Amazon Elastic Transcoder とは - Amazon Elastic Transcoder

Amazon Elastic Transcoder とは

Amazon Elastic Transcoder では、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) に保存したメディアファイルをユーザーの再生デバイスに対応した形式のメディアファイルに変換できます。たとえば、サイズが大きい高品質のデジタルメディアファイルを、ユーザーがモバイルデバイス、タブレット、ウェブブラウザ、および接続したテレビで再生できる形式に変換できます。

Elastic Transcoder には以下の 4 つの構成要素があります。

  • ジョブは、トランスコーディングの処理を実行します。各ジョブが 1 つのファイルを最大 30 の形式に変換できます。たとえば、1 つのメディアファイルを 6 つの異なる形式に変換する場合は、1 つのジョブを作成することで、6 つのすべての形式のファイルを作成できます。

    ジョブの作成時、トランスコードするファイルの名前、トランスコードしたファイルに Elastic Transcoder によって付けられる名前など、いくつかの設定を指定します。トランスコードする形式ごとに、プリセットと呼ばれるテンプレート (以下を参照) を指定します。テンプレートには、トランスコードしたファイルに使用するオーディオと動画の設定が含まれます。

  • パイプラインは、変換ジョブを管理するキューです。ジョブを作成するときは、ジョブを追加するパイプラインを指定します。ジョブの追加順に、パイプライン内のジョブの処理が Elastic Transcoder によって開始されます。複数の形式にトランスコードするようにジョブを設定した場合は、ジョブで形式を指定した順に Elastic Transcoder によって各形式のファイルが作成されます。

    1 つの共通設定で 2 つのパイプラインが作成されます。1 つは優先度が標準であるジョブ用のパイプラインで、もう 1 つは優先度が高いジョブ用のパイプラインです。ほとんどのジョブは優先度が標準であるパイプラインに入ります。優先度が高いパイプラインは、ファイルを直ちに変換する必要がある場合にのみ使用します。

    新しいジョブの作成時にパイプラインにジョブがすでにある場合、Elastic Transcoder によって最新のジョブがキューに格納され、リソースがそのパイプラインに使用可能になるとすぐにそのジョブが開始されます。パイプラインでそのリソースがすべて使用中である場合は、現在処理中のいずれかのジョブズの処理が完了すると、Elastic Transcoder によってパイプライン内の次のジョブの処理が開始されます。

    パイプラインでは同時に複数のジョブを処理できます。ただしジョブの実行に要する時間は、変換するファイルのサイズやジョブの仕様によって大きく異なります。したがってジョブは必ずしも、作成した順に完了するわけではありません。

    パイプラインを一時停止することで、ジョブの処理を一時停止できます。

  • プリセットは、メディアファイルをある形式から別の形式にトランスコードするための大部分の設定が含まれているテンプレートです。Elastic Transcoder には、一般的な形式 (複数バージョンの iPod や iPhone などに対応) 用にデフォルトのプリセットがいくつか用意されています。デフォルトのプリセットに含まれていない形式用に独自のプリセットを作成することもできます。使用するプリセットはジョブの作成時に指定します。

  • 通知は、ジョブのステータスを知らせるように、必要に応じて Elastic Transcoder と Amazon Simple Notification Service で設定できます。たとえば、Elastic Transcoder によってジョブの処理が開始されたときや、Elastic Transcoder によってジョブが終了したときに知らせるように、さらに、ジョブの処理中に Elastic Transcoder で警告またはエラーが発生したときに知らせるように、設定できます。通知により、ジョブが終了したかどうかを調べるためのポーリングが不要になります。通知はパイプラインの作成時に設定します。

Elastic Transcoder リソースのリージョンの選択

パイプラインやジョブは、特定のリージョンと密接に関連付けられています。パイプラインやジョブを作成する場合、現在のリージョンで作成されます。新しいジョブの作成する場合は、現在のリージョンのパイプラインを指定する必要があります。

Elastic Transcoder リソースとは異なるリージョンの Amazon S3 バケットを指定することもできますが、AWS リージョン間でのファイル転送には追加料金が発生するためお勧めしません。

リージョン間の料金の詳細については、「Amazon S3 料金表」の「データ転送料金表」を参照してください。