EC2-Instances (Elastic Compute Cloud) のリソースレベルのデータを時間単位で詳細に表示

Cost Explorer では、過去 14 日間、EC2 リソースレベルのデータを時間単位で有効にできます。このデータを使用して、Cost Explorer の各 EC2 インスタンスレベルで時間単位のコストと使用状況を表示できます。これにより、リソースをグループ化し、EC2 サービスの Cost Explorer ビューをフィルタリングすることで、各 EC2 インスタンスによって駆動されるコストと使用状況を把握できます。

このようなデータは、分散や異常を分析するのに役立ちます。例えば、EC2 コストが急増した場合、時間単位の粒度を使用して分散が開始された時間を特定し、コストをリソース別にグループ化して、どの特定の EC2 インスタンスが急増の原因であるかを把握できます。正確な 1 時間に対する分散の原因を特定する機能により、デベロッパーはこの分散の原因となったアーキテクチャの特定の変更や、トラフィックの増加による実際の異常または有効なスパイクを把握できます。購入する EC2 リザーブドインスタンス の数を検討している場合は、リザーブドインスタンス の最大使用率を確実に得るために情報に基づいた決定を下すことができるため、1 時間ごとに実行されるインスタンスの数とタイプを理解することが役立ちます。現在 Savings Plans または リザーブドインスタンス がある場合は、EC2 リソースレベルのデータを時間単位で有効にして、どの特定のインスタンスが Savings Plans または リザーブドインスタンス を使用したかを把握します。

有効にすると、48 時間以内に時間単位の粒度の EC2 リソースレベルのデータが利用可能になります。このデータは、Savings Plans および予約の使用率とカバレッジレポートでは使用できません。