ODBC 2.x ドライバーへの移行 - Amazon Athena

ODBC 2.x ドライバーへの移行

ほとんどの Athena ODBC 2.x 接続パラメータは ODBC 1.x ドライバーとの下位互換性があるため、既存の接続文字列のほとんどは Athena ODBC 2.x ドライバーでも引き続き使用できます。ただし、次の接続パラメータは変更が必要です。

ログレベル

現行の ODBC ドライバーでは、LOG_OFF (0) から LOG_TRACE (6) までのさまざまなログオプションがありますが、Amazon Athena ODBC ドライバーには 0 (無効) と 1 (有効) の 2 つの値しかありません。

ODBC 2.x ドライバーをログするための詳細については、「ログ記録オプション」を参照してください。

ODBC 1.x ドライバー ODBC 2.x ドライバー
接続文字列名 LogLevel LogLevel
パラメータタイプ オプションです。 オプションです。
デフォルト値 0 0
使用できる値 0-6 0,1
接続文字列の例 LogLevel=6; LogLevel=1;

MetadataRetrievalMethod

現行の ODBC ドライバーには、Athena からメタデータを取得するためのオプションがいくつか用意されています。Amazon Athena ODBC ドライバーでは MetadataRetrievalMethod が廃止されており、メタデータの抽出には常に Amazon Athena API を使用することになります。

Athena では、外部カタログをクエリするための QueryExternalCatalogs フラグが導入されています。現行の ODBC ドライバーを使用して外部カタログをクエリするには、MetadataRetrievalMethod を ProxyAPI に設定します。Athena ODBC ドライバーを使用して外部カタログをクエリするには、QueryExternalCatalogs を 1 に設定します。

ODBC 1.x ドライバー ODBC 2.x ドライバー
接続文字列名 MetadataRetrievalMethod QueryExternalCatalogs
パラメータタイプ オプションです。 オプションです。
デフォルト値 Auto 0
使用できる値 Auto, AWS Glue, ProxyAPI, Query 0,1
接続文字列の例 MetadataRetrievalMethod=ProxyAPI; QueryExternalCatalogs=1;

接続テスト

ODBC 1.x ドライバーの接続をテストすると、ドライバーは SELECT 1 クエリを実行して Amazon S3 バケットに 2 つのファイルを生成します。1 つは結果セット用、もう 1 つはメタデータ用です。テスト接続は Amazon Athena の料金ポリシーに従って請求されます。

ODBC 2.x ドライバーの接続をテストすると、ドライバーは GetWorkGroup Athena API アクションをコールします。コールでは、指定した認証タイプと対応する認証情報プロバイダを使用して、認証情報を取得します。ODBC 2.x ドライバーを使用する場合、接続テストは無料です。また、テストでは Amazon S3 バケットにクエリ結果は生成されません。