AWS 請求情報とコスト管理
ユーザーガイド (Version 2.0)

AWS Billing and Cost Management とは

AWS Billing and Cost Management は、AWS の請求書の支払い、使用量のモニタリング、およびコストの計上に使用するサービスです。

AWS は、AWS に新しいアカウントをサインアップしたときに指定したクレジットカードに自動的に課金します。料金はクレジットカードの毎月の請求書に表示されます。クレジットカード情報は、Billing and Cost Management コンソールの [お支払方法]] ページで確認または更新できます。AWS の支払いに別のクレジットカードを指定することもできます。コンソールへのアクセスの詳細については、「Billing and Cost Management コンソールとダッシュボードの表示」を参照してください。

注記

サインアップ時に連絡先の国としてインドを選択する場合は、Amazon Internet Services Pvt. Ltd(AISPL)の顧客であり、クレジットカードで支払う前に課金を承認する必要がある場合があります。AISPL ユーザーとして支払う方法については、「AISPL の料金を支払う」を参照してください。

Billing and Cost Management の機能

Billing and Cost Management サービスには、AWS のコストの見積りと計画、コストが設定したしきい値を超えた場合のアラートの受信、AWS リソースに対する最大の投資の評価を行うために使用できる機能があります。さらに、複数の AWS アカウントを使用している場合に会計の簡素化に役立つ機能が用意されています。

グラフでのコストの分析

AWS Billing and Cost Management コンソールには、AWS のコストデータをグラフで表示するための無料の Cost Explorer が含まれています。Cost Explorer では、API オペレーション、アベイラビリティーゾーン、AWS サービス、カスタムコスト配分タグ、インスタンスタイプ、Amazon EC2 インスタンスタイプ、購入オプション、リージョン、使用タイプ、使用タイプグループなどの値別にグラフをフィルタできます。 一括請求を使用している場合は、メンバーアカウントごとにコストをフィルタできます。また、履歴コストデータに基づいて、将来のコスト予測を参照することもできます。

予算

AWS 使用量とコストを追跡するために予算を使用できます。予算は、Cost Explorer により提供されるコストの可視化を使用し、予算のステータスを表示して推定コストの予測を示し、無料利用枠の使用状況を含む AWS の使用状況を追跡することができます。さらに、予算を使用すると、予算額を超えたときや、推定コストが予算を超えたときに通知される Amazon SNS 通知を作成することもできます。

予算の詳細については、「予算によるコストの管理」を参照してください。

支払い通貨

支払いに使用する通貨を設定することで、指定した通貨で概算請求書を表示し、AWS の請求書を支払うことができます。

AWS は、請求書が作成されたあとで、指定する通貨で請求額を換算します。それまでは、コンソールに表示されるすべての指定した通貨金額は、USD で概算されます。AWS は換算レートを保証するため、返金の際には元の取引と同じ換算レートが使用されます。

その他の詳細:

  • AWS Marketplace および DevPay の請求書は、このサービスの対象外であり、USD で処理されます。

  • このサービスは、デフォルトのお支払い方法が Visa または MasterCard の場合にのみご利用いただけます。

  • レートは毎日更新されます。請求書に適用されるレートは、請求書作成時のレートです。現在のレートは、Billing and Cost Management コンソールで確認できます。

  • USD に切り替えることができます。

  • 通貨換算は Amazon Services LLC が提供します。

AWS のコストと使用状況レポート

AWS に、お客様が所有している Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットに請求レポートを発行させることができます。コストを時間または月単位、製品または製品リソース別、またはお客様が定義したタグ別に分類したレポートを受け取ることができます。AWS では、お客様のバケットのレポートを CSV (カンマ区切り値) 形式で 1 日 1 回 更新します。Microsoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアを使用してレポートを表示することも、Amazon S3 API を使用するアプリケーションからレポートにアクセスすることもできます。

重要

AWS Organizations の一括請求機能を使用する場合は、請求レポート用に指定した Amazon S3 バケットの所有者が組織のマスターアカウントである必要があります。メンバーアカウントが所有しているバケットで請求レポートを受け取ることはできません。一括請求を使用している場合は、メンバーアカウントごとにコストを明細化できます。

これらのレポートの詳細とその設定方法については、「請求レポートで使用量を確認する」を参照してください。

お客様は初回請求ユーザーですか?

AWS Billing and Cost Management サービスを初めて利用する場合は、Billing and Cost Management コンソールの使用方法について説明している「開始方法」セクションから始めることをお勧めします。

AWS を初めてご利用になる場合は、「AWS の使用開始」を確認することをお勧めします。このガイドには、AWS の使用とアカウントの管理に役立つ一般的な情報が記載されています。

関連サービス

IAM

Billing and Cost Management サービスは、AWS Identity and Access Management (IAM) サービスと緊密に統合されています。Billing and Cost Management が設定された IAM を使用することで、お客様のアカウントを操作する他のユーザーが、自分の業務の遂行に必要なアクセス権のみを所有できるようになります。

請求情報へのアクセスを許可または拒否する方法の詳細については、「Controlling Access」を参照してください。

IAM サービスでも、請求情報だけではなくすべての AWS リソースへのアクセスを制御できるため、AWS アカウントのセットアップに進む前に IAM の基本的な概念とベストプラクティスを十分に理解しておくことが重要です。

IAM の操作方法と考慮事項の詳細については、IAM ユーザーガイド の「IAM の概念」と「IAM のベストプラクティス」を参照してください。

AWS Organizations (一括請求)

AWS プラットフォームは、小規模なスタートアップからエンタープライズに至るまで、あらゆる規模の会社に対応するように設計されています。会社が大規模な場合、または成長が見込まれる場合、会社の構造を反映する複数の AWS アカウントを設定する可能性があります。たとえば、会社全体に 1 つのアカウントがあり、各社員に 1 つのアカウントがある、会社全体に 1 つのアカウントがあり、各社員は IAM ユーザーを使用する、会社全体に 1 つのアカウントがあり、会社内の各部門またはチームに 1 つのアカウントがあり、各社員に 1 つのアカウントがあるなど、さまざまな形態があります。

複数の AWS アカウントを設定する場合、アカウントごとに請求書を受信する (つまり、支払者のアカウントとして機能する) ように設定するか、AWS Organizations の一括請求機能を使用してマスターアカウントに複数のメンバーアカウントを統合できます。一括請求の目的は、会計を簡単にし、多くのサービスでさらに低い料金帯を利用できるようにすることです。詳細については、「組織の一括請求」を参照してください。