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Amazon Relational Database Service
ユーザーガイド (API バージョン 2014-10-31)

Amazon Aurora DB クラスターの管理

以下のセクションでは、Amazon Aurora DB クラスターのパフォーマンス、スケーリング、耐障害性、バックアップ、および復元の管理に関する情報を示します。

Aurora DB クラスターのパフォーマンスとスケーリングの管理

次のオプションを使用して、Aurora DB クラスターおよび DB インスタンスのパフォーマンスおよびスケーリングを管理できます。

ストレージのスケーリング

Aurora ストレージは、クラスターボリューム内のデータに合わせて自動的にスケーリングします。データが増加すると、クラスターボリュームストレージは、10 ギビバイト (GiB) 単位で最大 64 TiB まで増加します。

クラスターボリュームのサイズは 1 時間ごとにチェックされ、ストレージコストが決定されます。料金の情報については、「Amazon RDS の製品ページ」を参照してください。

インスタンススケーリング

DB クラスター内の各 DB インスタンスの DB インスタンスクラスを変更することで、必要に応じて Aurora DB クラスターをスケーリングできます。Aurora は、データベースエンジンの互換性に基づいて、Aurora に対して最適化された複数の DB インスタンスクラスをサポートします。

データベースエンジン インスタンススケーリング

Amazon Aurora MySQL

Aurora MySQL DB インスタンスのスケーリング」を参照してください。

Amazon Aurora PostgreSQL

Aurora PostgreSQL DB インスタンスのスケーリング」を参照してください。

読み込みのスケーリング

Aurora DB クラスターの読み取りのスケーリングは、最大 15 個の Aurora レプリカを DB クラスター内に作成することで実現できます。各 Aurora レプリカは、最小限のレプリカラグでクラスターボリュームから同じデータを返します。通常、このラグはプライマリインスタンスが更新を書き込んだ後、100 ミリ秒を大幅に下回ります。読み取りトラフィックが増えたら、追加の Aurora レプリカを作成し、それらに直接接続することで DB クラスターの読み取りワークロードを分散できます。Aurora レプリカの DB インスタンスクラスは、プライマリイスタンスと同じものである必要はありません。

ピア接続の管理

Aurora DB インスタンスへの許可されている接続の最大数は、DB インスタンスのインスタンスレベルのパラメータグループの max_connections パラメータによって決まります。そのパラメータのデフォルト値は、DB インスタンスおよびデータベースエンジンの互換性に使用される DB インスタンスクラスによって異なります。

データベースエンジン max_connections のデフォルト値

Amazon Aurora MySQL

Aurora MySQL DB インスタンスへの最大接続数」を参照してください。

Amazon Aurora PostgreSQL

Aurora PostgreSQL DB インスタンスへの最大接続数」を参照してください。

Aurora DB クラスターの耐障害性

Aurora DB クラスターは、耐障害性を持つように設計されています。クラスターボリュームは 1 つの AWS リージョン内の複数のアベイラビリティーゾーンにまたがり、各アベイラビリティーゾーンにはクラスターボリュームデータのコピーが含まれます。この機能は、DB クラスターがデータ喪失なしでアベイラビリティゾーンの障害に耐えることができ、発生するのはサービスの短時間の中断のみであることを意味します。

DB クラスターのプライマリインスタンスが失敗した場合、Aurora は以下のいずれかの方法で、新しいプライマリインスタンスに自動的にフェイルオーバーします。

  • 既存の Aurora レプリカを新しいプライマリインスタンスに昇格する

  • 新しいプライマリインスタンスを作成する

DB クラスターに 1 つ以上の Aurora レプリカがある場合は、障害発生中に 1 つの Aurora レプリカがプライマリインスタンスに昇格されます。障害イベントによって短い中断が発生し、その間例外によって読み取りと書き込みオペレーションが失敗します。ただし、一般的なサービスの復元時間は 120 秒未満であり、多くの場合 60 秒未満で復元されます。DB クラスターの可用性を高めるために、複数のアベイラビリティーゾーン内で少なくとも 1 つ以上の Aurora レプリカを作成することをお勧めします。

各レプリカに優先度を割り当てることで、Aurora レプリカがプライマリインスタンスに昇格される順序をカスタマイズできます。優先度の範囲は、最も高い 0 から最も低い 15 までです。プライマリインスタンスが失敗した場合、Amazon RDS は最も高い優先度の Aurora レプリカを新しいプライマリインスタンスに昇格します。Aurora レプリカの優先度はいつでも変更できます。優先度を変更しても、フェイルオーバーはトリガーされません。

複数の Aurora レプリカで同じ優先度を共有でき、その場合は昇格階層が発生します。複数の Aurora レプリカで同じ優先度を共有する場合、Amazon RDS は最大サイズのレプリカを昇格します。複数の Aurora レプリカで同じ優先度とサイズを共有する場合、Amazon RDS は同じ昇格階層の任意のレプリカを昇格します。

DB クラスターに Aurora レプリカが含まれていない場合、障害イベントの発生時にプライマリインスタンスが再作成されます。障害イベントによって中断が発生し、その間例外によって読み取りと書き込みオペレーションが失敗します。新しいプライマリインスタンスが再作成されると、サービスが回復します。これは、通常は 10 分未満で行われます。Aurora レプリカのプライマリインスタンスへの昇格は、新しいプライマリインスタンスの作成よりもはるかに短時間で実行されます。

注記

Amazon Aurora では、外部 MySQL データベースまたは RDS MySQL DB インスタンスとのレプリケーションもサポートします。詳細については、「Aurora と MySQL との間、または Aurora と別の Aurora DB クラスターとの間のレプリケーション」を参照してください。

Aurora DB クラスターのバックアップと復元

以下のセクションでは、Aurora のバックアップと、AWS マネジメントコンソールを使用した Aurora DB クラスターの復元方法に関する情報を示します。

バックアップ

Aurora は、クラスターボリュームを自動的にバックアップし、バックアップ保持期間分の復元データを保持できます。Aurora のバックアップは継続的かつ増分的であるため、バックアップ保持期間の任意の時点にすばやく復元できます。バックアップデータが書き込まれるときに、データベースサービスのパフォーマンスに影響が出たり、中断が発生したりすることはありません。DB クラスターを作成または変更するときに、バックアップ保持期間 (1 ~ 35 日) を指定できます。

バックアップ保持期間を超えたバックアップを保持する場合は、クラスターボリュームの中にデータのスナップショットを作成できます。スナップショットの保存には、Amazon RDS の標準ストレージ料金がかかります。RDS ストレージ料金の詳細については、「Amazon RDS 料金表」を参照してください。

Aurora では、バックアップ保持期間全体の増分復元データを保持するため、必要なのは、バックアップ保持期間を超えて保持するデータのスナップショットを作成することだけです。スナップショットから新しい DB クラスターを作成できます。

データの復元

Aurora が保持するバックアップデータから、または保存した DB クラスターのスナップショットから、新しい Aurora DB クラスターを作成することで、データを回復できます。バックアップデータから作成された DB クラスターの新しいコピーは、バックアップ保持期間内の任意の時点にすばやく復元できます。バックアップ保持期間中の Aurora バックアップが継続的かつ増分的であることは、復元時間を短縮するためにデータのスナップショットを頻繁に作成する必要がないことを意味します。

DB インスタンスの最新の復元可能時刻または最も早い復元可能時刻を判断するには、RDS コンソールでLatest Restorable Time 値または Earliest Restorable Time 値を探します。 これらの値の表示については、「Amazon Aurora DB クラスターの表示」を参照してください。DB クラスターの最新の復元可能時間は、DB クラスターを復元できる最も直近の時点であり、通常は現在時間の 5 分以内です。最も早い復元時間は、クラスターボリュームをバックアップ保持期間内でどこまで遡って復元できるかを示します。

DB クラスターの復元が完了したことは、Latest Restorable Time および Earliest Restorable Time の値を確認することでわかります。復元オペレーションが完了するまで、Latest Restorable TimeEarliest Restorable Time の値としては NULL が返されます。Latest Restorable Time または Earliest Restorable Time が NULL を返す場合、バックアップまたは復元オペレーションをリクエストすることはできません。

AWS マネジメントコンソールを使用して指定時間に DB クラスターを復元するには

  1. https://console.aws.amazon.com/rds で Amazon Aurora コンソールを開きます。

  2. ナビゲーションペインで、[Instances] を選択します。復元する DB クラスターのプライマリインスタンスを選択します。

  3. [Instance actions]、[Restore to point in time] の順に選択します。

    [Launch DB Instance] ウィンドウで、[Restore time] にある [Custom] を選択します。

  4. [Custom] で、復元する日時を指定します。

  5. [Settings] で、[DB instance identifier] に復元された新しい DB インスタンスの名前を入力します。

  6. [Launch DB Instance] を選択して、復元された DB インスタンスを起動します。

    指定した名前で新しい DB インスタンスが作成された後、新しい DB クラスターが作成されます。DB クラスター名は、新しい DB インスタンスの名前の後に –cluster を付けたものです。たとえば、新しい DB インスタンスの名前が myrestoreddb の場合、新しい DB クラスターの名前は myrestoreddb-cluster になります。

DB クラスターのバックトラック

また、DB クラスターをバックトラッキング用に設定した後、DB サーバーをバックトラックして、DB クラスターを以前の時点に「巻き戻し」することもできます。DB サーバーの復元とは異なり、DB サーバーをバックトラックするには新しい Aurora DB クラスターを作成する必要はなく、バックトラックがはるかに高速になります。ただし、使用する前にバックトラックを設定する必要があり、これにはいくつかの制限があります。詳細については、「Aurora DB クラスターのバックトラック」を参照してください。

Aurora 用のデータベースのクローン作成

DB クラスターのスナップショットを復元する代わりに、データベースのクローン作成により Aurora DB クラスターのデータベースのクローンを新しい DB クラスターに作成することもできます。初めて作成されるとき、クローンデータベースは最小限の追加スペースのみを使用します。ソースデータベースまたはクローンデータベースのいずれかで変更されたデータとしてのみデータをコピーします。同じ DB クラスターから複数のクローンを作成したり、他のクローンから追加のクローンを作成することもできます。詳細については、「Aurora DB クラスターでのデータベースのクローン作成」を参照してください。

Amazon Aurora DB クラスターパラメータと DB インスタンスパラメータ

Amazon Aurora DB クラスターは、他の Amazon RDS DB インスタンスを管理するのと同じ方法で、DB パラメータグループのパラメータを使用して管理します。Amazon Aurora は、DB インスタンスのクラスターを使用する点が他の DB エンジンとは異なります。その結果、Amazon Aurora DB クラスターの管理に使用するパラメータの中には、クラスター全体に適用されるパラメータと、DB クラスター内の特定の DB インスタンスのみに適用されるパラメータがあります。

クラスターレベルのパラメータは、DB クラスターパラメータグループ単位で管理されます。インスタンスレベルのパラメータは、DB パラメータグループ単位で管理されます。

Aurora DB クラスター内の各 DB インスタンスは特定のデータベースエンジンと互換性がありますが、一部のデータベースエンジンパラメータは、クラスターレベルで適用する必要があります。これらのパラメータは、DB パラメータグループを使用して管理します。クラスターレベルのパラメータは、Aurora DB クラスター内のインスタンス用の DB パラメータグループには含まれていません。このトピックで後ほど一覧を示します。

DB クラスターと、Aurora で利用可能な DB インスタンスパラメータは、データベースエンジンの互換性に応じて異なります。

データベースエンジン パラメータ

Amazon Aurora MySQL

Amazon Aurora MySQL のパラメータ」を参照してください。

Amazon Aurora PostgreSQL

Amazon Aurora PostgreSQL のパラメータ」を参照してください。

関連トピック