sqlnet.ora で NNE 値を設定する
Oracle ネイティブネットワーク暗号化を使用すると、サーバー側とクライアント側でネットワーク暗号化を設定できます。クライアントとは DB インスタンスへの接続に使用されるコンピュータです。slqnet.ora では、次のクライアント設定を指定できます。
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SQLNET.ALLOW_WEAK_CRYPTO
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SQLNET.ALLOW_WEAK_CRYPTO_CLIENTS
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SQLNET.CRYPTO_CHECKSUM_CLIENT
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SQLNET.CRYPTO_CHECKSUM_TYPES_CLIENT
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SQLNET.ENCRYPTION_CLIENT
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SQLNET.ENCRYPTION_TYPES_CLIENT
詳細については、Oracle ドキュメントの「Oracle サーバーおよびクライアントのネットワークデータ暗号化と整合性の設定
DB インスタンスでアプリケーションからの接続リクエストが拒否される場合があります。例えば、クライアント側の暗号化アルゴリズムとサーバー側の暗号化アルゴリズムが一致しない場合、拒否される可能性があります。Oracle ネイティブネットワーク暗号化をテストするには、クライアントの sqlnet.ora ファイルに次の行を追加します。
DIAG_ADR_ENABLED=off TRACE_DIRECTORY_CLIENT=/tmp TRACE_FILE_CLIENT=nettrace TRACE_LEVEL_CLIENT=16
接続が試行されると、前の行により /tmp/nettrace*
というトレースファイルがクライアントに生成されます。トレースファイルには、接続に関する情報が含まれています。Oracle ネイティブネットワーク暗号化を使用した場合の接続に関連する問題の詳細については、「Oracle Database ドキュメント」の「暗号化と整合性のネゴシエーションについて