ユーザー用のデフォルトアプリケーション設定の作成 - Amazon AppStream 2.0

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ユーザー用のデフォルトアプリケーション設定の作成

以下の手順に従って、ユーザーのデフォルトのアプリケーション設定を作成します。

ステップ 1: Image Builder に Linux アプリケーションをインストールする

このステップでは、Linux Image Builder を接続して、Image Builder にアプリケーションをインストールします。

Image Builder にアプリケーションをインストールする
  1. 以下のいずれかを実行して、Image Builder に接続します。

  2. 必要なアプリケーションをインストールします。例えば、パブリック yum リポジトリから Chromium ブラウザをインストールするには、まず Terminal アプリケーションを開いてから、以下のコマンドを実行します。

    [ImageBuilderAdmin]$ sudo yum update && sudo yum install chromium.x86_64

ステップ 2: アカウントを作成する TemplateUser

このステップでは、ストリーミングユーザーのデフォルトのアプリケーション設定を作成する TemplateUser アカウントを作成します。

TemplateUser アカウントを作成するには
  1. ルートアクセス許可のない TemplateUser アカウントを作成します。例えば、ターミナルウィンドウで、次のコマンドを実行して Image Builder TemplateUser で を作成します。

    [ImageBuilderAdmin]$ sudo useradd -m TemplateUser

    [ImageBuilderAdmin]$ echo -e '<password>\n<password>\n' | sudo passwd TemplateUser

  2. TemplateUser アカウントに切り替えます。

    [ImageBuilderAdmin]$ su - TemplateUser

ステップ 3: デフォルトのアプリケーション設定を作成する

このステップでは、 AppStream 2.0 ユーザーのデフォルトのアプリケーション設定を作成します。これにより、ユーザーは AppStream 2.0 ストリーミングセッション中にアプリケーションをすばやく使用できるようになります。これらの設定を自分で作成または設定する必要はありません。

ユーザーに対してデフォルトのアプリケーション設定を作成するには
  1. デフォルト設定を作成するアプリケーションを起動します。例えば、Terminal ウィンドウで以下のコマンドを実行して、Chromium ブラウザを起動します。

    [TemplateUser]$ chromium-browser

  2. アプリケーションの設定を行う 例えば、Chromium ブラウザのホームページを https://aws.amazon.com に設定します。

  3. アプリケーションを閉じます。

  4. ログアウト:

    [TemplateUser]$ logout

ステップ 4: デフォルトのアプリケーション設定を保存する

このステップでは、/etc/skel/ ディレクトリに追加したデフォルトのアプリケーション設定をコピーし、ストリーミングユーザーが利用できるようにします。

デフォルトのアプリケーション設定を保存するには
  • ターミナルウィンドウで次のコマンドを実行して、ストリーミングユーザー用のデフォルトのアプリケーション設定をコピーします。

    [ImageBuilderAdmin]$ sudo cp -r -f /home/TemplateUser/. /etc/skel

ステップ 5: デフォルトのアプリケーション設定をテストする (オプション)

このステップでは、追加したアプリケーションが正しく実行され、デフォルトのアプリケーション設定が期待どおりに動作することを検証します。

Image Builder でアプリケーションとデフォルト設定をテストする
  1. root 権限がないテストユーザーを作成します。例えば、[Terminal] (ターミナル) ウィンドウで以下のコマンドを実行して、Image Builder に test-user を作成します。

    [ImageBuilderAdmin]$ sudo useradd -m test-user

    [ImageBuilderAdmin]$ echo -e 'password>\n<password>\n' | sudo passwd test-user

  2. テストユーザーに切り替えます。

    [ImageBuilderAdmin]$ su - test-user

  3. アプリケーション (Chromium など) をテストユーザーとして起動します。

    [test-user]$ /usr/bin/chromium-browser

  4. テストユーザーがデフォルト設定を使用できることを確認します (Chromium ホームページが https://aws.amazon.com/ など)。

  5. ログアウト:

    [test-user]$ logout

ステップ 6: クリーンアップ

最後のステップは、クリーンアップです。

次をクリーンアップするには:
  1. 削除 TemplateUser:

    [ImageBuilderAdmin]$ sudo killall -u TemplateUser

    [ImageBuilderAdmin]$ sudo userdel -r TemplateUser

  2. テストユーザーを削除する (ステップ 5 をスキップした場合は不要):

    [ImageBuilderAdmin]$ sudo killall -u test-user

    ImageBuilderAdmin]$ sudo userdel -r test-user