範囲。

${FIRST_TIME}

グラフに現在表示されている時間範囲内の最も古いデータポイントのタイムスタンプ。

${FIRST_TIME_RELATIVE}

現在と、グラフに現在表示されている時間範囲内の最も古いデータポイントのタイムスタンプとの絶対時間差。

${LABEL}

メトリクスのデフォルトラベルの表現。

${LAST}

グラフに現在表示されている時間範囲における最新のメトリクス値。

${LAST_TIME}

グラフに現在表示されている時間範囲内の最新のデータポイントのタイムスタンプ。

${LAST_TIME_RELATIVE}

現在と、グラフに現在表示されている時間範囲内の最新のデータポイントのタイムスタンプとの絶対時間差。

${MAX}

グラフに現在表示されている時間範囲における最大値。

${MAX_TIME}

グラフに現在表示されているデータポイントのうち、メトリクス値が最大のデータポイントのタイムスタンプ。

${MAX_TIME_RELATIVE}

現在と、現在グラフに表示されているデータポイントのうち、最大値を持つデータポイントのタイムスタンプの絶対時間差。

${MIN}

グラフに現在表示されている時間範囲における最小値。

${MIN_MAX_RANGE}

グラフに現在表示されているデータポイントのうち、メトリクス値が最大のデータポイントと最小のデータポイント間のメトリクス値の差。

${MIN_MAX_TIME_RANGE}

グラフに現在表示されているデータポイントのうち、メトリクス値が最大のデータポイントと最小のデータポイント間の絶対時間範囲。

${MIN_TIME}

グラフに現在表示されているデータポイントのうち、メトリクス値が最小のデータポイントのタイムスタンプ。

${MIN_TIME_RELATIVE}

現在と、現在グラフに表示されているデータポイントのうち、最小値を持つデータポイントのタイムスタンプの絶対時間差。

${PROP('AccountId')}

メトリクスの AWS アカウント ID。

${PROP('AccountLabel')}

CloudWatch のクロスアカウントオブザーバビリティで、このメトリクスを所有するソースアカウントに指定されたラベル。

${PROP('Dim.dimension_name')}

指定されたディメンションの値。dimension_name はディメンション名に置き換えてください (大文字と小文字は区別されます)。

${PROP('MetricName')}

メトリクスの名前。

${PROP('Namespace')}

メトリクスの名前空間。

${PROP('Period')}

メトリクスの期間 (秒単位)。

${PROP('Region')}

メトリクスが発行される AWS リージョン。

${PROP('Stat')}

グラフ化されているメトリクスの統計。

${SUM}

グラフに現在表示されている時間範囲における値の合計。

例えば、検索式 SEARCH(' {AWS/Lambda, FunctionName} Errors ', 'Sum') では、Lambda 関数ごとに Errors を確認します。ラベルを [max: ${MAX} Errors for Function Name ${LABEL}] として設定すると、各メトリクスのラベルは [max: number Errors for Function Name Name] となります。

ラベルには、動的な値を 6 つまで追加できます。各ラベル内では ${LABEL} プレースホルダーを 1 回のみ使用できます。