Amazon Route 53
開発者ガイド (API バージョン 2013-04-01)

ゾーンファイルをインポートしてレコードを作成する

別の DNS サービスプロバイダーから移行しようとしていて、現在の DNS 設定をゾーンファイルにエクスポートすることが現在の DNS サービスプロバイダーから許可されている場合は、ゾーンファイルをインポートすることで、Amazon Route 53 ホストゾーン用のすべてのレコードを迅速に作成できます。

注記

ゾーンファイルでは、レコードをテキスト形式で表すための BIND と呼ばれる標準形式が使用されています。ゾーンファイルの形式については、Wikipedia のゾーンファイルのエントリを参照してください。詳細については、「RFC 1034: ドメイン名—概念と機能」のセクション 3.6.1、および「RFC1035: ドメイン名—実装と仕様」のセクション 5 を参照してください。

ゾーンファイルをインポートしてレコードを作成する場合は、次の点に注意してください。

  • ゾーンファイルは、RFC に準拠した形式である必要があります。

  • デフォルトの NS レコードおよび SOA レコードを除き、ホストゾーンは空である必要があります。

  • ゾーンファイル内のレコードのドメイン名は、ホストゾーンの名前に一致する必要があります。

  • Route 53 では、$ORIGIN$TTL のキーワードがサポートされます。ゾーンファイルにキーワード $GENERATE または $INCLUDE が含まれる場合、インポートは失敗し、Route 53 からエラーが返されます。

  • ゾーンファイルをインポートする場合、Route 53 はゾーンファイル内の SOA レコードを無視します。Route 53 は、そのホストゾーンと同じ名前を持つ NS レコードもすべて無視します。

  • 最大 1000 個のレコードをインポートすることができます。1,000 を超えるレコードをインポートする必要がある場合は、BIND から Amazon Route 53 への変換ツールを使用できる場合があります。

  • ゾーンファイルの内容を参照し、レコード名に適切に末尾のドットが含まれている/省かれていることを確認することをお勧めします。

    • ゾーンファイル内のレコードの名前の末尾がドットである場合 (example.com. など)、その名前はインポートプロセスによって完全修飾ドメイン名と解釈され、その名前で Route 53 レコードが作成されます。

    • ゾーンファイル内のレコードの名前の末尾がドットでない場合 ( www など)、その名前はインポートプロセスによってゾーンファイル内のドメイン名 (example.com) と連結され、連結後の名前 (www.example.com) で Route 53 レコードが作成されます。

    エクスポートプロセスでレコードの完全修飾ドメイン名の末尾にドットが追加されない場合、Route 53 インポートプロセスでドメイン名がレコードの名前に追加されます。たとえば、レコードをホストゾーン example.com にインポートし、ゾーンファイルの MX レコードの名前は mail.example.com で末尾のドットがない場合、Route 53 インポートプロセスでは mail.example.com.example.com という名前の MX レコードが作成されます。

    重要

    CNAME、MX、PTR、および SRV レコードの場合も、RDATA 値に含まれるドメイン名にこの動作が適用されます。たとえば、example.com のゾーンファイルがあるとします。ゾーンファイル内の CNAME レコード (例: support、末尾にドットなし) に RDATA 値 www.example.com (同様に末尾にドットなし) が含まれている場合、インポートプロセスによって、www.example.com.example.com にトラフィックをルーティングする support.example.com という名前の Route 53 レコードが作成されます。ゾーンファイルをインポートする前に、RDATA 値を確認し、必要に応じて更新してください。

Route 53 はレコードのゾーンファイルへのエクスポートをサポートしていません。

ゾーンファイルをインポートしてレコードを作成するには

  1. 現在ドメインにサービスを提供している DNS サービスプロバイダーからゾーンファイルを取得します。手順と用語はサービスプロバイダーによって異なります。レコードをゾーンファイルまたは BIND ファイルにエクスポートまたは保存する方法については、プロバイダーのインターフェイスおよびドキュメントを参照してください。

    手順がわからない場合は、レコードリストまたはゾーンファイルについて、現在の DNS プロバイダーのカスタマーサポートに問い合わせてください。

  2. AWS マネジメントコンソール にサインインし、https://console.aws.amazon.com/route53/ にある Route 53 コンソールを開きます。

  3. ナビゲーションペインで [Hosted zones] を選択します。

  4. [Hosted Zones] ページで、新しいホストゾーンを作成します。

    1. [Create Hosted Zone] を選択します。

    2. ドメインの名前 (およびオプションでコメント) を入力します。コメントは後で編集できないので注意してください。

    3. [Create (作成)] を選択します。

  5. [Import Zone File (ゾーンファイルのインポート)] を選択します。

  6. [Import Zone File] ペインで、ゾーンファイルの内容を [Zone File] テキストボックスに貼り付けます。

  7. [Import] を選択します。

    注記

    ゾーンファイル内のレコードの数によっては、レコードが作成されるまで数分かかる場合があります。

  8. ドメインで別の DNS サービスを使用している場合は(別のレジストラにドメインを登録していた場合はよくあることです)、DNS サービスを Route 53 に移行します。そのステップが完了すると、レジストラはドメインの DNS クエリに応じる DNS サービスとして Route 53 を認識し始め、クエリが Route 53 DNS サーバーに送信され始めます(以前の DNS サービスに関する情報が DNS リゾルバーにキャッシュされているため、DNS クエリが Route 53 にルーティングされ始めるまでに通常は 1~2 日の遅れが生じます)。 詳細については、「Amazon Route 53 を既存ドメインの DNS サービスにする」を参照してください。