Amazon ECR
ユーザーガイド (API バージョン 2015-09-21)

Amazon ECR リポジトリのタグ付け

Amazon ECR リポジトリを管理しやすいように、必要に応じて、独自のメタデータをタグ形式で各リポジトリに割り当てることができます。ここでは、タグとその作成方法について説明します。

タグの基本

タグとは、AWS リソースに付けるラベルです。タグはそれぞれ、1 つのキーとオプションの 1 つので構成されており、どちらもお客様側が定義します。

タグを使用すると、AWS リソースを用途、所有者、環境などのさまざまな方法で分類できます。同じ型のリソースが多い場合に役立ちます — 割り当てたタグに基づいて特定のリソースをすばやく識別できます。たとえば、各リポジトリの所有者を追跡しやすくするため、アカウントの Amazon ECR リポジトリに対して一連のタグを定義できます。

ニーズを満たす一連のタグキーを考案されることをお勧めします。一貫性のあるタグキーセットを使用することで、リソースの管理が容易になります。追加したタグに基づいてリソースを検索およびフィルタリングできます。

タグには、Amazon ECR に関連する意味はなく、完全に文字列として解釈されます。また、タグは自動的にリソースに割り当てられます。タグのキーと値は編集でき、タグはリソースからいつでも削除できます。タグの値を空の文字列に設定することはできますが、タグの値を null に設定することはできません。特定のリソースについて既存のタグと同じキーを持つタグを追加した場合、古い値は新しい値によって上書きされます。リソースを削除すると、リソースのタグも削除されます。

タグは、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、および Amazon ECR API を使用して操作できます。

AWS Identity and Access Management (IAM) を使用している場合は、AWS アカウント内のどのユーザーがタグを作成、編集、削除するアクセス許可を持つかを制御できます。

リソースにタグを付ける

新規または既存の Amazon ECR リポジトリにタグ付けできます。

Amazon ECR コンソールを使用している場合、新規リソースには作成時にタグを適用でき、既存のリソースには、ナビゲーションペインの [Tags (タグ)] オプションを使用していつでもタグを適用できます。

Amazon ECR API、AWS CLI、または AWS SDK を使用している場合、CreateRepository API アクションの tags パラメータを使用して新規リポジトリにタグを適用するか、TagResource API アクションを使用して既存のリソースにタグを適用することができます。詳細については、「TagResource」を参照してください。

また、リポジトリの作成時にタグを適用できない場合は、リポジトリ作成プロセスがロールバックされます。これにより、リポジトリがタグ付きで作成されるか、まったく作成されないようになるため、タグ付けされていないリポジトリが存在することがなくなります。作成時にリポジトリにタグ付けすることで、リポジトリ作成後にカスタムタグ付けスクリプトを実行する必要がなくなります。

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります。

  • リポジトリあたりのタグの最大数 – 50

  • タグキーは、リポジトリごとにそれぞれ一意である必要があります。また、各タグキーに設定できる値は 1 つのみです。

  • キーの最大長 – 128 文字 (Unicode) (UTF-8)

  • 値の最大長 – 256 文字 (Unicode) (UTF-8)

  • 複数のサービス間およびリソース間でタグ付けスキーマを使用する場合、他のサービスでも許可される文字に制限が適用されることがあるのでご注意ください。一般的に使用が許可される文字は、UTF-8 で表現できる文字、数字、スペース、および +、-、=、.、_、:、/、@。

  • タグのキーと値は大文字と小文字が区別されます。

  • キーと値のどちらにも aws: プレフィックスは使用しないでください。このプレフィックスは AWS で使用するために予約されています。このプレフィックスが含まれるタグのキーや値を編集したり削除することはできません。このプレフィックスを持つタグは、リソースあたりのタグ数の制限時には計算されません。

請求用のリソースにタグを付ける

Amazon ECR リポジトリに追加するタグは、コスト配分を有効にした後にコストと使用状況レポートでコスト配分を確認するときに便利です。詳細については、「Amazon ECR 使用状況レポート」を参照してください。

リソースを組み合わせたコストを確認するには、同じタグキー値を持つリソースに基づいて、請求情報を整理します。たとえば、複数のリソースに特定のアプリケーション名のタグを付け、請求情報を整理することで、複数のサービスを利用しているアプリケーションの合計コストを確認することができます。タグによるコスト配分レポートの設定の詳細については、AWS Billing and Cost Management ユーザーガイド の「毎月のコスト配分レポート」を参照してください。

注記

レポートを有効にすると、約 24 時間後に、今月のデータを表示できるようになります。

コンソールでのタグの処理

新規または既存のリポジトリに関連付けられたタグは、Amazon ECR コンソールを使用して管理することができます。

Amazon ECR コンソールで特定のリポジトリを選択する場合、ナビゲーションペインの [タグ] を選択してタグを表示することができます。

リポジトリにタグを追加するには

  1. Amazon ECR コンソール (https://console.aws.amazon.com/ecr/) を開きます。

  2. ナビゲーションバーから、使用するリージョンを選択します。

  3. ナビゲーションペインで、[Repositories] を選択します。

  4. [Repositories] ページで、表示するリポジトリを選択します。

  5. [Repositories: repository_name] ページで、ナビゲーションペインの [タグ] を選択します。

  6. [タグ] ページで、[タグの追加]、[タグの追加] の順に選択します。

  7. [Edit Tags (タグの編集)] ページで、各タグのキーと値を指定してから [Save (保存)] を選択します。

個々のリソースからタグを削除するには

  1. Amazon ECR コンソール (https://console.aws.amazon.com/ecr/) を開きます。

  2. ナビゲーションバーから、使用するリージョンを選択します。

  3. [Repositories] ページで、表示するリポジトリを選択します。

  4. [Repositories: repository_name] ページで、ナビゲーションペインの [タグ] を選択します。

  5. [タグ] ページで、[編集] を選択します。

  6. [Edit Tags (タグの編集)] ページで、削除するタグごとに [Remove (削除)] を選択してから [Save (保存)] を選択します。

AWS CLI または API でのタグの操作

リソースのタグの追加、更新、リスト表示、および削除には、次を使用します。対応するドキュメントに例が記載されています。

Amazon ECR リソースへのタグ付けのサポート

タスク AWS CLI API アクション

1 つ以上のタグを追加、または上書きします。

tag-resource

TagResource

1 つ以上のタグを削除します。

untag-resource

UntagResource

AWS CLI を使用してタグを管理する方法を以下の例に示します。

例 1: 既存のリポジトリにタグ付けする

次のコマンドでは、既存のリポジトリにタグ付けします。

aws ecr tag-resource --resource-arn arn:aws:ecr:region:account_id:repository/repository_name --tags Key=stack,Value=dev

例 2: 既存のリポジトリに複数のタグをタグ付けする

次のコマンドでは、既存のリポジトリにタグ付けします。

aws ecr tag-resource --resource-arn arn:aws:ecr:region:account_id:repository/repository_name --tags Key=key1,Value=value1 key=key2,value=value2 key=key3,value=value3

例 3: 既存のリポジトリからタグを削除する

次のコマンドでは、既存のリポジトリからタグを削除します。

aws ecr untag-resource --resource-arn arn:aws:ecr:region:account_id:repository/repository_name --tag-keys tag_key

例 4: リポジトリのタグを一覧表示する

次のコマンドでは、既存のリポジトリに関連付けられているタグを一覧表示します。

aws ecr list-tags-for-resource --resource-arn arn:aws:ecr:region:account_id:repository/repository_name

例 5: リポジトリを作成してタグを適用する

次のコマンドでは、test-repo という名前のリポジトリを作成し、キーが team で値が devs のタグを追加します。

aws ecr create-repository --repository-name test-repo --tags Key=team,Value=devs