Amazon EMR Service Quotas とは

AWS アカウントには、各サービスの制限とも呼ばれるデフォルトの AWS サービスクォータがあります。EMR サービスには、次の 2 種類の制限があります。

• リソースの制限 - EMR を使用して EC2 リソースを作成できます。ただし、これらの EC2 リソースは Service Quotas の対象となります。このカテゴリのリソース制限は次のとおりです。

  • 同時に実行できるアクティブなクラスターの最大数。

  • インスタンスグループあたりのアクティブなインスタンスの最大数。

• API の制限 - EMR API を使用する場合、次の 2 種類の制限があります。

  • バースト制限 — これは、一度に実行できる API コールの最大数です。例えば、1 秒あたりに実行できる AddInstanceFleet API リクエストの最大数は、デフォルトとして 5 コール/秒に設定されています。これは、 AddInstanceFleet API のバースト制限が 5 コール/秒であるか、任意の時点で最大 5 回の AddInstanceFleet API コールを実行できることを意味します。ただし、バースト制限を使用した後で、それ以降の呼び出しはレート制限によって制限されます。

  • レート制限 — これは、API のバーストキャパシティの補充レートです。例えば、 AddInstanceFleet 呼び出しの補充レートは、デフォルトとして 0.5 コール/秒に設定されています。つまり、バースト制限に達した後、API コールを行うには、少なくとも 2 秒 (0.5 コール/秒 X 2 秒 = 1 コール) 待つ必要があります。それよりも前にコールを行うと、EMR ウェブサービスによってスロットリングされます。どの時点でも、スロットリングなしでは、バーストキャパシティと同じ数のコールしか行うことができません。1 秒待つごとに、バースト制限である最大制限 5 に達するまで、バーストキャパシティは 0.5 コール増加します。