AWS 無料利用枠の使用状況の追跡
AWS 無料利用枠の使用状況は、以下の方法で追跡できます。
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[請求の設定] で、無料利用枠の使用アラートをオンにします。デフォルトでは、お客様の使用量が各サービスの無料利用枠の 85% に達すると、AWS 無料利用枠の使用状況アラートが、メールで自動的に送信されます。使用量を、無料利用枠の上限 100% まで追跡するように、AWS Budgets を設定することも可能です。
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AWS 無料利用枠の使用状況を、請求コンソールの [無料利用枠] ページで確認します。
AWS 無料利用枠の使用状況アラート
AWS 無料利用枠の使用状況アラートを使用すれば、コストと使用量を追跡して対策を講じることができます。この機能の詳細については、AWS Budgets によるコスト 管理を参照してください。
お客様の使用量が各サービスの無料利用枠の 85% に達すると、AWS 無料利用枠の使用状況アラートが、メールで自動的に送信されます。さらに追跡を行うときは、テンプレートを使用して zero spend budget
を指定し、無料利用枠の 100% に達するまで使用量を追跡するように、AWS Budgets を設定します。予算をフィルタリングして個々のサービスを追跡することも可能です。
たとえば、Amazon Elastic Block Store の無料利用枠の上限の 100% を超えることが予測されたときに、アラートを送信する予算を設定できます。使用量予算の設定方法については、「予算の作成」を参照してください。
AWS 無料利用枠の使用状況アラートは、Amazon DynamoDB ストレージの最初の 25 GB、Amazon CloudWatch メトリクスの最初の 10 のカスタムメトリクスなど、当月にアクティブ化されている、無料利用枠のサービスが対象です。通常、最初の 12 か月間は、3 種類の AWS 無料利用枠のサービスすべてがアクティブ化されています。
例えば、Amazon EC2、Amazon SageMaker、Amazon S3 を使用しているとします。それぞれの種類における無料利用枠の使用状況は、AWS 請求コンソールの [無料利用枠] ページで確認できます。SageMaker は 2 か月間使用すると短期トライアルが終了しますが、Amazon EC2 と Amazon S3 の無料利用枠は継続します。Amazon EC2 は、アカウント作成日から 12 か月が経過すると 12 か月間無料の期間が終了しますが、Amazon S3 は、無料利用枠が常に無料で提供されているため、使用を継続できます。
サービスの無料利用枠の制限を超えた場合は、AWS から、アカウントの作成に使用したメールアドレスに、メールが送信されます。以下の手順で、AWS 無料利用枠使用状況アラートのメールアドレスを変更してください。
AWS 無料利用枠使用状況アラートの E メールアドレスを変更するには
AWS Management Console にサインインして https://console.aws.amazon.com/billing/
で請求コンソールを開きます。 -
ナビゲーションペインの [設定] で、[請求設定] を選択します。
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[アラート設定] で [編集] を選択します。
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使用状況アラートを受信する E メールアドレスを入力します。
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[更新] を選択します。
無料利用枠上限の 85% に関する AWS Budgets の使用状況アラートは、すべての AWS アカウント に対して個々に自動的にアクティブ化されますが、AWS Organizations の管理アカウントに対してはアクティブ化されません。管理 アカウントを所有している場合は、AWS 無料利用枠使用状況アラートを受け取るようにオプトインする必要があります。次の手順を使用して、無料利用枠使用状況アラートをオプトインまたはオプトアウトします。
AWS 無料利用枠使用状況アラートをオプトインまたはオプトアウトするには
AWS Management Console にサインインして https://console.aws.amazon.com/billing/
で請求コンソールを開きます。 -
ナビゲーションペインの [設定] で、[請求設定] を選択します。
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[アラート設定] で [編集] を選択します。
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[AWS 無料利用枠アラートを受信する] を選択して、無料利用枠使用状況アラートをオプトインします。オプトアウトするには、[AWS 無料利用枠アラートを受信する] のチェックボックスをクリアします。
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[更新] を選択します。
上位の AWS 無料利用枠サービスの表
AWS 無料利用枠を利用できる資格があり、AWS 無料利用枠の製品を使用している場合は、AWS 請求コンソール
AWS 無料利用枠の使用量の詳細 (無料利用枠をアクティブに使用しているすべてのサービスなど) を確認するには、[使用状況別の上位の AWS 無料利用枠サービス] テーブルの [すべて表示] を選択します。詳細テーブルには、各無料利用枠サービスの測定の予測使用量に関する追加情報が含まれています。
使用量別の上位 AWS 無料利用枠サービステーブルはサービス制限別にグループ化されます。1 つのサービスについて複数の行がある場合があり、それぞれの AWS 無料利用枠の制限を詳細に追跡できます。例えば、毎月 Amazon S3 の Put
オペレーションは 2,000 回実行でき、Amazon S3 のストレージは 5 GB 使用できます。AWS 無料利用枠の使用量を示すテーブルには 2 行あり、1 つは S3 - Puts
、もう 1 つは S3 -
Storage
に使用されています。
無料利用枠のテーブルデータの表示は、以下の条件により制限されることがあります。
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ご利用の AWS のサービス は、AWS 無料利用枠の対象外です。
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AWS 無料利用枠の資格が終了しています。
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AWS Organizations メンバーアカウントを通じて AWS にアクセスしています。
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AWS のサービス を AWS GovCloud (米国西部) または AWS GovCloud (米国東部) リージョンで使用します。
追跡可能な AWS 無料利用枠サービス
AWS により、AWS 無料利用枠サービスをどれだけ使用したか、どのサービスの使用タイプを使用したかを追跡できます。使用タイプは、AWS が追跡する特定の使用タイプです。例えば、使用タイプ Global-BoxUsage:freetier.micro
とは、ユーザーが Amazon EC2 マイクロインスタンスを使用したという意味です。
AWS 無料利用枠の使用状況アラートと [使用状況別の上位の AWS 無料利用枠サービス] テーブルは、有効期限がある AWS 無料利用枠製品、および有効期限のない当無料利用枠製品の両方をカバーします。以下のサービスや使用タイプを追跡できます。
サービス | 使用タイプ |
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Alexa Web Information Service |
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Amazon API Gateway |
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Amazon AppStream |
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Amazon Cloud Directory |
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Amazon CloudFront |
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Amazon CloudWatch |
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Amazon Cognito | Global-CognitoUserPoolMAU |
Amazon Cognito Sync |
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Amazon Connect |
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AWS CodeBuild |
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Amazon GameLift |
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AWS Storage Gateway |
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Amazon DynamoDB |
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Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) |
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Amazon Elastic Container Registry (Amazon ECR) |
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Amazon Elastic File System |
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Amazon OpenSearch Service |
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Amazon Elastic Transcoder |
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Amazon Forecast |
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Amazon Fraud Detector |
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Amazon GameLift |
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Amazon GameOn |
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Amazon GameSparks |
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Amazon IVS |
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Amazon Lex |
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Amazon Lookout for Vision |
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Amazon Macie |
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Amazon MCS |
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Amazon Neptune |
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Amazon Pinpoint |
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Amazon Personalize |
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Amazon Polly | Global-SynthesizeSpeech-Chars |
Amazon Relational Database Service |
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Amazon Rekognition |
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Amazon Route 53 |
|
Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) |
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Amazon Simple Email Service (Amazon SES) |
|
Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) |
|
Amazon States |
|
Amazon Simple Workflow Service (Amazon SWF) |
|
Amazon Textract |
|
Amazon WorkLink |
|
Amazon TTS |
|
Amazon WorkSpaces |
|
AWS Amplify |
|
AWS Budgets |
|
AWS CodeArtifact |
|
AWS CodeCommit |
|
AWS CodePipeline |
|
AWS Database Migration Service |
|
AWS DataTransfer |
|
AWS DeepRacer |
|
AWS Glue |
|
AWS IoT |
|
AWS KMS |
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AWS Lambda |
|
Amazon SQS |
|
AWS X-Ray |
|
AWS Storage Gateway |
|
AWS CodeBuild |
|
Amazon Comprehend |
|
Amazon Comprehend Medical |
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ContactCenterTelecomm |
|
ContactLensAmazonConnect |
|
AWS IoT Device Defender |
|
AWS IoT Device Management |
|
Amazon Mobile Analytics |
|
AWS OpsWorks |
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