バケットの制約と制限 - Amazon Simple Storage Service

バケットの制約と制限

Amazon S3 の各バケットは、それを作成した AWS アカウント によって所有されます。バケットの所有権を別のアカウントに譲渡することはできません。

バケットの作成時にバケットの名前と作成先の AWS リージョン を選択します。バケットの作成後はバケットの名前もリージョンも変更できません。

バケットに名前を付けるときは、ユーザーまたはユーザーのビジネスに関連する名前を選択します。他のユーザーに関連付けられている名前は使用しないでください。例えば、バケット名に AWSAmazon を使用しないでください。

デフォルトでは、AWS アカウント につき最大で 100 個のバケットを作成できます。追加のバケットが必要な場合は、クォータ引き上げリクエストを申請することによって、アカウントバケットのクォータを最大 1,000 バケットまで引き上げることができます。使用するバケットの数が多いか少ないかにかかわらず、パフォーマンスに違いはありません。

注記

それぞれの AWS リージョン に複数のクォータ引き上げリクエストを提出する必要はありません。バケットクォータが自分の AWS アカウント に適用されます。

バケットのクォータを引き上げる方法については、AWS 全般のリファレンスのの「AWS のサービスのクォータ」を参照してください。

バケット名の再利用

バケットが空の場合は削除できます。バケットが削除されると、その名前は再利用できるようになります。ただし、バケットを削除すると、さまざまな理由で名前を再利用できない場合があります。

例えば、バケットを削除してその名前が再利用可能になると、別の AWS アカウント がその名前でバケットを作成する場合があります。また、削除したバケットの名前が再利用可能になるまでに、しばらく時間がかかる場合もあります。同じバケット名を使用する場合は、バケットを削除しないことをお勧めします。

バケット名の詳細については、「バケットの名前付け」を参照してください。

オブジェクトとバケットの制限

最大バケットサイズまたはバケットに保存できるオブジェクト数に制限はありません。すべてのオブジェクトを 1 つのバケットに格納してもかまいませんし、複数のバケットに分けて整理してもかまいません。ただし、別のバケット内からバケットを作成することはできません。

バケットオペレーション

Amazon S3 の高可用性技術は、getputlist、および delete オペレーションに重点を置いています。バケットのオペレーションは、一元化されグローバルなリソース空間に対して作用するため、アプリケーションの可用性の高いコードパスでは、バケットの作成、削除、設定を行うことは推奨されません。バケットの作成、削除、設定は、個別の初期化や、頻繁に実行しないセットアップルーチンで実行する方が適しています。

バケットの命名規則と自動作成されたバケット

アプリケーションが自動的にバットを作成する場合は、命名の衝突が起きないようなバケット命名スキームを使用してください。特定のバケット名が既に使用されている場合は、異なるバケット名をアプリケーションロジックが選択するようにしてください。

バケットの命名の詳細については、「バケットの名前付け」を参照してください。