AWS DeepRacer イベント入門 - AWS DeepRacer
AWS DeepRacer イベントの例その他のリソース

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AWS DeepRacer イベント入門

組織の目標が決まったら、プロジェクト計画を使用して開催したいイベントのタイプを絞り始めることができます。以下の目標例は、要件と AWS DeepRacer から得たいメリットに基づいてイベントを設定する方法を示しています。

チームビルディング

小規模なグループのチームビルディングを促進する 1 回限りのローカルイベントを開催したい場合は、対面イベントまたは仮想イベントを検討してください。この目標を達成するイベントの種類の例については、「仮想イベントの例」を参照してください。

AI/ML 教育への投資

技術系や非技術系の従業員に機械学習に慣れ親しんでもらい、これらのスキルを応用してもらいたいのであれば、より多くのリーダーシップの支援を求め、より多くの参加者が関与するチーム横断的なイベントにすることで、より大きな組織的なインパクトを生み出すことを検討する必要があります。このイベントには、参加者を増やすことができるように、対面イベントと仮想イベントの両方の要素を含めることができます。この目標を達成するイベントの種類の例については、「対面式イベントの例」を参照してください。

組織内の認知度の促進と創出

組織を革新的で思想的リーダーとして位置づけ、より多くの人材を惹きつけ、組織内の一般的な認知度を高めたいのであれば、仮想または対面式イベントのライブストリーミング、またはカスタムイベントの作成を検討してください。この目標を達成するイベントの種類の例については、「カスタムイベントの例」を参照してください。

AWS DeepRacer イベントの例

以下のセクションでは、目標とプロジェクト計画の要件に基づいて作成できるさまざまなタイプのイベントの例をいくつか示します。これらのイベントのスケジュールは、教育とレースの要素に基づいてスケジュールされています。ただし、組織のニーズに応じて、イベントのタイムラインをいくつでもイベントのコンポーネントに合わせてカスタマイズできます。

仮想イベントの例

仮想イベントは、複数の場所にまたがる組織や複数の地域のチームが便利で費用対効果の高い方法で集まるための優れた方法です。仮想イベントは依存関係が少ないため、便利で費用対効果も高くなります。たとえば、対面式イベントのように物理的なトラック、デバイス、場所のスペースを考慮する必要はありません。以下に示す仮想イベントの例は、タイムラインや参加者数など、さまざまなプロジェクト計画の項目に焦点を当てています。

イメージ: 仮想イベントの例。

  • 仮想クラシックレース 2 週間のイベント:

    以下に示す 2 週間のイベントスケジュールの例は、クラシックレースの提出に制限がなく、ライブレースの時間的制約もないため、多くの参加者やチームが参加を予定しているイベントを簡単に開催したい組織には最適のオプションです。すべての参加者は、レース期間内であればいつでも、あるいは同時にモデルを提出できます。このイベント例では、AWS コンソールのコミュニティレースセクションを使用して非公開のクラシックレースを作成し、トレーニングとレースを別々の 2 週間にわたってスケジュールしています。コミュニティレースの設定方法については、「レースの管理」を参照してください。

    • 1 日目: 誰でも参加できる無料のオンデマンド仮想ワークショップに参加します。オンラインワークショップリソースの詳細については、「AWS DeepRacer: 強化学習による推進」を参照してください。また、AWS DeepRacer Pit Crew の専門家が仮想ワークショップを開催するようにスケジュールを立てることもできます。

    • 1 ～ 5 日目: 参加者は AWS DeepRacer コンソールでモデルのトレーニング、更新、テストを実施します。参加者はモデルを提出し、1 日目～5 日目にかけて非公開の仮想レースに出場します。1 つの AWS アカウントで複数の参加者向けに AWS コンソールを設定する方法については、「マルチユーザーモード」を参照してください。

    • 5 日目～ 10 日目: 5 日目に上位 10 名の勝者が決定され、翌週に新しいトラックで開催される非公開の新規仮想レースに参加できるようになります。

    • 10日目: 上位 3 人の勝者は 10 日目に決定され、レースとイベントは終了します。

  • 「仮想ライブレースの 1 週間にわたるイベント:」

    以下に示す仮想ライブレース イベントの例は、小規模チームにリアルタイムでレースの興奮と楽しさをもたらす素晴らしい方法です。この種のイベントは予算が低く、誰もがリアルタイムでレースに参戦することができます。LIVE レースの運営方法について詳しくは、「ライブレースの実行」を参照してください。

    • 1 日目: 参加者は AWS DeepRacer Pit Crew の専門家による仮想ワークショップに参加します。ワークショップの詳細については、「AWS DeepRacer イベント」を参照してください。

    • 1 ～ 5 日目: 参加者は AWS DeepRacer コンソールでモデルのトレーニング、更新、テストを実施します。

    • 5 日目: 参加者は 1 ～ 2 時間オンラインで集まってモデルを提出し、5 日目のライブ仮想レースに参加します。

  • 「仮想のクラシックレースとライブレースのイベント:」

    以下に示すイベント例は、複数のリージョンにわたる多数の参加者、またはオンラインで複数のオフィスにまたがってリモートで作業する参加者を集めたい組織にとって最適なオプションです。この種のイベントでは、イベントの期間が 2 週間にまたがるため、参加者はモデルやレースのトレーニングを練習する機会が増えます。また、ライブ配信を視聴している参加者がイベントを盛り上げることができるように、ライブレースのイベントにはアナウンサーを配置することをお勧めします。「プロ部門フィナーレの Twitch ストリーム」をチェックし、フィナーレ放送局がどのようにレースを盛り上げるか見てみましょう。

    • 1 日目: 参加者は AWS DeepRacer Pit Crew の専門家による仮想ワークショップに参加します。ワークショップの詳細については、「AWS DeepRacer イベント」を参照してください。

    • 1 ～ 5 日目: 参加者は AWS DeepRacer コンソールでモデルのトレーニング、更新、テストを実施してから、1 日目～5 日目までの非公開のリーグレースに参加するモデルを提出します。

    • 5 日目: 上位 10 名の勝者が決定され、翌週に新しいトラックで開催される非公開の新規リーグレースに参加できるようになります。

    • 5 日目～10 日目: 翌週、上位 10 名の勝者が決定され、Twitch でイベントをライブストリーミングしながらレースを行います。詳しくは、「LIVE レースの放送」を参照してください。

対面イベントの例

参加者を 1 つの物理的なスペースに集めることができる組織にとって、AWS DeepRacer を体験するには、対面式イベントに勝る方法はありません。トラックの脇に立って、実際の車でモデルがパフォーマンスを発揮するのを見るスリルと興奮を体験するのに勝るものはありません。通常、対面式のイベントは仮想イベントよりも多くのリソースを必要とし、費用もかかります。50 名以上の参加者と必要な予算があれば、AWS DeepRacer を対面で体験することを強くお勧めします。また、コースの脇で観戦している参加者にリアルタイムで競技結果が発表されるので、レースをよりエキサイティングなものにするため、対面式イベントにはアナウンサーを配置することをお勧めします。

イメージ: 対面式イベントの例。

  • 「対面式の 1 日限りのイベント:」

    以下に示す対面式イベントの例は、地元チームにとって素晴らしいものであり、参加者全員が AWS Management Console で最初のモデルをトレーニングし、1 日で競技に参加できることを保証するものです。一般的な 1 日の対面式イベントは、参加者全員を対象にした対面式のワークショップとレースから成ります。通常、ワークショップは AWS DeepRacer Pit Crew の専門家が主導し、強化学習の基礎を学び、参加者に最初のモデルをトレーニングする機会を提供します。ワークショップの後、参加者はモデルを提出して AWS DeepRacer デバイスにアップロードし、同じ日にレースを行うことができます。

    • 参加者は、AWS DeepRacer Pit Crew の専門家による対面式の AWS DeepRacer ワークショップ（90～120 分）に参加します。AWS DeepRacer ワークショップをリクエストする方法の詳細については、「イベントをリクエストする」を参照してください。

    • ワークショップ終了後の対面式レース (1 回のレースにつき 120 分、または最大 5 分)。

  • 対面式の 2 日間のイベント:

    次の 2 日間の対面式イベントの例は、ワークショップと実際のレースを別の日に分散させることで、参加者がレースに向けてトレーニングやモデルのアップデートを行う時間をより多く確保できることを除けば、1 日限りのイベントに似ています。参加者がモデルのトレーニングや改良により多くの時間を割けるよう、組織ではこうしたイベントを数日、あるいは何週間も間隔をあけて開催するのが一般的です。ワークショップとレースの合間により多くの時間を設けることで、参加者はレースの当日に激しいを競争に集中できます。

    • 参加者は、AWS DeepRacer Pit Crew の専門家による対面式の AWS DeepRacer ワークショップ（90～120 分）に参加します。対面式のワークショップをリクエストする方法の詳細については、「イベントをリクエストする」を参照してください。

    • 2 日目: 参加者はワークショップの後に対面式のレースに参加します (1 回のレースにつき 120 分、または約 5 分)。

カスタムイベントの例

仮想イベントと同様に、カスタムイベントは、複数の場所にちらばるチームのためにイベントを開催する必要のある大規模な組織（参加者 100 名以上）にとって最適なオプションです。カスタムイベントでは、時間やレース形式に制限がないため、トレーニング、ワークショップ、レースをより柔軟に行うことができます。このようなイベントには、仮想と対人式の両方のレースを含めることができ、これらのレースは、グローバルな参加者がモデルのトレーニングや共同作業に多くの時間を費やすことができるように、複数の週にまたがって実施できます。この種のカスタムイベントは、潜在的な物流面の問題に備えて、事前にいくつかの小規模なイベントを開催した方が成功しやすくなります。この種のイベントや一連のイベントは、組織内で機械学習を宣伝するチームを育成するのにも役立ちます。

  • 以下の例では、複数のリージョンにまたがる従業員に対応するため、カスタムイベントを 3 か月にまたがって開催しています。

    • 1 か月目:複数の場所で開催されるグローバルワークショップ。

    • 2 か月目: 複数のリージョンから参加できる、1 か月にわたる仮想のリーグ予選レース。

    • 3 か月目: 対面レースと仮想チャンピオンシップカップのレース。この対面レースは、世界中のチームが観戦できるようにライブ配信することができます。

カスタムイベントの開催にご興味のある方は、AWS までご連絡ください。「イベントのリクエスト」を参照してください。

その他のリソース

AWS DeepRacer イベントに関連するその他のリソースについては、以下のリストを参照してください。