請求ビューを使用した予算の表示と作成

AWS Budgets は、プライマリ請求ビューとカスタム請求ビューをサポートしているため、組織内の複数のアカウントでフィルタリングされたコストと使用状況データに基づいて予算を作成および管理できます。この機能を使用すると、管理アカウントにアクセスすることなく、組織全体のクラウドコストを分散管理できます。

新しい予算を作成するときに、請求ビューを選択して、予算が追跡するコストと使用状況データの範囲を定義できます。選択した請求ビューは、予算定義の一部として保存されます。

請求ビューを使用して予算を作成すると、予算はその請求ビューの範囲内のコストと使用状況データのみを追跡します。たとえば、特定の部門またはプロジェクトのコストのみを追跡する予算を作成できます。これにより、組織構造やコスト配分戦略に合わせて、より詳細な予算管理が可能になります。

請求ビューを使用して予算を表示または作成するには

1. https://console.aws.amazon.com/costmanagement/ で Billing and Cost Management コンソールを開きます。

2. ナビゲーションペインで、請求ビューの選択メニューを選択します。デフォルトの選択はプライマリビューです。プライマリビューは、現在ログインしているアカウントのコスト管理データを表します。

3. ドロップダウンリストから、使用する請求ビューを選択します。

   • プライマリビュー: 現在のアカウントのコスト管理データを表示します。

   • カスタムビュー: 定義された基準に基づいてフィルタリングされたコスト管理データを表示します。

4. ナビゲーションペインで、[予算] を選択します。

5. 既存の予算の場合、予算リストには、選択した請求ビューを使用して作成された予算のみが表示されます。

6. 新しい予算の場合は、予算の作成を選択し、予算作成ワークフローに従います。選択した請求ビューは、新しい予算に自動的に適用されます。詳細については、「予算の作成」を参照してください。

注記

請求ビューで作成された予算は、対応する請求ビューが選択されている場合にのみ表示および管理できます。別の請求ビューに切り替えると、これらの予算は予算リストに表示されません。