RDS Custom for SQL Server での Bring Your Own Media - Amazon Relational Database Service

RDS Custom for SQL Server での Bring Your Own Media

RDS Custom for SQL Server は、ライセンス込み (LI) および Bring Your Own Media (BYOM) の 2 つのライセンスモデルをサポートしています。

BYOM では、次のことを実行できます。
  1. サポートされている累積更新 (CU) を含む独自の Microsoft SQL Server バイナリを AWS EC2 Windows AMI に用意してインストールします。

  2. AMI をゴールデンイメージとして保存します。ゴールデンイメージは、カスタムエンジンバージョン (CEV) の作成に使用できるテンプレートです。

  3. ゴールデンイメージから CEV を作成しまします。

  4. CEV を使用して新しい RDS Custom for SQL Server DB インスタンスを作成します。

その後、Amazon RDS は DB インスタンスをユーザーに代わって管理します。

注記

SQL Server DB インスタンス用のライセンス込み (LI) RDS Custom も所有している場合、この DB インスタンスの SQL Server ソフトウェアを BYOM で使用することはできません。独自の SQL Server バイナリを BYOM に持ち込む必要があります。

RDS Custom for SQL Server の BYOM の一般的な要件

RDS Custom for SQL Server のカスタムエンジンバージョンと同じ一般的な要件が BYOM にも適用されます。詳細については、「RDS Custom for SQL Server CEV の一般的な要件」を参照してください。

BYOM を使用する場合は、次の追加要件を満たしていることを確認してください。

  • SQL Server 2022 または 2019 Enterprise、Standard、または Developer エディションの、サポートされているエディションのいずれかを使用します。

  • SQL Server システム管理者 (SA) サーバーロール権限を NT AUTHORITY\SYSTEM に付与します。

  • Windows Server OS は、UTC で設定しておいてください。

    Amazon EC2 Windows インスタンスは、デフォルトで UTC タイムゾーンに設定されます。Windows インスタンスの時間の表示と変更の詳細については、「Windows インスタンスの時刻の設定」を参照してください。

  • SSM 接続を許可するには、TCP ポート 1433 と UDP ポート 1434 を開きます。

RDS Custom for SQL Server の制限

RDS Custom for SQL Server と同じ一般的な制限が BYOM にも適用されます。詳細については、「Amazon RDS Custom for SQL Server の要件と制限」を参照してください。

BYOM では、さらに次の制限が適用されます。

  • デフォルトの SQL Server インスタンス (MSSQLSERVER) のみがサポートされています。名前付き SQL Server インスタンスはサポートされていません。RDS Custom for SQL Server は、デフォルトの SQL Server インスタンスのみを検出して監視します。

  • 各 AMI でサポートされている SQL Server のインストールは 1 つだけです。異なる SQL Server バージョンの複数インストールはサポートされていません。

  • SQL Server Web エディションは BYOM ではサポートされていません。

  • SQL Server エディションの評価バージョンは BYOM ではサポートされていません。SQL Server をインストールするときは、評価バージョンを使用するためのチェックボックスを選択しないでください。

  • 機能の可用性とサポートは、各データベースエンジンの特定のバージョン、および AWS リージョン によって異なります。詳細については、RDS Custom for SQL Server CEV の利用可能なリージョンおよびRDS Custom for SQL Server CEV のバージョンサポートを参照してください。

RDS Custom for SQL Server DB インスタンスの BYOM での作成

BYOM で RDS Custom SQL Server DB インスタンスを準備して作成するには、「Bring Your Own Media (BYOM) を使用した CEV の準備」を参照してください。