Oracle エクスポート/インポートユーティリティ
Oracle エクスポート/インポートユーティリティは、データサイズが小さく、2 進浮動小数点数や倍精度浮動小数点数などのデータ型を必要としない場合の移行に最適なツールです。インポートプロセスではスキーマオブジェクトが作成されるため、スキーマオブジェクトを事前に作成するためのスクリプトを実行する必要はありません。このプロセスは、小規模なテーブルを使用したデータベースに適しています。次の例では、これらのユーティリティを使用して、特定のテーブルのエクスポートやインポートを実行する方法について説明します。
Oracle のエクスポートおよびインポートユーティリティをダウンロードするには、http://www.oracle.com/technetwork/database/enterprise-edition/downloads/index.html
移行元のデータベースからテーブルをエクスポートするには、次のコマンドを使用します。必要に応じてユーザー名/パスワードを置き換えてください。
exp cust_dba@ORCL FILE=exp_file.dmp TABLES=(tab1,tab2,tab3) LOG=exp_file.log
エクスポートプロセスでは、指定されたテーブルのスキーマとデータを含むバイナリダンプファイルが作成されます。これで、次のコマンドを使用して、このスキーマとデータを移行先のデータベースにインポートできます。
imp cust_dba@targetdb FROMUSER=cust_schema TOUSER=cust_schema \ TABLES=(tab1,tab2,tab3) FILE=exp_file.dmp LOG=imp_file.log
ユーザーのニーズに合うと考えられるエクスポートコマンドまたはインポートのコマンドの使用方法は、他にもあります。詳細については、Oracle のドキュメントを参照してください。