AWS 異常検出で異常な使用料を検出する
AWS コスト異常検出は、AWS コスト管理の一機能です。この機能では、機械学習モデルを使用して、デプロイされている AWS のサービス 内の異常な支出パターンを検出および警告します。
AWS コスト異常検出を使用すると、次のようなメリットがあります。
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集約されたレポートについての個別アラートが、E メールまたは Amazon SNS トピックにより送信されます。
Amazon SNS トピックについては、SNS トピックを Slack チャネルまたは Amazon Chime チャットルームにマッピングする AWS Chatbot 設定を作成します。詳細については、「Amazon Chime および Slack での AWS コスト異常検出アラートの受信」を参照してください。
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機械学習手法を使用して支出パターンを評価することで、誤検出アラートを最小限に抑えることができます。例えば、時期的な増加や自然な増加を週別または月別で評価することができます。
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コストの増加を促進している AWS アカウント、サービス、リージョン、使用状況の種類など、異常の根本原因を調査できます。
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コストの評価方法は設定が可能です。AWS のサービス のすべてを個別に分析するか、または特定のメンバーアカウント、コスト配分タグ、またはコストのカテゴリごとに分析するかどうかを選択します。
請求データが処理されたら、AWS コスト異常検出は、純非ブレンドコストデータ (適用可能なすべての割引が計算された後の正味コスト) に異常がなことをモニタリングするために、1 日に約 3 回実行されます。アラートの受け取りには若干の遅延が発生することがあります。コスト異常検出では Cost Explorer のデータを使用しますが、データには最大 24 時間の遅延があります。その結果、使用状況が発生してから異常を検出するまでに最大 24 時間かかる場合があります。新しいモニターを作成する場合、新しい異常の検出を開始するまでに 24 時間かかることがあります。新しいサービスサブスクリプションでは、そのサービスの異常を検出する前に、10 日間のサービス使用状況の履歴データが必要です。
注記
コスト異常検出はいつでもオプトアウトできます。詳細については、「コスト異常検出のオプトアウト」を参照してください。