AWS Database Migration Service
ユーザーガイド (Version API Version 2016-01-01)

AWS Database Migration Service のイベントと通知の使用

AWS Database Migration Service (AWS DMS) は Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) を使用して、AWS DMS イベントが発生したときに (レプリケーションインスタンスが作成されたときや削除されたときなどに) 通知を送信します。これらの通知は、E メールメッセージ、テキストメッセージ、HTTP エンドポイントの呼び出しなど、AWS リージョン用に Amazon SNS でサポートされているいずれの形式でも使用できます。

AWS DMS は、サブスクライブ可能なカテゴリにイベントをグループ分けします。これにより、そのカテゴリのイベントが発生すると、通知を受け取ることができます。たとえば、特定のレプリケーションインスタンスの作成カテゴリにサブスクライブした場合は、レプリケーションインスタンスに影響を与える作成関連のイベントが発生するたびに通知を受け取ります。レプリケーションインスタンスの設定変更カテゴリにサブスクライブした場合は、レプリケーションインスタンスの設定が変更されると、通知を受け取ります。また、イベント通知サブスクリプションが変更されても、通知を受け取ります。AWS DMS に用意されているイベントカテゴリのリストについては、以下の「AWS DMS イベントのカテゴリおよびイベントメッセージ」を参照してください。

AWS DMS は、イベントサブスクリプションを作成するときに指定したアドレスにイベント通知を送信します。いくつかの異なるサブスクリプションを作成することもできます。たとえば、すべてのイベント通知を受け取るサブスクリプションと、本稼働環境の DMS リソースに関する重要なイベントのみを含むサブスクリプションを作成できます。AWS DMS コンソールで [Enabled (有効)] オプションを [No (いいえ)] に設定するか、AWS DMS API を使用して Enabled パラメータを [false] に設定することで、サブスクリプションを削除せずに通知を簡単に無効にすることができます。

注記

SMS テキストメッセージを使用した AWS DMS イベント通知は現在、AWS DMS がサポートされているすべてのリージョンで AWS DMS リソースで使用できます。SNS によるテキストメッセージの使用の詳細については、「Amazon SNS を使用した SMS 通知の送信と受信」を参照してください。

AWS DMS では、サブスクリプション識別子を使用して各サブスクリプションが識別されます。複数の AWS DMS イベントサブスクリプションを同じ Amazon SNS トピックに公開できます。イベント通知を使用する場合は、Amazon SNS 料金が適用されます。Amazon SNS の請求の詳細については、「Amazon SNS 料金表」を参照してください。

AWS DMS イベントにサブスクライブするには、以下のプロセスを使用します。

  1. Amazon SNS トピックを作成します。トピックでは、受け取る通知のタイプと、通知先のアドレスまたは番号を指定します。

  2. AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、または AWS DMS API を使用して、AWS DMS イベント通知サブスクリプションを作成します。

  3. サブスクリプションの作成で指定したアドレス宛てに、AWS DMS から承認の E メールまたは SMS メッセージが送信されます。サブスクリプションを確認するには、承認の E メールまたは SMS メッセージのリンクをクリックします。

  4. サブスクリプションを確認すると、AWS DMS コンソールの [Event Subscriptions (イベントサブスクリプション)] セクションで、サブスクリプションのステータスが更新されます。

  5. その後、イベント通知を受け取り始めます。

通知できるカテゴリとイベントのリストについては、次のセクションを参照してください。AWS DMS イベントサブスクリプションおよび使用方法の詳細については、「AWS DMS イベント通知へサブスクライブする」を参照してください。

AWS DMS イベントのカテゴリおよびイベントメッセージ

AWS DMS では、AWS DMS コンソールまたは AWS DMS API を使用してサブスクライブできるカテゴリ内で多数のイベントが生成されます。各カテゴリはソースタイプに適用されます。AWS DMS では現在、レプリケーションインスタンスとレプリケーションタスクのソースタイプがサポートされています。

以下の表では、レプリケーションインスタンスソースタイプの可能なカテゴリとイベントを示しています。

カテゴリ

DMS イベント ID

説明

設定変更 DMS-EVENT-0012

REP_INSTANCE_CLASS_CHANGING – このレプリケーションインスタンスのレプリケーションインスタンスクラスが変更中です。

設定変更 DMS-EVENT-0014

REP_INSTANCE_CLASS_CHANGE_COMPLETE – このレプリケーションインスタンスのレプリケーションインスタンスクラスが変更されました。

設定変更 DMS-EVENT-0018

BEGIN_SCALE_STORAGE – レプリケーションインスタンスのストレージが増加中です。

設定変更 DMS-EVENT-0017

FINISH_SCALE_STORAGE – レプリケーションインスタンスのストレージが増加しました。

設定変更 DMS-EVENT-0024

BEGIN_CONVERSION_TO_HIGH_AVAILABILITY – レプリケーションインスタンスがマルチ AZ 設定に移行中です。

設定変更 DMS-EVENT-0025

FINISH_CONVERSION_TO_HIGH_AVAILABILITY – レプリケーションインスタンスがマルチ AZ 設定に移行されました。

設定変更 DMS-EVENT-0030

BEGIN_CONVERSION_TO_NON_HIGH_AVAILABILITY – レプリケーションインスタンスがシングル AZ 設定に移行中です。

設定変更 DMS-EVENT-0029

FINISH_CONVERSION_TO_NON_HIGH_AVAILABILITY – レプリケーションインスタンスがシングル AZ 設定に移行されました。

作成 DMS-EVENT-0067

CREATING_REPLICATION_INSTANCE – レプリケーションインスタンスが作成中です。

作成 DMS-EVENT-0005

CREATED_REPLICATION_INSTANCE – レプリケーションインスタンスが作成されました。

削除 DMS-EVENT-0066

DELETING_REPLICATION_INSTANCE – レプリケーションインスタンスが削除中です。

削除 DMS-EVENT-0003

DELETED_REPLICATION_INSTANCE – レプリケーションインスタンスが削除されました。

メンテナンス DMS-EVENT-0047 FINISH_PATCH_INSTANCE – レプリケーションインスタンスの管理ソフトウェアが更新されました。
メンテナンス DMS-EVENT-0026 BEGIN_PATCH_OFFLINE – レプリケーションインスタンスのオフラインメンテナンスが実行中です。レプリケーションインスタンスは現在使用できません。
メンテナンス DMS-EVENT-0027 FINISH_PATCH_OFFLINE – レプリケーションインスタンスのオフラインメンテナンスが完了しました。レプリケーションインスタンスは現在使用できます。
LowStorage DMS-EVENT-0007 LOW_STORAGE – レプリケーションインスタンスの空きストレージが少なくなっています。
フェイルオーバー DMS-EVENT-0013 FAILOVER_STARTED – マルチ AZ レプリケーションインスタンスのフェイルオーバーが開始されました。
フェイルオーバー DMS-EVENT-0049 FAILOVER_COMPLETED – マルチ AZ レプリケーションインスタンスのフェイルオーバーが完了しました。
フェイルオーバー DMS-EVENT-0050 MAZ_INSTANCE_ACTIVATION_STARTED – マルチ AZ アクティベーションが開始されました。
フェイルオーバー DMS-EVENT-0051 MAZ_INSTANCE_ACTIVATION_COMPLETED – マルチ AZ アクティベーションが完了しました。
失敗 DMS-EVENT-0031 REPLICATION_INSTANCE_FAILURE – レプリケーションインスタンスでストレージの障害が発生しました。
失敗 DMS-EVENT-0036 INCOMPATIBLE_NETWORK – 互換性のないネットワークのためレプリケーションインスタンスで障害が発生しました。

以下の表では、レプリケーションタスクソースタイプの可能なカテゴリとイベントを示しています。

カテゴリ

DMS イベント ID

説明

StateChange DMS-EVENT-0069

REPLICATION_TASK_STARTED – レプリケーションタスクが開始されました。

StateChange DMS-EVENT-0077

REPLICATION_TASK_STOPPED – レプリケーションタスクが停止されました。

失敗 DMS-EVENT-0078

REPLICATION_TASK_FAILED – レプリケーションタスクが失敗しました。

削除 DMS-EVENT-0073

REPLICATION_TASK_DELETED – レプリケーションタスクが削除されました。

作成 DMS-EVENT-0074 REPLICATION_TASK_CREATED – レプリケーションタスクが作成されました。

AWS DMS イベント通知へサブスクライブする

AWS DMS イベント通知サブスクリプションを作成して、AWS DMS イベントが発生したときに通知を受け取るようにできます。サブスクリプションを作成する最も簡単な方法は、AWS DMS コンソールを使用する方法です。AWS DMS API を使用してイベント通知サブスクリプションを作成する場合、Amazon SNS トピックを作成し、Amazon SNS コンソールまたは API を使用してそのトピックにサブスクライブする必要があります。この場合、トピックの Amazon リソースネーム (ARN) も記録しておく必要があります。この ARN は、CLI コマンドまたは API アクションを送信するときに使用するためです。Amazon SNS トピックを作成してサブスクライブする方法については、「Amazon SNS の開始方法」を参照してください。

通知サブスクリプションでは、通知するソースのタイプと、イベントをトリガーする AWS DMS ソースを指定できます。SourceType 値を使用して、AWS DMS ソースタイプを定義します。SourceIdentifier 値を使用して、イベントを生成するソースを定義します。[SourceType] と [SourceIdentifier] を、SourceType = db-instanceSourceIdentifier = myDBInstance1 などに指定すると、指定したソースに関するすべての DB_Instance イベントの通知を受け取ります。SourceType を指定しても、SourceIdentifier を指定しない場合は、すべての AWS DMS ソースについて、指定したソースタイプのイベントの通知を受け取ります。SourceTypeSourceIdentifier も指定しない場合は、お客様のアカウントに属するすべての AWS DMS ソースから生成されたイベントの通知を受け取ります。

AWS マネジメントコンソール

コンソールを使用して AWS DMS イベント通知にサブスクライブするには

  1. AWS マネジメントコンソールにサインインし、[AWS DMS] を選択します。AWS Identity and Access Management (IAM) ユーザーとしてサインインしている場合は、AWS DMS にアクセスするための適切なアクセス許可が必要です。

  2. 左のナビゲーションペインで、[Event Subscriptions] を選択します。

  3. [Event Subscriptions] ページで、[Create Event Subscription] を選択します。

  4. [Create Event Subscription] ページで、以下の操作を行います。

    1. [Name] に、イベント通知サブスクリプションの名前を入力します。

    2. [Send notifications to (通知の送信先)] 用の既存の Amazon SNS トピックを選択するか、[create topic (トピックを作成)] を選択します。通知の送信先として、既存の Amazon SNS トピックを使用するか、トピックを作成する必要があります。[create topic] を選択した場合、通知の送信先の E メールアドレスを入力できます。

    3. [Source Type] で、ソースタイプを選択します。選択できるのは、[replication instance] のみです。

    4. [Yes] を選択して、サブスクリプションを有効にします。サブスクリプションを作成しても、通知はまだ送信しない場合は、[No] を選択します。

    5. 選択したソースタイプに応じて、イベント通知を受け取る対象となるイベントカテゴリとソースを選択します。

      
                                        コンソールタグタブ
    6. [Create] を選択します。

AWS DMS コンソールでは、サブスクリプションが作成されることが示されます。

AWS DMS API

AWS DMS API を使用して AWS DMS イベント通知にサブスクライブするには