利用可能なトランザクションログのバックアップの一覧表示 - Amazon Relational Database Service

利用可能なトランザクションログのバックアップの一覧表示

RDS for SQL Server では、完全な復旧モデルを使用するように設定されたデータベースで、DB インスタンスのバックアップ保存期間を 1 日以上に設定すると、トランザクションログのバックアップが自動で有効になります。トランザクションログのバックアップへのアクセスを有効にすると、最大 7 日間分のトランザクションログのバックアップを Amazon S3 バケットにコピーできるようになります。

トランザクションログのバックアップへのアクセスを有効にすると、それを使用して、利用可能なトランザクションログバックアップファイルの一覧表示と、コピーを開始できます。

トランザクションログのバックアップの一覧表示

個々のデータベースで利用可能なすべてのトランザクションログのバックアップを一覧表示するには、rds_fn_list_tlog_backup_metadata 関数を呼び出します。関数を呼び出すときは、ORDER BY または WHERE 句を使用できます。

例 利用可能なトランザクションログのバックアップファイルの一覧表示とフィルタリング例
SELECT * from msdb.dbo.rds_fn_list_tlog_backup_metadata('mydatabasename'); SELECT * from msdb.dbo.rds_fn_list_tlog_backup_metadata('mydatabasename') WHERE rds_backup_seq_id = 3507; SELECT * from msdb.dbo.rds_fn_list_tlog_backup_metadata('mydatabasename') WHERE backup_file_time_utc > '2022-09-15 20:44:01' ORDER BY backup_file_time_utc DESC;
rds_fn_list_tlog_backup_metadata からの出力

rds_fn_list_tlog_backup_metadata 関数は、次の出力を返します。

列名 データ型 説明

db_name

sysname

トランザクションログのバックアップを一覧表示するために指定されたデータベース名。

db_id

整数

入力パラメータ db_name の内部データベース識別子。

family_guid

uniqueidentifier

作成時の元のデータベースの一意の ID。この値は、データベースが復元されても、データベース名が異なっても変わりません。

rds_backup_seq_id

整数

RDS が各トランザクションログのバックアップファイルのシーケンス番号を保持するために内部で使用する ID。

backup_file_epoch

bigint

トランザクションのバックアップファイルが生成されたエポック時間。

backup_file_time_utc

datetime

backup_file_epoch 値の UTC 時刻変換後の値。

starting_lsn

numeric(25,0)

トランザクションログのバックアップファイルの最初または最も古いログレコードのログシーケンス番号。

ending_lsn

numeric(25,0)

トランザクションログのバックアップファイルの最後またはその次のログレコードのログシーケンス番号。

is_log_chain_broken

bit

現在のトランザクションログのバックアップファイルと、以前のトランザクションログのバックアップファイル間でログチェーンが壊れているかどうかを示す boolean 値。

file_size_bytes

bigint

トランザクションのバックアップセットのサイズ (バイト単位)。

Error

varCHAR(4000)

rds_fn_list_tlog_backup_metadata 関数が例外をスローした場合のエラーメッセージ。例外がない場合は NULL です。